菅野 洋充(宅建士・リフォームスタイリスト)
社会に必要とされ人に役立つ企業を目指します
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公開日:2022年5月27日
菅野です。
実は、4月の初旬から、いたずらの問い合わせが頻発しています。
中身のない問い合わせを捨てアドを入力して送信するというものです。
幸いにも、4月より新しい顧客管理ソフトを導入していることで、なんとか対応できている状況です。
すでに当社の所轄である日本橋警察署に相談し、いろいろご確認いただいているところです。
送信元のIPアドレス等はすでに取得しており、わりと簡単に犯人は特定できるのではないかと考えております。
いちおう、いろいろなところのフリーWi-Fiなどを利用している様子が見えますが、近いところからの送信が頻繁に見受けられ、なかなか偽装って難しいのだな、と考えさせられております。
インターネットって匿名かと思いきや、実はそうではないのだな、と実感しております。
ときどき、遠方に行った際にいたずら送信したりしている様子も見受けられ「旅行でも行っているのかな?」とか思ったり(笑)
また、犯人は楽天市場を利用して販売しているショップの従業員の可能性があるようです。
(これ、お客様からのメールを流用している可能性があり、本件は犯人の勤務先からも何かしらのペナルティを受けそうです。)
当社損害についても弁護士他、関係各所にご相談し、犯人を特定しだい損害賠償請求する形となるかと思います。
たくさん送信すればするほど、こちらの損害は増えます。
まあ、首を洗ってお待ち下さい、という今のところのご報告になります。
公開日:2022年5月17日
菅野です。
いわゆる「キラキラネーム」について、法で一定の基準が定まる模様です。
「キラキラネーム」どこまで?
名前の漢字表記
読めない名前もありますよね。戸籍の氏名の読みがなをどの程度まで自由に認めるか。
3つの案が示されました。https://t.co/i7WqxA6b7a
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) May 17, 2022
こちらは、戸籍に「ふりがな」を記載することについての法整備に関して、法制審議会が3つの案を出したという記事です。
こちらの記事のほうがその案についてはわかりやすいですね。
【1000RT】
戸籍記載 キラキラネーム容認へ#Yahooニュースhttps://t.co/JGwrCGrJG1— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 17, 2022
容認へ、と書いていますがそのようには思えない内容です。
1,権利の乱用や公序良俗に反する場合を除く
2,音訓読みか慣用で読めるか、字義との関連がある
3,音訓読みか慣用で読めるか、あるいはそのいずれでなくても、字義との関連があるか、正当な理由がある
読売の記事では2が一番厳しいとのことですが、3の命名の「正当な理由」ってかなり難しいですよね(笑)
以前「悪魔ちゃん騒動」というのがあって、自身の子に「悪魔」と名付けた親がわざわざマスコミに公表し、バッシングを受けたという事件でした。
いろいな意見があると思いますので、私の見解は割愛させていただきますが、その後もいろいろと特異な命名が某掲示板で話題となっていたこともありました。
そのころは「キラキラネーム」とは言わずに「DQN(ドキュン)ネーム」と言われていたのですが、いまだにその時代の掲示板ページがどうやらあるようです。
(リンクは掲載しません)
ちなみに「DQN」というのは、インターネットスラングで「非常識な人」(非常に柔らかい表現ですが)という意味です。
実際に、酷いというか凄い名前がたくさんあるようです。
子に親は選べないとはいいますが、実際にそういった名前でいじめにあったり、コンプレックスを持ったりしてつらい思いをする方もいると聞きますし、改名なされた方もいらっしゃるそうです。
ある程度の基準のようなものは、もしかすると必要なのかもしれません。
ところで、戸籍に「ふりがな」がないということを皆様はご存じでしたでしょうか。
相続を経験するなどしないと、なかなか戸籍というものには触れることは少ないと思います。
実際、どのように管理されているかというと、昔の戸籍については「画像」で管理されているようです。
これは、そのまま活字に起こすことが難しい文字が多数、使用されているからです。
現代でも「辺」という字は「異体字」が数多く存在していて、当社でも売買契約書を作成する場合等に非常に気を使います。
「邊」や「邉」の仲間たちはUnicodeではどこまで包摂されるのか/帰ってきた?Unicode刑事〔デカ〕リターンズ
また、かなりご年配のかたで「変体仮名」という文字を使用した名前を見かけることがあります。
これは読めない!
変体仮名 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキペディアの記事の下の方に例があり、「高野切の変体仮名の例」を見ると
どう見ても「さ」なのに「き」
どう見ても「け」なのに「つ」
どう見ても「そ」なのに「は」
どう見ても「わ」なのに「り」
相続がらみで古い戸籍を見る機会があり、この変体仮名が使用されていてなんと読んだらいいのか全く分からないことがありました。
この変体仮名は登記簿にもそのまま記載されていて、古い保存登記の所有者名にこの変体仮名があった場合
「所有者見つからんぞ、これ」
という感じです。(大体、明治大正のひと)
まあそんな感じで、漢字や変体仮名など様々な字で戸籍を管理するのは、デジタルだと非常に厳しいため、ふりがなをつけて五十音で管理するのが簡単だ、ということになったわけです。
戸籍のふりがなの義務化については、伝統だなんだと言わずに、速やかに行っていただきたいものですね。
公開日:2022年5月8日
菅野です。
異動がありまして、5月より完全内勤となり、土日にお休みをいただくようになりました。
そうしましたら、今まで見ていた時間帯とは違ったテレビ番組を見る機会があり、日曜日にフジテレビの
「ザ・ノンフィクション」
という番組を見ることができました。
今回、題名は
という、横浜市のとある不動産屋さんのお話でした。
こちらの業者さんは、東急田園都市線「青葉台」駅最寄りのアオバ住宅社さんという会社で、齋藤瞳さんという方がおひとりで営業されているようです。
障がいをもっていたり生活保護を受給されていたりという、部屋を借りるのが困難な方がこちらを頼ってこられるそうで、そういった方に「無理」と言わずにお部屋探しをしてあげるという仕事をなされている業者さんなのだそうです。
番組では、精神障害を持つ息子さんと高齢のお母さんが現在の家の立ち退きを迫られていて、その引っ越しのために奔走する様子が流れておりました。
お引越しをしなければならないご本人たちは、なかなか状況を客観的にみることができず引っ越しに後ろ向きで、それを心配しているのになかなか分かってもらえないもどかしさ、が感じられて、私も昔の経験を思い出してしまいました。
以前、このようなブログ記事を書きました。
私も、以前いた不動産業者で生活保護の方や、低所得の方の賃貸仲介を何度か担当しましたが、本当に大変でした。
賃貸の仲介って、報酬(いわゆる仲介手数料)は基本的に賃料の1か月分なんですね。
家賃48,000円の困難な状況のお客様でも、家賃16万円の大手企業の社宅でも仲介手数料は基本、1か月分なのです。
しかも、断然、大手企業の社宅のほうが入居審査は通りやすいのです。
番組内でも
「(生活保護は)物件が100件あれば90件は断られる」
と、精神障害をもつ息子さんが、電話でアオバさんとは別の業者に言われるシーンがありました。
これは本当のことです。
こういった難しい条件の方が借りられる物件を探すには、聞いては断られ、を繰り返していく大変な労力が必要となります。
それでも、仲介手数料は賃料の1か月分です。
ちなみに、横浜市の生活保護の住宅扶助月額(家賃の上限)は、単身者で52,000円、二人入居で62,000円だそうです。
これが仲介手数料の上限となるわけです。
そしてアオバさんのある青葉台駅周辺は高級住宅地ですので、この家賃の物件を探すことがまず、大変だろうと推察します。
こういったお仕事は、実際のところ、賃貸仲介をやっていると少なからず経験するのですが、皆、積極的に引き受けようとはなかなか思えないお仕事です。
普通に考えれば「福祉事業」ですので、公共の機関が行うべき仕事だと思います。
ただ、役所や社会福祉協議会などの公共団体だけでは手に負えないのが実態です。
また、お客様一人ひとりの状況についてそれぞれ違った困難があり、それに対応するのもかなり大変で苦労が絶えないだろうと思われます。
どうか、齋藤さんにおかれましては、ご自身を大切にしながら頑張ってほしいと思います。
本当に頭が下がる思いです。