菅野 洋充(宅建士・リフォームスタイリスト)
社会に必要とされ人に役立つ企業を目指します
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公開日:2020年5月29日
菅野です。
先週、こんなニュースが入ってきていました。
東京23区のマンション、全面積帯で家賃大幅上昇 | 最新不動産ニュースサイト「R.E.port」
これはアットホームの調査だそうで、アットホームのニュースリリースを確認してみました。
23区のマンションのデータを貼ります。
なんと、こんな状況にも拘わらず、がっつり値上がりしちゃってます。
50㎡以上のファミリータイプは3月と比べても上がっている状況で、前年同月比で1万円以上も上がっています。
なるほど、これではゴールデンウイーク中から弊社に購入の問い合わせが殺到していたことも納得です。
家賃は値上がりしますが、住宅ローンの金利は低いままで価格は下がり気味ですので、どう考えても買ったほうが得する状況です。
しかも、新型コロナウイルス対策で給付金をじゃぶじゃぶと出しているので、インフレに向いていくことが予想されます。
そうすると一時的な需要減少で下がり気味だった不動産価格が、一気に上昇に向かう可能性が高くなってまいりました。
家賃補助って他に使えないから、右から左へと大家に流れていくだけですからね。
しかも、一時的に家賃補助を受けてしのいでも、また家賃支払い日は来るんです。
こんな状況でも、部屋を借り続けますか?
買える人は早く買うに越したことはない、と思いますよ!!
公開日:2020年5月25日
菅野です。
とうとう関東一都三県と北海道の緊急事態宣言も解除となり、「日常」への第一歩が踏み出されました。
おそらく6月には満員電車が復活し、街に人があふれ出すことでしょう。
人間は「忘れる」動物です。
東日本大震災のとき、タワーマンションの上階に住む人たちは停電や長周期地震動等で大変な思いをし、たくさんの人が高層階を投げ売って低層のマンションや一戸建てへと移り住んでいきました。
しかし、時が経つと当時のことは語り継がれることもなく忘れ去られて、再びタワーマンションの上階は価格上昇しています。
ゴールデンウイーク直前、4月27日の毎日新聞の記事です。
外出自粛やめると15日後に感染者増も 「努力が水の泡に」東大准教授試算
感染者数が収束に向かっているとはいえ、おそらく外出自粛を完全に止めてしまうと、感染者数は再び増加していくのではないかと危惧されます。
ただ、ワクチンが出来るまで自粛を継続してしまうと日本の経済が持たないので、今回の解除のタイミングは落としどころであったのだろうと思います。
ここからは、感染者数抑止と経済活動の復活を併せて行わねばならず、綱渡りのような政治のかじ取りが必要になっていくでしょう。
もし再び感染者の増加傾向が認められた場合には、またあの苦しい自粛生活に逆戻りしなければならなくなります。
私たちはワクチンが流通するようになるまで、バランスをとりつつ感染の防止に努めなければなりません。
今までの自粛期間の延長で出来るだけ「3密」を回避し、不要不急の外出を減らし、人との接触を避ける行動様式を続ける必要があります。
新型コロナウイルスがなくなったわけでも、怖くなくなったわけでもないのですから。
また、自粛期間中に問題となった「自粛警察」は、解除後「コロナ警察」に変わるでしょう。
もし営業を開始した店や会社などで新型コロナウイルスの感染者が出た場合、それはおそらくネット上で特定され「コロナ警察」のバッシングが容赦なく浴びせられるでしょう。
新型コロナウイルス感染症は、そのものの危険だけでなく「社会からの非難」という危険もはらんでいるのです。
そういった意味も踏まえ「COVID-19には絶対に感染しない」という強い決意と覚悟で社会生活を営んでいかなければなりません。
まだ忘れるには早いのです。本当の「日常」が訪れるまで、我慢は続きます。
最終更新日:2020年5月9日
公開日:2020年5月8日
菅野です。なんと
夫婦で申し込んで、嫁が当たりました。
(おまえやないのか~い)
もんげー嬉しいです。
サージカルマスク50枚入り1箱が送料込みで4000円弱と非常に高い!!ですが、これは記念品として1箱買わせていただきます。
届いたら感想をアップしたいと思います。
ところでアベノマスクです。
実は、待ってるんですよね~
首をながーーーーーくして、待ってるんですよね~
ガーゼマスクで滅菌処理済みのはずなのに、誰かがカビが生えているだとか、汚れているだとか言い出して全品検査することになったので、配布が遅れているそうで。
(そういうこと言い出すひとは基本的に要らない人、待っていない人で、なぜそういう人のところから配布されだすのか?と非常に疑問ではありますが)
そうこうしているうちに、市中には在庫マスクが出回りはじめましたね。
ゴールデンウイーク(もといSTAYHOME週間)の直前から、少し高めの値段であちらこちらからマスクが売りに出されてきて、渋谷の街中ではよくわからない会社の入り口に会議用机を置いて50枚入りが3箱1万円(髙!!)なんて紙に手書きで書いてあったりして、便乗しまくっているなーと思っていました。
まあそのうち投げ売りするだろうなと思っていたら案の定、今では1枚20円くらいの単価まで下がってきています。(それでもコロナ前より高いです。)
マスク転売禁止とアベノマスク配布が効いているのは間違いないのでしょう。
こういった火事場泥棒的やり方を許さないという施策は、高額転売の状況を苦々しく感じていた身としては、溜飲が下がります。
アベノマスクとシャープマスク、どっちが先に到着するのか?
結果は後程、ご報告させていただきます。
公開日:2020年5月4日
菅野です。
先ほど、改正新型インフルエンザ対策特措法に基づく「緊急事態宣言」の期限延長が正式決定されました。
期限を5月31日まで延長するとのことです。
正直な私の気持ちとしては、本当に経済が心配です。
今年の4月は本当に酷い月でした。
ニュースも暗いものばかりで、全世界的な不況となり、閉店する店、自営や中小企業で立ち行かなくなってしまった方が多数おられます。
時々使わせていただいていたお店が、この状況に耐え切れずに閉店してしまうのを見るのは、とにかくつらいです。
安倍総理は「持久戦を覚悟」とおっしゃっていましたが、今の状態は各戸「籠城戦」を強いられている状態です。
「籠城戦」とは、とにかく持ちこたえて援軍が来るのを待つ、という戦法です。
はやく籠城している皆さんに援軍を送ってほしいです。
とにかく今は「有事」であり「平時」ではないのです。
戦争反対を掲げる人の中にも、新型コロナウイルスと戦っている人がいるかもしれません。
どこかの元首が演説していたとおり「新型コロナウイルスとの戦争」を今している、と思っています。
太平洋戦争の敗因の一つに「兵站の軽視」があったと言われています。
まずはマスクと一人10万円の支給という補給を速やかに行い、その後も次々と手を緩めることなく補給を続けていただき、兵站をしっかりと確保していただいて、日本国民全員で新型コロナウイルスの包囲網を打ち破ることができるようにしていただきたい。
新型コロナウイルス感染症に罹患しなくても、ご飯が食べられなければ人は死んでしまいます。
みんなで乗り越えよう!のスローガンだけでは、乗り切れません。
公開日:2020年4月27日
菅野です。
今年のゴールデンウイークは「STAY HOME 週間」として家にいましょう、と小池都知事が発表、お願いしています。
弊社の坂爪は鎌倉市在住ですが、聞いたところ先週末もかなりの人出があったそうです。
各地の観光スポットでは、駐車場を閉鎖して観光客が来ないように対策したものの、路上駐車がひどくなり、地元民は困っているとのことです。
観光スポットだけでなく、ホームセンターやスーパーなどに家族全員で行ったり、公園が人でごった返している、なんてことも見受けられます。
ホームセンター「ビバホーム」は「来ないでください宣言」として、5月2日から6日まで休業することを決めました。
ホームセンター ビバホーム DIYからリフォームまで暮らしをもっと快適に!
いくら屋外の公園でも、人がたくさんいれば3密(密集、密閉、密着)のうちの「密集」や「密着」の状態となってしまいます。
とにかく、できる限り外には出ないで、おうちにいること。
これが、肝要です。
本日4月27日、東京都の新型コロナウイルス感染症新規感染者数は39人だったそうです。
月曜日は毎週、少な目の発表となりますので、明日火曜日の感染者数が、今まで自粛した結果と今後を占うカギとなっていくでしょう。
5月7日に緊急事態宣言の解除ができるかどうかは、この「STAY HOME 週間」の皆様の動き(動かないこと)にかかっています。
大変ですが、みんなで乗り切りましょう!!
代表的な、わかりやすいCOVID-19関連の情報サイト
都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ(ジャッグジャパン株式会社提供)
厚生労働省のサイトです(こちらは分かりにくい)
公開日:2020年4月9日
菅野です。
次世代住宅ポイント制度の申し込み期限が、今年の8月まで延長となりました。
内容はリンクをご確認いただければと思いますが、
新型コロナウイルス影響により、令和2年3月31日までに契約できなかった方が、以下の対象期間に契約、着工(着手)を行った場合、ポイントを発行します。
申請にあたっては、やむを得ず令和2年3月31日までに契約できなかった理由の申告が必要です。また、ポイント発行対象となる性能を証明する書類や工事前後の写真などの提出が必要です。
とあり、普通に8月まで契約してもダメなようです。
また、期間が
「令和2年4月7日から8月31日まで」
となっており、
コロナ禍のせいで、この間に契約した人はかわいそうです。
これ、なんとかならないのでしょうか。
公開日:2020年4月2日
菅野です。
先日、「4月1日に東京ロックダウンが発令される」とのデマが流れました。
私が聞いたのは30日の月曜日ですが、その夕方には官房長官が会見で明確に否定されていました。
当日のYahoo!ニュース個人(篠原修司さん)の記事です。
「4月1日からロックダウンに入る」チェーンメールが『LINE』を中心に出回る。デマなので注意
割と信じた人も多かったようで、弊社の福島のブログでもこんな感じで書いています。
見ると、友人からLINEで届いたとのことですが、これは「チェーンメール」とは若干、ニュアンスが違うような気がします。
(チェーンメールのお決まり文「拡散してください」が見られない)
また、電話で聞いた方も直接の会話で聞いた方もいました。
実は、私もこのデマを聞いたのですが、その後にいろいろなSNSでこの内容が流れていないか確認したところ、なぜか私の周りでは見かけませんでした。
メールで受け取ったという人もあまり聞かず、デマの流れ方が、以前とちょっと変わったというか、「復古」という言葉が適当かわかりませんがいわゆる「口コミ」の時代に戻ったように感じました。
デマを信じてしまう理由は、いろいろ研究されています。
以下のリンクは、新潟青陵大学の碓井真史先生が、東日本大震災の流言について書かれたサイトです。
これは今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの状況にも非常に当てはまっていると思います。
今回、私が感じたのは以下の3つのことです。
以前、NHKの「ガッテン!」で特殊詐欺(いわゆる「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺」等のこと)について、なぜ騙されてしまうのか、という回がありました。
どうやら、受話器で聞くと相手がすぐ近くにいるように錯覚して、身近な距離感を許す信頼関係の人からの言葉のように感じられるそうです。
それで、どうやら感情を動かされてしまうらしいのです。
これはデマにも当てはまると思います。
まったく違う人から同じデマが入ってくると、客観性が補強されてしまい、デマを真実と錯覚しやすくなるようです。
内容が、例えば「テレビのディレクターからの情報」が「日本医師会からの情報」とか「経済産業省関係者からの情報」とかに変わっていても、違う方向から同じ情報が入っている、と思ってしまい、余計に補強されてしまうようです。
早川洋行先生著「流言の社会学 形式社会学からの接近」によると、ジャン・ノエル・カプフェレ「噂」の中で人々が広める理由として6つ挙げているそうです。
①伝達内容のニュース性
②伝達内容の検証
③同意欲求
④自己解放
⑤娯楽性
⑥関係性の維持
これに早川先生は「作為」(だましたい気持ち)を含めて、7つの要因で人々は流言を広める、と書かれています。
とにかく、人は自分に情報をとどめているよりも、誰かに言いふらしたい生き物だということです。
今回のロックダウンについてのデマ以外にも、
・新型コロナウイルスには○○が聞く
とか
・新型コロナウイルスの蔓延はどこかの国の陰謀
などのデマが流れています。
こういったことに心をうごかされないよう、不安に対して向き合っていく必要があります。
心療内科医の海原純子先生が書いた記事です。
デマ拡散の心理とは 見えない敵に負けないための「不安管理」10か条
不安な時に、ひとは流言蜚語に惑わされやすいものです。
また、不安は身体にも影響を及ぼすそうですので、この十か条を心にとどめて、不安に対処していきたいと思います。
公開日:2020年3月20日
菅野です。
日本テレビ「ZIP!」より取材いただき、その模様が3月19日に放送されました。
ディレクターさんが、先日私の書いたブログを見ていただいたそうで、コロナショックの不動産関係に対する影響についていろいろとお話させていただきました。
その中で、実際に番組内で使われたのは住設機器の発注停止・納入延期による物件引渡の遅延についての部分でした。
例年、この時期は引っ越しに伴う購入、売却の案件が多く、時期の決まった急ぎの購入案件もあります。
今年に限っては、新型コロナウイルスの影響で、企業の転勤異動そのものが減っているようですが、それでもこの時期に引っ越ししないといけない方には、
「状態の良い中古物件」
をお勧めしています。(これにはリフォーム済みのものも含みます。)
理由としては
1、現物を見ることができる。
2、すぐ住める。
3、新築物件に比べると、価格下落のリスクが低い。
ということが挙げられます。
1、現物を見ることができる。
未完成物件の購入で往々にしてあるのは、事前に思い描いていたものと完成品が違っているということです。
これは一つの例ですが、以前、私が所有物件を売却させていただいた方から、せっかく購入契約した新築マンションを解約したという話を聞きました。
もともと、契約したお部屋は南向きではあったものの、あまり陽当りの宜しくない位置だったらしいのですが、完成直前に販売会社から仕様変更の連絡があり、経緯は不明ながらリビングの窓の上の梁が太くなったそうで、結果的に梁が下がり、かつ張り出す形になってしまったそうです。
お客様がお住まいになり、私が売った物件は天井近くまで窓のある、採光に優れたお部屋でしたので、許せない仕様変更だったそうです。
その頃は、新築マンションの値上がりが見込める時期でしたので、私はお客様に「一度買って、気に入らなければ売る方向でも損はしませんよ」というアドバイスをいたしましたが、お客様には分譲会社が不誠実だと感じられたらしく、すったもんだの挙句、解約されたとのことでした。
現物を見ることができれば、このようなこともありません。
また、現物があれば検討者が自分で見るだけでなく、ホームインスペクション(住宅診断)などで物件のチェックをすることも可能です。
2、すぐ住める。
状態の良い中古物件は、簡易なリフォームやハウスクリーニング等を施すことで、すぐに住めます。
リフォーム済み物件ならもちろん、それも不要です。
傷みの大きい物件は、自分の好みの仕様へと大がかりなリフォームを希望されている方には向きますが、工事の滞っている今はあまりお勧めしません。
3、新築物件に比べると、価格下落のリスクが低い。
コロナショックで不動産価格の値下がりリスクが高まる今は、価格相場が天井に達した新築マンションを購入することはプラスはなくリスクでしかありません。
もちろん、中古物件も値上がりはしていますが、それなりに年を経たマンションは減価償却され、ある程度、値段がこなれています。
不動産の価格は、景気を無視すると一般的には、経年の反比例に近い値のカーブになるとされています。
すなわち、新築時が最も高く、そこから急角度に価格が落ちていき、一定期間を過ぎると値下がり率が緩やかになっていきます。
急角度に価格が落ちる新築物件よりも、一定期間たった中古物件のほうが値下がりカーブが緩やかになっているので、リスクが低くなります。
混乱の経済状況下で、私たちは出来る限りのリスク回避をしていきたいところです。
こういう時代だからこそ、変化しにくい「資産価値」がどのようなものであるかを、お客様もご一緒にお考えのうえ、ご購入いただけたらと思います。
最終更新日:2020年3月26日
公開日:2020年3月15日
菅野です。
先週のブログで、20000円を割る勢い、と書いたらあっという間に17000円割れとなりました。
NYダウで今週2度もサーキットブレーカーが発動して株取引が一時停止するという、歴史的な事態を目の当たりにして愕然としております。
こちらは13日の日経の記事です。
2月12日の最高値から、1カ月でなんと28%も値が下がっているというありさまで、1931年以来の下落率とのこと。
1931年というのは、戦前の世界大恐慌の時のことですから、その後の世界の状況を思うと暗たんとします。
歴史の授業を思いだしてほしいのですが、その大恐慌の後、世界は植民地主義・保護貿易を軸としたブロック経済化し、第二次世界大戦へと向かっていったわけです。
ヨーロッパではナチスドイツを筆頭とするファシズムが台頭し、アメリカは共和党のフーバー大統領の時代でしたが無策を批判され大統領選で落選、民主党のフランクリン・ローズヴェルトが当選しニューディール政策という財政出動方針を打ち出す流れとなりました。
日本は、大蔵大臣高橋是清が、赤字国債を発行して公共事業を行うという積極的な財政出動を行い、他国に比べて比較的早くデフレから脱出できたと言われています。
(ちなみに有名な、片面だけ刷ったお札を大量発行して銀行の店頭に積ませて、人々の不安を鎮めて恐慌を乗り切ったのは、その前の「昭和金融恐慌(1927年)」です。)
しかし、満州事変で景気が回復したと勘違いした国民は軍部を支持し、5.15事件で政党政治は終焉を迎え、2.26事件で高橋も暗殺され、日本は軍国主義へと歩みを進めていってしまった、というのが教科書の内容だったと思います。
現在に戻ると、トランプ大統領はさすがにまずいと、500億ドル(約5兆円)の財政出動を可能にする国家非常事態を宣言し、このインパクトで結局、13日のNYダウ平均は12日の終値から1985ドル戻して、終値23,185.62ドルとなりました。
しかし、日本はどうでしょうか。
麻生財務大臣の談話を聞く限り、消費税減税もあまり乗り気ではなさそうですし、具体的な景気対策についてはどのようにされるつもりなのかと、非常に心配になります。
株価についても、日銀が一度介入したようにも見えましたが焼け石に水で、東京新聞では日銀のETF含み損が2.8兆円なんていう記事も出る始末です。
景気について安倍さんは、いままでは正直、黒田日銀任せのような感じでしたが、さすがにもう無理でしょう。
ここで政府がインパクトのある景気対策を打ち出さないと、コロナ騒動が収束しても、おそらく日本経済はまた、暗いトンネルに突入していってしまいそうです。
麻生さんには、一度自分が政権を奪われたことを思い起こしてもらって、是非とも今度はうまくかじ取りしていただきたいです。月曜日の株価はどうなるでしょうか。
最終更新日:2020年3月19日
公開日:2020年3月7日
菅野です。
新型コロナウイルス感染症COVID-19の影響で、株価はダダ下がりです。
昨年12月から今年1月中旬にかけては、日経平均株価は24000円前後を推移していました。
しかし、連休明けの2月25日に暴落した株価は、フリーフォールスライダーのごとく、勢いを増して下がっていきました。
3月6日の終値日経平均株価は 20749.75円 と、このままでは遅かれ早かれ20000円を割り込むのではないかと予想される流れとなっております。
このまま下がったままとなるか、また上げ潮局面へと回復するかは、政府の政策にかかっていると思われます。
巷の見方として、昨年の消費税増税が現状に拍車をかけている、というのはみな頷けるかと思います。
金融緩和は限界まで行っており、これ以上は無理でしょう。
そうなると、やはり財政出動をしなければ、日本はオリンピックを待たずに不況の闇に包み込まれるのではないかと思われます。
また、コロナウイルス対策でいろいろな緊急政策を政府は行っていますが、そのどれもが経済に対してプラスになるものとは言い切れません。
例えば、近隣諸国からの入国制限については、確実に不動産市況に悪影響を与えております。
国内不動産需要の一端は、外国人が支えていたことは間違いありません。
また、いろいろな集会、催し物の自粛要請についても、ある部分致し方ないと感じる面はあれど、大きな催物であればあるほど、中止したときの打撃は大きく、関わった企業や関係者の損害は計り知れないものとなっているでしょう。
(私がファンだという意味で同情的になっていることもありますが)椎名林檎さんのバンド「東京事変」のライブ開催強行について、私は支持したいです。
その向こう側に、たくさんの涙を飲んでいるアーティストや関係者、ファンがいることを知ってほしいと思いました。
新型コロナウイルスの流行が治まるまでの辛抱ではあろうと思います。
しかしながら、過度な自粛行為は経済を冷やし、コロナウイルス以上の悪影響を皆に与えることとなります。
幸いにも、日本の医療は状況を見る限り非常に優秀で、他国に比べて死亡率も高くなく、流行スピードも抑えられているように感じます。
世界中がパニックとなっている今、私たち日本人くらいは冷静に対応し、乗り切っていきたいものです。
(2020年3月19日「COVID-19」は感染症の名前とのご指摘をいただきました。ウイルス自体の名称は「SARS-CoV-2」とのことです。お詫びして訂正いたします。)