菅野 洋充(宅建士・リフォームスタイリスト)
社会に必要とされ人に役立つ企業を目指します
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公開日:2022年3月24日
菅野です。
アメリカFRBはとうとうゼロ金利政策を解除しましたね。
アメリカ??さん、いよいよですね?
USドルに対する円安は20年程前の130円まで進む恐れがあり、政府も許容範囲なのかもしれません?
いくら日銀が頑張ってもグローバルに経済が動いている昨今、日本も影響を受けること必至です?
特に住宅ローン変動金利の方は要注意?#金利https://t.co/PmMZfBTRBW— yuichi kikuya (@KikuyaYuichi) March 17, 2022
それにともない、住宅ローン金利は30年固定で4.5%!まで上がったそうです。
アメリカ不動産 住宅ローン30年固定金利が4.5%へ
⇒ https://t.co/pEBSWempsy #アメブロ @ameba_officialより— アクシスグローバル (@AxisGlobal1) March 18, 2022
一方、不動産バブルの懸念があり金融の引き締めを行った中国は、住宅ローン金利が下がっています。こちらは先月の記事ですが、
金利を引き下げて4.8%!!です。
日本はどうでしょう。今月のフラット35の金利が2か月連続で上がったとニュースになりました。
3月のフラット35最頻金利、2ヵ月連続で上昇。 https://t.co/SYMGIbBr06
— 不動産流通研究所 40th (@fudosanryutsu) March 1, 2022
最頻金利が1.43%です。これは2000年台の銀行住宅ローン金利より低い値です。
こちらのSBIさんのサイト「イー・ローン」で1985年以降のローン金利の推移が確認できます。
日本だけがいまだに低金利なままなのは、日銀が「マイナス金利政策」を解除しないことが原因です。
今回のウクライナ侵攻の影響による原材料不足、それに伴う輸入原材料やエネルギーの価格高騰のあおりを受けて景気は悪化へと向かう様相です。
長く続いた日銀のマイナス金利政策ですが、景気の回復傾向はそこそこでしかなく、銀行の経営への圧迫だけが目に付きいろいろな弊害をおこしています。
銀行という業態は基本的には「金貸し」です。お金を貸してその利子で儲けているわけです。
その金利が低いということは貸出金額あたりの儲けが減るということで、たくさんのお金を貸していかなければ儲からないということになります。
そのため「貸出競争」が発生します。
(もちろん法律違反はダメですが)スルガ問題をはじめとするさまざまな金融機関の不正融資事件はこの異常な低金利が遠因であったといえるわけです。
そして「マイナス金利政策」とは、預金をすると利子をもらえるどころか、逆に払わないといけなくなる金利政策です。
預金するとお金が減っていくということになるため、それじゃ預金はやめようという方向に働きます。
そうすると現金が流通しやすくなる、という目論見なのですが、実際のところそうなっていないのです。
原材料や輸入製品の価格高騰は、物不足だけでなく円安も影響し非常に深刻です。
このさまざまな物の価格高騰により「コストプッシュ型インフレ」が起き、それが「スタグフレーション」へと変化していくのではないかと予想されています。
「コストプッシュ型インフレ」というのは、企業等のコストアップが原因のインフレのことで、対義語は「ディマンドプル型インフレ」で需要が増大することが原因のインフレを指します。
スタグフレーションというのは、インフレと不況が同時に起こる現象のことで、第一次オイルショックはこのスタグフレーション状態だったといわれています。
アメリカの場合、同じコストプッシュ型インフレでも人手不足による賃金上昇が原因のひとつのようです。
しかし日本は、大手企業が春闘満額回答などと報道されるも、庶民にはこの賃金上昇の風が吹いてきている様子は全く見えません。
賃金以外のコストアップが企業を苦しめ、それが逆に賃金を削る原因になってしまうと最悪です。
不況下に金利は上がりません。金利を政策で上げてしまうと、資金調達がしにくくなるため金詰りで倒産する企業が増えてしまいます。
かといって金利が低いままでは、円売りによる円安を一段と強め、輸入原材料やエネルギーはますます高くなってしまうでしょう。
八方ふさがりとも思える経済状況で、岸田政権は「新しい資本主義」をどう展開していくのでしょうか。
岸田総理の手腕が問われます。
公開日:2022年3月14日
菅野です。
今日は暑かったですね!
関東も夏日になり、宮崎では28.4度Cまで気温があがったそうです。
そこで待ち遠しいのが
です。
やっぱりノーネクタイは楽ですしね!
でも、昨年に「クールビズ」がなくなった?なんて声もちらほら聞こえてきました。
本当なんでしょうか?
結論としては、無くなっていません!!
無くなったのは「政府が定める期間」です。
これは以下のページを誤解した方が「クールビズがなくなった」と言っているのだと思います。
こちらによると(以下引用)
コロナ禍で働き方の多様化の進展や、気候変動の影響とも考えられる季節外れの暑い日の増加といった変化が見られるとともに、地域による気候の違い等もあります。さらに、2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、一人ひとりのライフスタイルを脱炭素型へと転換していただくことも必要です。
このような状況を踏まえ、これまでのように政府が全国一律の実施期間の設定を行うことはせず、個々の事情に応じた、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2対策として「クールビズ」を呼び掛けていきます。(引用終わり)
とあり、一律でクールビズの期間を決めずに「暑いときは脱ぎ、暑くなければ着ればいいじゃないか」というような方向にシフトした、ということです。
ただ、日本人って一律横並びが好きな人が多いですし、また未だに化石のように「ノーネクタイはダメ」という人もいらっしゃるようですので、政府が期間を決めるということについては一定の役割があったように思われます。
【クールビズとは】
地球温暖化対策の一環として、平成17(2005)年度から政府が提唱する、過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル。
室温の適正化とその温度に適した軽装などの取組を呼び掛けています。軽装以外の取組としては、これまでは、省エネ型エアコンへの買換え、西日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなど、具体的なアクションなどを推奨してきました。
とあるように、カーボンニュートラルの実現に向けて非常に重要な政策であると思いますので、その精神を忘れずに令和4年度も取り組みたいですね。
最終更新日:2022年3月6日
公開日:2022年3月5日
菅野です。
明日は「東京マラソン2021」開催日です!
(再延期がなんとか実行できてよかったですね!)
朝9時に東京都庁前からスタートし、都心を縦横無尽に走り回って、最後は皇居(大手町)にゴールします。
警視庁の交通規制ページ
東京マラソンウェブサイト
こちらを見ていただくとわかるのですが、都心のど真ん中、皇居北側の靖国通り・外堀通りを西から東に走っていき、東部は中央通りをメインに新大橋通り、清洲橋通り、江戸通り、清澄通りを通り、中央通りに戻ったら銀座から日比谷通りを田町折返しで戻ってきて最後、大手町という順路です。
このコースですが、もちろん横断できません!!
これは車だけでなく、歩行者もです!
上記ページに通行規制の時間が書いてありますが、一番遅くて21時!まで通行止めとなります。
明日、都心にご用事のあるかたはご注意ください!
目の前のコンビニにいきたいんだけど・・・っていうのも、歩道橋や地下鉄の出入り口などで迂回が必要です。
秋葉原なんか、上野広小路経由のシャトルバスが出ているそうですので、けっこう大変かもしれませんよ。