菅野 洋充(宅建士・リフォームスタイリスト)
社会に必要とされ人に役立つ企業を目指します
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公開日:2021年8月20日
菅野です。
オリンピック開催前にこんなブログを書きました。
本日、日経平均は一時2万7000円を割り込み、今年の最安値を更新しました。
今年の大発会は2万7000円を大きく超えて始まり、2月には一時3万円超えとなった株価ですが、天井を過ぎたのでしょうか。
今年の上半期(1月から6月)は、企業の倒産件数がバブル期に次ぐ低水準だったそうです。
政府や自治体の企業や商店に対する支援金や給付金、緊急貸付などの資金繰り支援が功を奏した形です。
しかし、オリンピックも無観客での開催となり、期待したインバウンドの経済効果については全く望めませんでした。
それに加えて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が深刻となり、株価はオリンピック期間中もパッとしませんでした。
また、オリンピックの開催は人々に誤ったメッセージを送ってしまったようです。
個々いろいろな思いはあるでしょうが、人々は街に繰り出し、人流が増えたことによる感染拡大であることは恐らく間違いないでしょう。
今まで我慢していた飲食店の一部が我慢しきれず営業再開し、そこで飲んで騒いでいる人たちに感染が進んでいるようにも見えます。
また、夏休みで塾でのクラスターが発生し、子供から大人への家庭内感染が増えているとのこと。
東京都で10代以下のコロナ感染も急増 塾や学校でクラスター発生https://t.co/C3Gkjx5CJE
子どもの新型コロナ感染の割合は、新規感染者の急増に伴って、夏休み期間中も減少する兆しがみられません。
— 毎日新聞 (@mainichi) August 19, 2021
家庭内感染からの自宅療養で、お母さんが亡くなる痛々しい事態も報道されました。
東京都は新型コロナに感染した親子3人全員が自宅で療養し、このうち40代の母親が死亡したことを明らかにした。これについて小池知事は「家庭内感染が多いなか、急激に軽症から悪化する例がある」と述べ、酸素ステーションなど、速やかに体制の整備を進める考えを示した。https://t.co/tz668cbeXF
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) August 18, 2021
若年者は重症化しにくいということが、若者の警戒感の薄さに繋がっていることは否めません。
そして感染力の強いデルタ株にウイルスが置き換わったそばから、致死性の強いラムダ株が確認されたそうです。
ワクチンもやっと1回目を打ち終わったかと思いきや、3回目のブースター接種が必要ではないか、などという報道もあり、感染の終息は先行き不透明です。
今秋には任期満了に伴う衆院選挙が開かれる模様です。
これを越えたあたりで、日銀のマネーサプライも一服するのではないかと予想します。
今年の春は、売り惜しみ、売り控えによる供給減で不動産の価格高騰が起きましたが、この後は暴落はしないまでも、価格高騰は落ち着くように思われます。
自民党さんは選挙前までは、とにかく景気減速をしないよう頑張るとおもわれますので、引っ越しや資産の売却を検討されている方は、できれば選挙前にお売りになることをお勧めします。
選挙後にこのままの景気維持ができるかどうかは、分かりません。
国の予算は2年続けて国債頼りの100兆円超です。
日銀が買い込んだETFは8月には37兆2千億円となりました。これは東証上場株時価総額の5%にあたります。
コロナ対策でいろいろ無理をしている財政は、どこかで緊縮に向かう可能性が高いです。
そうなると景気は急激に減速するでしょう。
でも、今までが強いカンフル剤を打ち続けて仕事をしていたようなものですから、必ずどこかにツケが来ます。
その時に厳しい痛手を自分たちが負わないよう、注意深く経済状況を見ていくしかない、と思います。
最終更新日:2022年1月17日
公開日:2021年8月10日
菅野です。
当社のエージェントが出展したという「産経国際書展」、最終日に観覧しに参りました。
実は午後に行ったのですが、最終日が午後2時半までというのを知らず(券にちっちゃく書いてありました)、肝心の作品を見ることができなかった!!
痛恨の失策\(^o^)/オワタ
見ている途中で額を下ろされ始めたので、ものすごい焦って先に走っていったら、先の額はすべて外されておりました。
マジかよ… _| ̄|○ ←ほんとに現地でこんな風になってました。
ごめんなさい!!!!
手前にあった、個人的に刺さった作品2点です。
当社エージェントの作品は残念ながら見ることができませんでしたが、いろいろ感銘をうける作品が多くあって、実際、かなり有意義な時間でした。
ご招待いただきありがとうございました。そして本当にゴメンナサイ。
公開日:2021年8月7日
菅野です。
無観客ながらも盛り上がっているオリンピックですが、今週末で終わります。
お盆休みをとられる方々はこの夏、いかがお過ごしになるのでしょうか。
7月後半より、新型コロナウイルス感染症covid-19の感染拡大が深刻な状況となっています。
8月5日には、東京都の新規感染者数はとうとう、5000人を超える事態となりました。
しかしながら、本日、池袋・渋谷・横浜の各営業所を臨店した際に、どの駅周辺もかなりの人出があり、あまり危機感は感じられていない様子に見えました。
注目するデータに「一日の死者数」があります。
現在、感染者数はウナギのぼりとなっていますが、一日の死亡者数は7月初旬からほぼ横ばいとなっています。
これは、重症化しやすい高齢者へのワクチン接種が進み、若い方へのワクチン接種も始まっていることが影響していると考えられます。
ただ、現在流行している「デルタ株」と呼ばれる種は非常に感染力が強く、ワクチンを接種していても罹患するとのこと。
ワクチンは重症化を防ぐ効果はあるものの、蔓延を防ぐ効果は無いとのデータが示されているようです。
ですので感染拡大防止のために、マスク着用、手洗い、三密の回避は、引き続き必要となるものと思われます。
ただ、死者数の拡大がみられない現状をみれば、今までと同じようにやみくもに恐れ、とにかく自粛、営業停止などという状況ではないと考えます。
そろそろ「withコロナ」「新しい生活様式」を真剣に考え、今まで一方的に悪者とされてきた飲食店について、きちんと対策を講じているところに関しては通常営業を認めていくべきである、と考えます。
そういったことを行っていくのに必要不可欠なのは「ワクチン接種」であることでしょう。
NHKのデータによると、日本のワクチンを1回以上接種した人の割合は45.93%、接種完了した人の割合は32.86%とのことです。(2021年8月7日現在)
菅総理が7月30日に会見で述べた「8月末には2回接種完了した人の割合が4割を超えるように取り組む」という目標は、現在の状況をみればおそらく達成できるでしょう。
これはあくまでも通過点として、より多くの人にワクチンを接種してもらい、できるだけ早く国民の皆さんが「withコロナ」の生活を送れるように政府や自治体の方々には頑張っていただきたいと思います。
また、埼玉県では
「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)認証制度」
という、一定基準の感染防止措置を講じている飲食店への認証制度を始めました。
これは東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」と違い、県職員が実際に店舗を視察確認した上での認証である、ということです。
もちろん、認証後に感染防止対策がおざなりとなる懸念はなくはないのですが、やはり保健所から営業許可を受けるときのように、県職員にて基準がクリアされているか確認がなされているというのは大変心強いもので、ただ自分でチェックして簡単に発行できる虹の紙とは訳が違います。
東京都でこれを行うのは難しいだろう、と思われる方もいるかもしれませんが、皆の自主性に頼った現状がこの感染拡大であることを考えれば、一定基準を公で決めてクリアした店舗は営業を認める、というやり方のほうが現状に副った方法ではないかと思います。
実際、飲食店は、食品衛生法により保健所長から営業許可を受けて営業しています。
この食品衛生法に新型コロナ特措法を絡めたり、もしくは許可要件となる施設基準を感染拡大防止に沿った形で追加することもできるのではないでしょうか。
飲食店側も一律営業自粛より、やれることをやって営業再開できることを望んでいるはずです。
「withコロナ」「新しい生活様式」が市民生活に深く浸透することにより、以前に近い形での経済活動が復活してくるものと思われます。
「K字」から「J字」回復となるにはやはり「ワクチン」「withコロナ」が重要であると思います。
私は、ランチについては毎日、必ずお店で食べるようにしています。
本当に申し訳ないのですが、出来るのはそんなことしかないのです。
この苦境のなか、頑張って歯を食いしばって営業継続しているすべての飲食店の皆さんにエールを送りたいです。
今年の年末は昨年のような寂しい年末にしてはいけない、と思います。