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菅野 洋充(宅建士・リフォームスタイリスト)

社会に必要とされ人に役立つ企業を目指します

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公開日:2024年3月15日

REDS不動産流通システム、宅建マイスター・宅建士の菅野です。とうとう日銀総裁も認めるインフレ基調がやってまいりました。

NHK 日銀 植田総裁 “2%の物価目標少しずつ確度高まる”
NHK 日銀総裁 “今後も物価上昇続く デフレでなくインフレ状態”

今回はインフレ時に不動産を購入する場合の注意点と、インフレでどんどん不動産価格が上がっていく中、どうしたらできるだけ安く購入できるかを考えていきます。

インフレと不動産

インフレと不動産価格の関係について

インフレとは物価が上がっていき、相対的に貨幣価値が下がっていくことです。このため単純にお金を貯金していると、貯金したお金の価値はどんどん下がっていくことになります。例えば、2%の物価上昇率が続いた場合、100万円のものは10年後には122万円を出さないと買えないわけですが、100万円をタンス預金していた場合、貨幣価値は81.9%となり、約18%分も価値が目減りしてしまいます。

そのために人はお金を価値の下がらない、むしろ価値が上がってくれそうなものに変えようとします。インフレに強い資産として挙げられるのは、株や投資信託などの有価証券、外国債などの外貨建て資産、不動産や金などの現物資産、仮想通貨などといわれています。

そういったことで、インフレのリスクヘッジとして不動産を購入される方が増え、そのためにさらに不動産価格が上がるというスパイラルが起こっていくわけです。

インフレ基調下で不動産を購入するときの注意点

インフレ基調下で不動産購入を検討する場合、以下の点に注意することが重要です。

1. 金利の変動に注意:インフレ時には中央銀行が金利を引き上げることが一般的です。これは、住宅ローンの利率も上がることを意味し、購入後の支払いが予想よりも高くなる可能性があります。金利の将来的な動向を考えて、固定金利と変動金利のどちらがより適しているかを検討することが大切です。金利がまだ低いうちに固定金利でローンを組むということも、今後は検討するに値すると思います。

2. 価格の適正性の判断:これは非常に難しいところですが、不動産価格が大幅に上昇している場合、その価格が適正であるかどうかを慎重に評価する必要があります。市場価格が将来的に下落するリスクを考慮し、長期的な視点で購入する価値があるかどうかを判断することが重要です。立地、環境、マンションのグレードや設備など、バリューのある物件を選ぶことも重要です。

3. インフレによる物価高騰の影響を考慮する:インフレは物価が上昇しますので、もちろん不動産の維持管理コストも上昇します。税金、保険、修繕費用などのコストが増加する可能性があるため、これらを将来の費用予測に含める必要があります。

4. 賃貸市場の状況を理解する:投資目的で不動産を購入する場合は、賃貸市場の動向を把握しておくことが大切です。インフレにより賃料が上昇する可能性があるものの、同時に空室率が高くなるリスクも考慮する必要があります。物件周辺の賃貸需要に関する情報は鵜の目鷹の目で確認することが必要です。

5. 流動性を確保する:不動産は流動性が低い資産です。将来的に資金が必要になった場合に素早く売却することが難しいかもしれません。資金をすべてつぎ込むのではなく、リスクヘッジとしての現金の用意はされておくのが吉です。

6. 専門家の意見を求める:不動産市場は複雑であり、地域によって異なる特性を持っています。不動産エージェントやFPなどの専門家に相談し、適切な判断を行うための支援を求めることが推奨されます。REDSではそれぞれの担当者が複数の資格をもち、お客様にさまざまなアドバイスを行うことが可能です。

7. 長期的な視野を持つ:不動産への投資は、一般に長期的な取り組みとなります。短期的な価格変動に一喜一憂するのではなく、長期的な価値の向上を見据えた判断を行うことが大切です。

インフレ期に価格高騰する不動産をいかに安く購入するか

正直なところ、インフレ時はあからさまな売り手市場となってしまいがちで、価格を安く買うというのは非常に難しいときであると言えます。そんな時期でもできるだけの努力をして、なるべく安く買いたいというのが人間心理かと思います。その努力のいくつかを書いていきます。

1. 穴場を探す:不動産市場は地域によって大きく異なります。広範囲にわたって市場調査を行い、価格がまだ比較的安定しているエリアや、価格が下落傾向にあるエリアを見つけ出すことが重要です。また、売りに出されてから時間が経過している物件は、価格交渉の余地がある場合が多いといえます。

2. 未公開物件を探す:まだ一般に公開されていない、いわゆる未公開物件を探すことも一つの方法です。これらの物件は競争が少ないため、より有利な価格で購入できる可能性があります。不動産エージェントに連絡を取り、こうした機会がないかを探ってみましょう。ただ、世間でいわれる「未公開物件」の99%は実は「未公開」でないこともご注意ください。本当の「未公開物件」に当たる確率は、非常に低いといえます。

3. 強固な資金計画を立てる:現金での購入または大きな頭金を用意することができれば、売主にとって魅力的な買い手となります。売主は、購入手続きがスムーズに進む現金購入者を好むことが多く、価格交渉において有利な立場に立てることがあります。また、現金はいちばん強いのですが、住宅ローン事前審査を自分の借りられる最大の金額で通しておくというのも一つの方法です。強い与信は交渉のための要素として持っておくと有利です。

4. 価格交渉に取り組む:売主の事情を把握し、売却を急いでいるかどうかを判断します。急いでいる売主であれば、価格交渉の余地があります。また、物件の問題点を指摘して価格を下げさせる戦略もある程度は有効ですが、やりすぎると売主の機嫌を損ねて逆に購入できなくなるような事態も起こりますので、注意が必要です。

5. 適切なタイミングを見極める:不動産市場には季節性があります。たとえば、梅雨時期(6~7月)や初冬(11~12月)は購入希望者が減少する傾向にあるため、売主が価格を下げる可能性が高くなります。市場の動向を注視し、購入のタイミングを見極めることが重要です。

6. 仲介手数料やその他の購入時費用を抑える:どうにも価格交渉がうまくいかないという場合は、仲介手数料だけでも抑えるしかありません。REDSを利用すれば、仲介手数料については必ず安くできます。また、それ以外に登記費用を抑えるため、比較的報酬の安い司法書士を使うなども検討するとよいでしょう。住宅ローンの諸費用については、最初に大きく支払うほうが、借入期間によっては安く済む可能性もありますので、住宅ローンに詳しいエージェントにご相談することをお勧めします。

結論、REDSを使ってできるだけ安く不動産を購入してください!

REDSなら、経験と知識が豊富で交渉やアドバイスができるエージェントがいます。もちろん仲介手数料は必ず割引、最大無料ですので、それだけでも大きな節約になります。我田引水なブログではございますが、REDSはインフレ基調でもずっとお得でお客様本位を貫いてまいります。

 

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