渡部 親三(宅建士・リフォームスタイリスト)
安心と信頼を御提供できるよう努めさせていただきます。
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最終更新日:2021年6月12日
公開日:2020年10月28日
※こちらの物件はおかげ様で成約済となりました。
皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。
本日は新に販売することになった国分寺市の物件のご紹介です。
【交通:JR中央線「国立」駅徒歩10分】
【土地面積:154.79㎡】
【建物面積:115.92㎡】
【建築時期:2011年7月】
【間取り:4LDK】
国立駅北口から徒歩10分、第一種低層住居専用地域内の閑静な住宅地の物件です。
このあたりは学生時代に通学していた懐かしいエリアです。
国立駅北口から坂を上りますが周辺は平坦で閑静な街並みです。
約46坪の広々とした敷地は南東側で4mの公道に接します。
大型車でも並列で2台駐車可能な十分な車庫スペースがあります。
(区画図)
【スパニッシュ・コロニアル】様式と呼ばれる20世紀初頭以降にアメリカ西海岸で普及した様式を意識して建てられた注文住宅です。
スパニッシュ様式は大手ハウスメーカーがラインを揃えるなど現在の日本でも人気のあるスタイルですね。
緩やかな勾配の瓦屋根、石や漆喰を用いた外装、半円の丸みを帯びた入口などが特徴です。
インディゴブルーに塗装された海外製の玄関。
このように上部に半円の丸みを帯びたデザインがスパニッシュ様式の特徴です。
廊下部分。
廊下の天井や正面の主寝室の扉も同様に半円の形状です。
こちらの物件に伺ってこの半円形状の入口や廊下はとても印象深く、学生時代に読んだ建築の本で少し調べてみました。
こうした半円(アーチ)の形状の意匠は古代エジプトやギリシャで橋など構造に使われていたものが、ローマ時代からコロッセオの外壁や凱旋門のデザイン、パンテオンの内部意匠に用いられその後教会建築などで一般化したものだとか。
たしかに西洋の建築、宮殿などの入口はこの形状が多いようですね。
西洋建築史の図版など眺めていると非常によく使われている意匠で我々日本人からするとどこか「異国情緒」を感じさせます。
LDKの様子。
内装にはボルドーパインの無垢材がふんだんに用いられています。
リビングは吹抜け天井ですが露出した梁からは木の温かみが感じられます。
右上に少し写っているのは吹抜け天井を活用したグルニエ部分です。
天井にはシーリングファン。
建物全体の空気循環設備が備わっていていつの季節も快適な空気が室内を満たします。
階段です。
既製品ではない職人さんの手作業で作られた手すりは注文住宅ならではの贅沢なものです。
間取りは4LDK。
約24帖のLDK、広い玄関、豊富な収納など必見です。
今後ご見学を受付けますのでぜひ一度ご内見ください!
よろしくお願いいたします。
最終更新日:2020年11月1日
公開日:2020年10月19日
皆様こんにちは。
不動産売買の 仲介手数料が「割引・最大無料」の【REDS】の渡部親三です。
今年は5年に一度のイベントである宅地建物取引士証の更新の年です。
我々の業務に必要な資格である宅建資格は5年一度「法定講習」を受けて更新しなければなりません。
この更新は運転免許証のようにはがきによる「更新のお知らせ」などは原則として(特に初回は)届かない制度になっており、油断していると有効期間が満了し失効してしまいます。恥ずかしながら私は過去一度失効に気付かなかったことがあるため、講習が受けられる最短の期間(満了の6か月前)になるべく早く受けるようにしています。
通常はかなり広い会場で多くの講師の先生の話を一日聞いて終わります。
ただ現在のコロナ禍の事態を受けて今年は会場での講習ではなく郵送でテキストと考課(テスト)が送られてきて自宅学習でOKになっています。
こんな感じのテキストが5冊ほど送られてきます。
講習は拘束時間が長く面倒なものですが、実際に行ってみると有益な情報がほぼ必ず得られます。
忘れがちな基本事項の確認、法律の改正点、近年の参考トラブル事例等々、講習ならではの情報・知識が得られます。
不動産の取引は基本は昔から変わりませんが、IT社会化による広告や契約形態の変遷、個人情報保護、反社会的勢力の排除、マネーロンダリングの防止、コンプライアンス重視、本人確認の徹底など、世の中の変化に対応して求められるものは日々多様化・複雑化しています。
たまに強制的に講習を受けるのは面倒ではありますがやはり必要なことだと思いますね。
今年は自宅学習で「ラッキー」ですが、一応送られてきたテキストには目を通しています。
読んでみるとやはり・・・役に立ちます!
講師の先生から話をきくのはそれはそれで面白いのですが、テキストを読んでいると忘れていたこと・知らないことがたくさん目に留まり大変役に立ちました。
特に具体的なトラブルの事例が参考になりますね。
「軽量鉄骨造の既存建物を【耐火建築物】と誤解して紹介し、住宅取得資金贈与の特例や登録免許税の軽減措置が受けられなかった事例」
「相続時精算課税制度が利用できると思っていたが、親の年齢が【60歳未満】で制度が利用できなかった事例」
「3000万円控除を受ける予定が、古屋を解体してから1年以内に敷地の売買契約を締結しなかったため、控除が受けられなかった事例」
などはとても参考になりました。
実際に会ったトラブルなので自分にも起こり得ます。
すべて税法が絡む事例で我々は専門家ではないので参考になります。
例えば「耐火建築物」といっても税法上のものと建築基準法上のものは全く意味が異なるため混同しやすく気を付けなければなりません。
こうした強制的な機会にあらためてこうした点を確認できたのはとても有意義でした。
次の更新はまた5年後です。
コロナ禍をきっかけに非対面での取引が増えて本人確認の方法が変わったり、IT重説などが広く取り入れられているかもしれませんね。
昨今話題の「はんこ」、印鑑は不動産取引には必須のものですが、5年後はどうでしょうかね?
「署名で十分」ということで押印を省略する流れになっているかもしれません。
講習もまた大変になりそうです(汗)
世の中の流れには日々対応していかなければならないですね。
来年以降は会場で講習が受けられるように!
コロナの収束を願います。
最終更新日:2022年11月18日
公開日:2020年10月14日
皆様こんにちは。
不動産売買の 仲介手数料が「割引・最大無料」の【REDS】の渡部親三です。
この度下記のマンションのご購入をお手伝いさせて頂きました。
〇 中古マンション
【パークスクエアさいたま新都心】2008年築 約75㎡ 3LDK 中層階 南向き
仲介手数料【割引】にてご購入となりました。
価格交渉も実り合計では通常よりも200万円以上割安に購入していただくことができました。
総戸数は全体で498戸という大型物件です。
最寄駅は埼京線の北与野駅ですが、さいたま新都心駅と大宮駅も徒歩圏です。
埼玉県は広い県です。県庁所在地は浦和ですが、最大の商業エリアは大宮駅周辺です。
隣のさいたま新都心が大規模な再開発により官公庁の機関が移ってくるなどして、現在は【大宮・さいたま新都心】エリアは県内の【中心】といっていいのではないかと思います。当物件も3駅16路線を利用でき、大型ショッピングモールや病院なども近くとても便利な暮らしやすい立地です。
お客様とはコロナ禍の前からのお付き合いで当初は都内のマンションなどをご案内していました。
その後テレワークが恒常化し都心への通勤がほとんどなくなったためエリアを見直したという経緯がありました。
仮に転職などがあったとしてもこのエリアでしたらどこにも移動しやすいですし、コロナ前よりも一部屋分室内にゆとりができました。
自宅で過ごす時間が長くなったので良い選択だったのではないかと思います。
今年はこのようなエリアの変更がかなり見られます。ある意味で典型的な取引だったと思います。
(室内の様子)
コンディションも良くそのまま入居できる状態でした。
対面式キッチン、床暖房、ディスポーザーなど人気の設備が付いていて築年数は感じさせません。
ゆとりのある奥行きが特徴的なバルコニー。スロップシンクも付いています。
バルコニーは所有権の及ばない専用使用部分で専有面積には表示されません。
ただ奥行きのあるバルコニーは接しているリビングを広く見せるところがあり、実際に物件を見に行って確認したいところです。
さて10月も半分が過ぎてすっかり秋めいてきましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆様ご自愛ください。
それではまた。
最終更新日:2021年6月12日
公開日:2020年10月8日
皆様こんにちは。
不動産売買の 仲介手数料が「割引・最大無料」の【REDS】の渡部親三です。
この度下記のマンションのご購入をお手伝いさせて頂きました。
〇 中古マンション
丸ノ内線「方南町」駅徒歩7分
2010年築 3LDK 角部屋
仲介手数料【無料】にてご購入となりました。
(通常の不動産業者をご利用の場合に比べて、約170万円以上もお得 になりました!)
はじめてお客様にお会いしたのは緊急事態宣言の最中の頃でしたでしょうか、約半年かけて本当に良い物件が見つかったと思います。
誠におめでとうございます!
丸ノ内線の方南町支線の終点駅である「方南町」駅。
環七通りと方南通りの交差点「方南町交差点」の地下に駅があります。
新宿駅まで15分程度でアクセスできる利便性の高い町です。
方南通り(前回の東京オリンピックに合わせて整備されたため地元の高齢の方は【オリンピック通り】と呼ばれたりもします)はバス便も豊富で、西新宿のエリアに通勤されている方はバスを利用して新宿に出る方も多いんですよね。
丸ノ内線の駅が新宿駅の東口にあるため都庁方面や高層ビル街には少し遠いためです。
新宿の行先によってバスと地下鉄を使い分ける方がいらっしゃるようで上手く使い分けられると便利です。
方南町エリアのマンションというと環七通りと方南通りに面した物件が多いのですが、通りから内側に入った住宅地内にも幾つか物件があります。
神田川と善福寺が流れているのでハザードマップには要注意ですが、環境の良い住宅地内の物件が一定数あり良い物件がある印象です。
今回のお客様は比較的近隣にお住いで地域のことをよくご存じだったので、新規物件が登録された後すぐにご連絡をいただいて物件のご案内からは比較的スムーズに契約まで至りました。
なおハザードマップは重要事項説明での義務化もあり最近話題になることが多いですが、都内の河川については、
【川の北側に良い住宅地が多い】
ことがあります。
土地勘がないエリアで物件を検討する際は参考にしてみてください。
河川が数千年の時間をかけて大地を削り取る力は強力で、川のそばの土地はほぼ必ず抉り取られて周辺の土地よりも低くなっています。
雨水など水は低い方に向かって集まるので、川沿いの低地はハザードマップ上濃い色付けがされていることがほとんどです。
横に広い東京の地形から(城東エリアを除いて)河川は西から東に向けて流れていることが多いです(多摩川、神田川、野川、石神井川etc.)。
こうしたことから河川の北側の土地はいわゆる【南傾斜】の土地になっていることが多いです。
南傾斜の土地は陽当りがよく、水は傾斜で低地に流れるので地盤も良好、ジメジメしていない「高燥」の土地は浸水リスクが低いだけではなく空気も綺麗で住宅用地として適した条件の土地が多いです。
そのため自然と住宅地として人気を集め街並が形成されていきます。
東京を代表する高級住宅地である田園調布や成城のような郊外型の住宅地、南麻布や広尾、池田山のような都心の歴史ある住宅地もこうした地形の地域で、いずれも少し南側に河川のある高台の住宅地です。成城や田園調布は街の面積が広く平坦な箇所も多いですが、南側に向かって坂や崖がある地域です。
坂の上り下りが大変な場所もありますが(笑)、購入する物件の環境や浸水リスクを重視したい方で住む場所が決まっていない方は、こうした地形も参考してエリアを考えてみると参考になるかも知れませんね。
今回の物件も南に善福寺川を望む高台の立地でハザードマップ上も問題はなし、やはり周辺を含めて古くからの住宅地特有の落ち着きのある街並でした。
都内は小規模河川は暗渠化されこうした自然の地形が分かりにくくなっているところもあります。
地図だけではなく実際に自分の足で歩かれると気付くことも多いので周辺を含めて歩かれることをお勧めします。
それではまた。