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菅野 洋充(宅建士・リフォームスタイリスト)

社会に必要とされ人に役立つ企業を目指します

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公開日:2013年10月14日

 

青空に飛行船が浮かんでいました。

肉眼では大きく見えましたが、写真を撮ると小さくなってしまいました。

秋の少し深い青色の空に小さく広告が映えてました。

 

AKIBAヨドバシ上空

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公開日:2013年10月5日

たまには不動産に関することも書かなくてはいけないと思い、最近思うことを書かせて頂きます。

ご自宅を購入しようとお考えの方で、手元資金が無い方は必ず、諸費用分は貯金してから購入しましょう。

くれぐれも「諸費用ローン」には手を出してはいけません。

何故か?というと

1,金利が高いから

住宅ローンはいま、最安ともいえる金利の安さです。都市銀行の通常の優遇金利は0.775%(変動金利)という感じで、1年で利息1%を下回る安さです。

しかし、諸費用ローンは店頭金利が適用されます。都市銀行の店頭金利は2.475%(変動金利)です。

これを金額に換算するとわかりやすくなります。

住宅ローン2000万円の0.775%は155,000円

諸費用ローン200万円の2.475%は49,500円

借りた金額は10分の1なのに、利息は約3分の1にしかなりません。

住宅ローン、諸費用ローンで合計2200万円借りると、利息の4分の1が諸費用ローンの利息になってしまうのです。大きい負担です。

 

2,物件の価格以上の借金をしてしまうから

購入の際に、この家を終の棲家にしようと考える方は多いかもしれません。

しかし、人生は何が起こるかわからないもの。給料も右肩上がりの時代ではなく、ローンの支払いが厳しくなってくることもございます。

その時に仕方なく売却を考えることになると、普通は住宅ローンを全額支払い、少し手元に残ればなぁ、と考える方がほとんどかと存じます。なかなか住宅ローン残額より安く売れても良い、残りは支払います、という方はおられないと思います。

でも、家はどんどん古くなります。古くなれば普通は建物の価値は下がります。物件は購入時と同じ値段で売ることも本来は難しいものです。

そこに、「諸費用ローン」の借り入れが上乗せになってしまいます。もともと住宅ローンは物件購入価格に対する貸出しですから、価格目一杯まで借りても、不動産の価格以上は貸さないのです。しかし「諸費用ローン」を使うということは、この目一杯の借り入れにさらなる上乗せで借りる形になり、不動産の価値以上の借金をしてしまうことになります。

売却をしようとすると、その上乗せ額についても返済をしなければ売れませんから、必然的に売出価格は高くなり、相場以上の価格になってしまえば割高ですから当然のごとく売れません。返済が厳しくなっても処分すら難しくなってしまうのです。

 

以上の理由から、私は諸費用ローンを使ってまで、お家を購入されることはおすすめ出来ません。無理をしてまでマイホームは買うものではないと私は思っています。

資金計画についても、僕らに相談してくださいね。

損をしないよう、一緒に慎重に考えましょう。

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