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菅野 洋充(宅建士・リフォームスタイリスト)

社会に必要とされ人に役立つ企業を目指します

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公開日:2017年11月16日

菅野です。

 

私道の通行妨害は逮捕される?!

以前にもこんなブログエントリーを書きましたが、大阪の堺市でまた、私道の通行妨害による逮捕者がでました。

ナゼ? 寝転がり女性を妨害 大阪・堺市(FNN)

 

「私有地」通行妨害トラブルが映像に、妻「主人はやる、命のある限り」(MBS)

 

どうやら、自転車に乗って通ろうとした方を押し倒して傷害罪で検挙されたようです。

これ、映像を見ていると通行妨害しているおじさんが

「(地目)宅地や」

といっているのがちょっと気になりました。

ここの登記簿を見ていないので、あくまでも「仮定」のお話になりますが、この道路の共有の仕方にもしかすると、このおじさんが主張する言い分が見えてくるかもしれません。

私道の共有といってもいろいろな共有のしかたがあります。

例えば件の道路が下記のような共有であれば、おじさんの言うことは全くの筋違いになります。

↓こんな共有の仕方もあります。

これだと、自分の家の前の土地を共有者がもっているので、「自分の土地を通るな」と言い張ると、他の方にも「じゃあお前も俺の土地を通るな」と言われてしまい、家から出ることが出来なくなります。

お互いに他人の所有する土地が家の目の前にあるので、お互い様、となります。

 

 

ところで、今回の事件はもしかするとこうなっているとするとちょっと厄介です。

こうなっていても、本来であればおじさんの所有する私道部分は「道路」として使用することを条件に「おじさんち」を建築する許可が出ているので、あくまでも「道路」として利用しなければいけません。

ただ(道路として通行させるか否かは別として)目の前の土地は自分の土地だ、と言い張ることは出来なくはないのですよね。

古い私道に面する物件で、上記のような権利関係の「位置指定道路」物件は、実はけっこうあります。

その中に、家の前の土地に植栽があったり、自動車を停めたりして近隣とトラブルになっているところはしばしばあります。

これがひどいと「位置指定道路」として認められなくなり、その沿道の土地には家が建てられなくなったりしてしまいます。

 

わたしたち不動産のプロでも、私道の取り扱いは厄介なものです。

今回の騒動はとんでもないことですが、実は権利関係にそういった騒動のタネがあったりしますので、注意したいところです。

 

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最終更新日:2018年12月26日
公開日:2017年11月16日

先日のお休みの時に娘から宿題がわからないから教えてい欲しいと要望があり

プリントを見ると答えの導き方が明らかに私の小学生時代と違うことが判明しました。

見慣れない問題の解き方にあたふた!!

娘の算数の答えについて正解しているが問題の解き方が違う私を見て呆れ顔

小学校卒業から30年以上こんなに教え方が違うとはビックリです。

まさにその瞬間に私の頭の中に30年以上前の祖父とのやりとりがデジャブしました。

祖父に「太平洋戦争」について聞くと「大東亜戦争」と答える祖父

このチグハグの会話が時を超えて我が家にも・・・

ゆとり教育が終わり現在の小学生の勉強量はゆとり教育の1.7倍だそうです。

娘のモモちゃんの「勉強道」は果てしなく続きそうです。

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最終更新日:2018年12月26日
公開日:2017年11月13日

皆様こんにちは。《仲介手数料無料》 REDS株式会社不動産流通システムの渡部親三です。

 

都内の不動産は高額ですから住宅ローンの利用は一般的です。

 

CASHで購入される方も多いですがそれ以上に融資を受けて購入される方が多いです。

 

CASHで物件を購入しても、将来物件を売る場合には相手の買主様は住宅ローンを利用する可能性が高いといえます。

 

不動産売買と住宅ローン。

両者は切っても切れない関係にあります。

 

住宅ローンについては、「変動と固定のどちらがいいのか?」といった商品の内容についての疑問に始まり、どの金融機関を選べばよいかといった疑問、審査が不調に終わった場合の契約書上の取扱いについて等々、お客様からの関心も高いと思います。

 

今後住宅ローンについて少しずつ取り上げる予定です。

 

 

今回は不動産取引の流れの中での「住宅ローンの審査のタイミング」についてです。

 

 

一般に不動産取引は、

 

 

1.現地を確認・内覧・検討

2.購入申込・交渉権の確保

3.売買契約

4.住宅ローン審査申込

5.審査承認

6.融資契約

7.決済・引渡し

 

 

という流れで進みます。

 

 

住宅ローンの審査の正式な申込みは、「売買契約の後に」、売買契約書・重要事項説明書等の書類を金融機関に提出して行います。

 

融資する金融機関は購入物件を担保に抵当権を設定してお金を貸し出します。

 

そうすると、購入する物件が融資の担保として適正であるか、評価や遵法性を審査する必要があるわけです。

 

ですから、住宅ローンの申込み、審査は「売買契約の後」に、売買価格等の取引条件が記載された売買契約書と、物件に関する法規制の内容等々が記載された重要事項説明書を提出して行うことになります。

 

 

「人の審査」と「物件の審査」。

 

 

この2つを同時に行うことになります。

 

ただ、実際は購入申込の前後で金融機関の「事前審査」「仮審査」を受けることが多いです。比較的簡素な書類の提出で審査でき、数日で結果も出ます。

 

都銀やローンセンターを抱える地銀等々の多くがこうした制度を準備しています。

 

売買契約前に事前審査をし、売買契約後に正式審査をする。

 

こうした流れが一般的ですので頭に入れておきましょう(例外はたくさんありますが)。

 

 

次回は「ローン特約の意義」について触れたいと思います。

 

 

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

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最終更新日:2021年7月5日
公開日:2017年11月11日

~ こちらの物件は、ご成約となりました ~

 

こんにちは。

売る時も買う時も、不動産売買の仲介手数料が「無料・半額」の【REDS】の小野田です。 

 

新規の売却物件をお預かりしましたので、お知らせ致します。

赤坂タワーレジデンス トップ オブ ザ ヒル

 

気になった方は、お早めにお問合せ下さい。

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最終更新日:2021年7月2日
公開日:2017年11月10日

※こちらの物件はおかげ様で成約済となりました。

 

皆さまこんにちは。

本日ご紹介の物件は「ランドステージヒルズ南馬込」のマンションです。

丘の上に位置する眺望抜群のロケーションです。(海抜約20mの高台)

広ーいバルコニーと日照、通風、眺望が自慢のマンションです。

もちろんペットも可です。

よろしくお願いいたします。

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最終更新日:2020年3月27日
公開日:2017年11月10日

先日一泊二日の社員旅行で山口県へ行ってまいりました。

 

偉人を多く輩出する県で安倍総理をはじめ初代・伊藤博文から、内閣総理大臣の数は日本一。 財界人・文学界でも数多く輩出しているところです。

 

中々このような機会がなければ、行かれない場所でしたが吉田松陰の私塾「松下村塾」や特別天然記念物に指定されている秋吉洞もとても神秘的で、このような機会を作っていただいた会社にとても感謝しております。

 

より一層お客様のお役に立てるよう精進していく次第です。

 

 

 

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最終更新日:2020年3月27日
公開日:2017年11月10日

昨日は午前中にK様の世田谷区のマンションの決済が1件あり、

午後からは世田谷のマンションのI様の契約が1件がございました。

11月現在で数多くの契約と決済をご担当させていただきました。

年末まで残り50日余りでございます。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

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公開日:2017年11月9日

菅野です。今年の社員研修は山口県の萩市に参りました。

吉田松陰先生の松陰神社、松下村塾を見学致しました。

松陰神社

松陰先生の家紋って逆卍(五瓜に卍)なのだそうです。

ヨーロッパの方はビックリするかもしれませんね。

でもこちらの方が古いんですから、堂々としてましょ。

 

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公開日:2017年11月6日

皆様こんにちは。《仲介手数料無料》 REDS株式会社不動産流通システムの渡部親三です。

 

 

 

前回の永井荷風が「秋葉原」とともにその呼称に違和感を持ったもう一つの駅の名前とは―

 

 

正解は「高田馬場駅」です。

 

 

―「タカダノババ」ではなく、「タカタノババ」―

 

 

濁って読ませることに違和感を覚えたようですね。

 

 

「断腸亭日乗」大正15年7月12日の記載です。

 

 

家電のビックカメラやリポビタンDの大正製薬の本社があることでも知られる「豊島区高田」は、現在は「タカダ」と濁って読みます。

 

 駅ができるまではあの辺りは「タカタ」だったようです。

 

駅名の呼称に引きずられて地域の名称(読み方)が変更になったようです。

 

 

「タカタ」というとエアバッグで問題になった某企業や、甲高い社長の声が印象的なTVショッピングの某企業を思い出すくらいで・・・

 

駅の力は大きくて、やがて地域の名称も変えてしまう。

 

そうした例の一つです。

 

 

都営の大江戸線の駅には「若松河田」や「清澄白河」といった町名を2つ合体させた名称の駅があります。当初人工的な感じがして違和感を少し感じましたが、個人的にはもう慣れましたね。

 

 

こうした名称は調整・妥協の産物なのでしょうが、将来は「若松河田町」や「清澄白河町」などという新町名が誕生するかもしれません。

 

 

駅の力はそれだけ巨大です・・・

 

 

現在は町名変更の必要性はなさそうですが・・・

 

 

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公開日:2017年11月3日

菅野です。以下のような記事がありましたのでよろしければご一読ください。

 

「座間アパート9遺体事件」実はいまだ退去者ゼロ

 

最寄駅は小田急線「相武台前」らしいですが、こんな事件があっても出ていく人がまだいないとは、にわかには信じがたいことです。

ただ、昔、私が遭遇した死亡事故物件でも、やはりそのことを理由にお出になられる方はいなかったことを思い出しました。

亡くなられた方は心筋梗塞と思われる孤独死のようでした。

同じアパートの方が「端の部屋から異臭がする。あの人とはここ1、2週間会ってないからおかしい」と、当時いた会社に言いに来られたのを覚えています。

確か、7月だったと思います。

現地アパートに着くと、窓が黒くなっていて、何かとよく見たらすべて「蠅」でビックリ。

家主から鍵を借りて(本当は良くないのでしょうが)鍵を開けて入ると、入居者が座ってお亡くなりになっていました。

畳が黒く変色し、まさに「鼻を衝く」ものすごい臭いだったことは、今も忘れられません。

その後、関係各所に連絡、手配し、その部屋は再度貸し出されることになりました。

もちろん、次の入居者さんにはお部屋で亡くなったことはお話ししましたが、特に家賃を大きく下げることはなくご入居いただいたと思います。

なぜ、そのようなことが出来るのか?

 

それは、そういったアパートは、他を選んで住まわれることが難しい方が、最終的に住まわれるようなところだったからです。

この座間市のアパートもおそらく、そのようなところなのではないかと思われます。

いわゆる事故物件サイトには、そのようなところの亡くなったという記録が意外と載っていません。

そういったアパートは、いろいろなところに実はございます。

昔、火事でたくさんの人が死んだ八丁畷の簡易宿泊所や大久保の○○荘等も、おそらくその類かと思われます。

生活保護受給者は、家賃が出るのでもう少し良いところに住んでいたりします。

いわゆる「ワーキングプア」の方、国民年金受給で生活保護より収入のない方などの「超低所得者」がいろいろなところからはじかれて最終的に、どういう方でも受け入れてくれるこのような物件に辿り着きます。

そういった方は、他に行くあてがないので、出て行ってくれなどと言われてしまうと本当に困ってしまうのです。

本来であれば、セーフティーネットというのはお上の仕事のはずですが、アパート乱立の昨今では古くて誰も住みたがらないようなアパートが、そのような役目を担っているという皮肉です。

 

「捨てる神あれば拾う神あり」というのはあまり相応しくない言い方かと思いますが、そういった物件がないと生きていけない方がいるということを知っていただきたいと思って今回、書いてみました。

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