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渡部 親三(宅建士・リフォームスタイリスト)

安心と信頼を御提供できるよう努めさせていただきます。

4.9

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最終更新日:2022年11月18日
公開日:2021年8月26日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

この度中野区の新築戸建を【仲介手数料無料】でご成約いただきました。

 

(中野区のシンボル「中野サンプラザ」。約3年後の解体が決まり寂しい限りです)

 

 

久しぶりの中野区内の物件の取引でした。

 

中野は、私は以前区民だったこともあり愛着のある街です。

当時は新宿で忙しく働いていて帰宅時間が遅くなることが多く、歩いて自宅に帰れる中野は便利で暮らしやすかったですね。

 

当時中野に住んでいて(東中野に住んでいました)住人に配布される「区報」などを眺めていると、中野区は、

 

【公園(緑地)が少ない】

 

【道路が狭い】

 

ということが区政の大きな問題になっていて、いつもこうした問題についての議論が報告されていたことを記憶しています。

「緑地率」とか「狭小道路幅員率」といった概念があって、中野区は23区内で下の方で改善しなければならない!・・・といった議論がいつも報告されていたことを思い出します。

例えば、小学校が廃校になるとその跡地の利用を巡って、公園にしよう!なぜなら中野の緑地率は23区内で〇〇番目の低さで・・・いや高齢者施設の建設を・・・といった議論がいつもされていましたね。

それまで都内で住んでいた杉並区、世田谷区、渋谷区、三鷹市といったところでは「緑地率」をもとにした議論を聞いたことがなかったので新鮮だったことを思い出します。そうか中野は緑が少ないんだ・・・まぁ狭い区だからね・・・

 

 

道路の狭さは災害対策の面から議論されていました。

 

これは不動産の仕事の面でも大いに示唆的で役に立ちました。

 

【道路は不動産の命】

 

なのですが、狭い道路が多い町は緊急車両が進入しづらく、火災が発生すると地域全体に延焼が拡がります。特に中野のような木造の古い建物が多い町ではその可能性が高くなります。緑地を増やすこととともに、区の災害に対する脆弱性をどのように解消するかが真剣に議論されていたことを思い出します(10年以上前の話ですが)。

 

ただ中野も狭いようで広く、区内でも中野3丁目、東中野1丁目2丁目、弥生町2丁目、新井2丁目、中央1丁目、丸山や江原町のような、道路幅員が確保され落ち着いた環境の住宅地も多いです。

ある意味で【中野らしくない】こうしたエリアはそれほど知られていませんが、環境の良さと利便性の高さのバランスが取れたとても住みやすい場所で、個別の物件によりますが個人的にはお勧めしたい街です。ギャップが良いですよね。【中野にもこんな所があったんだ】というギャップです。そう、中野は区内の緑地率は低く道路も狭いところも多いですが、このエリアは違います・・・。

 

今回取引させていただいた場所は上のエリアの一つでした。

あまりその良さが知られていないとはいえ、当然ながら周辺に住んでいる方は知っていますので、一つの物件を巡って「熾烈」とも言える奪い合いがありました。

一度は先行されて諦めかけましたが、運よく先行のお客様がキャンセルになり二番手(ほぼ同時に他に3件申込が入りましたが)の立場から契約することができました。厳しいやり取りが続きましたがこうした物件で契約できたことは仲介冥利に尽きるところがあって、多少ですがお客様のお役に立てたのではないかと思います。

 

8月も後半に入ってきました。

 

まだまだ暑さが厳しいですが感染対策をしつつ、水分補給を心掛けて熱中症にも気を付けていきましょう!

 

それではまた。

 

 

 

渡部

 

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最終更新日:2022年11月18日
公開日:2021年8月19日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

この度埼玉県の売地の取引を仲介させていただきました。

 

(物件の現地の様子。絶賛造成工事中です!)

 

 

土地は注文住宅の用地として常に高いニーズがあります。

コロナ禍やマンション価格の高騰といった昨今の事情から、戸建住宅のニーズは以前に比べてさらに高まっている気がします。

ただ「土地」は様々な理由で「難しさ」があります。

 

例えば、

 

・物件を見ても建物、その中での「生活」がイメージしにくい。

 

・隣地からの様々な【越境】といった、売主が認識していない問題点を抱えている物件が多い。

 

・物件からの様々な【越境】といった、売主が認識していない問題点を抱えている物件が多い。

 

・資金計画が建売住宅などと比べて難しい。「つなぎ融資」とは何でしょう?

 

・土地そのものの売り物が少ない。

 

といった「難しさ」です。

 

物が少ないので取引の絶対数も少ないですね。

地域性は大きいですが、都心を営業エリアにしていると取引全体の1割もないと思います。

弊社のようにWEB中心に広域で営業している会社でも、取引件数は①中古マンション、②新築戸建、③中古戸建、④土地、という順番になります。時期を問いません。よほどのことがないと月単位でもこの順番になると思います。

 

ただ様々な「難しさ」を乗り越えて土地を購入できると、やはり良いものです。

 

私が購入するわけではありませんが(笑)、お客様が検討しているプランを見せていただくと、間取りの自由度など建売住宅にはない魅力があります。【住宅】の基本と言いますか、【夢】が詰まっていて良いものだなと思います。

 

昔業界の先輩に教えてもらいましたが、仲介業界では、【経験を積まないと土地や戸建は契約できない】、という考え方があるそうです。

私自身は必ずしもそうではなかったですし、地域性(そもそも土地や戸建しか売り物がないエリアもあります)もありますが、なんとなく分かるような気がします。

 

斜線制限や高度地区、防火地域といった各種制限の内容の理解、資金計画の提案や住宅ローンへの理解といった「知識」と、【生の土地】を見て物件の特性(プラスもマイナスもあります)や生じ得るトラブルを瞬時に把握する「経験」、それを顧客のニーズに照らし合わせて提案する「営業力」といったものは、一朝一夕には身に付かないところがあります・・・。

 

現在社内で部下を指導する立場ですが、弊社のエージェントは経験豊富な人材が揃っており「土地」を探されているお客様のニーズにも応えることができると確信しています。「難しさ」は払拭できないですが、経験豊富なエージェントが担当することでかなりのレベルでリスクを軽減することは可能です。

 

土地をお求めの方もぜひREDS不動産流通システムにご相談ください。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

渡部

 

 

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公開日:2021年8月11日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

暑い日が続きますね?

昨年に引き続いて炎天下の中マスクを外せない日々が続きます。

昨年も大変でしたが、この様子だといったいつになったらマスクを外せる日々が訪れることやら・・・。

 

それにしても「夏」はこんなに暑かったですかね?

子供の頃は一日中真っ黒に日焼けするまで外で遊べましたが、最近の暑さは異常!もう無理なのではないでしょうか・・・。

気候変動、地球温暖化関連はニュースにならない日はないほど世界的な問題になっていますが、明らかに昔より暑い!

何かが狂ってきていると感じざるを得ないですね。

 

大学生の頃、一般教養の授業だったと思いますが、講義で先生に「世界中で夏がなくなった時代がある。」と聞いて凄いなと思ったことがありました。

その時代とは1816年(~1817年)。今から200年ちょっと前。日本では「化政文化」の時代ですね。

 

インドネシアのタンボラ山の爆発的噴火により世界は火山灰に覆われ、夏のアメリカで湖が凍り、カナダでは雪が降り、ライン川や長江は大雨で記録的な大洪水・・・。

日本にも影響はあったようですが北米や欧州、中国(清)やインドで飢饉や洪水などの甚大な被害をもたらしたそうです。

ナポレオン・ボナパルトの最後の戦い「ワーテルローの戦い」でナポレオンの軍隊が敗北に至った原因の一つにこの夏の不在(大雨)を上げる方もいるとか。長い地球の歴史でも代表的な「自然による気候変動」とされるこの異常気象は、

 

【夏のない年(Year Without a Summer )】

 

と呼ばれていて、はじめてこの言葉を知った学生時代には非常にインパクトがありました。

 

~【夏のない年 Year Without a Summer 】~

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B9%B4

 

記録の残る中で人類が経験した最大の噴火とされるインドネシア・タンボラ山の大噴火。

前年の5月のインドネシアの島での噴火が翌年、翌々年の世界中の天候に影響を与え、世界中で凶作と大洪水を巻き起こし、「夏」がなくなる。

火山のパワーは本当に恐るべきもので圧倒的です。

「イタリアでは一年を通じて(火山灰が混じった)赤い雪が降った」などという話を聞くともう何が何だか・・・。

日本からでさえ滅茶苦茶遠い場所の山なのに・・・。

 

そんな時代が世界にあったのですね。

悲劇的な被害をもたらした世界的な自然災害ですが、最近のあまりの暑さでそういえば「夏のない年」があったんだったな、と思い出しました。あらためて関連することを調べてみていくと、「気候」というものが世界・歴史に与える影響を感じざる得ません。

 

今年は(今年も)外に思うように出られません。

夏季休暇になりますが、家で地球温暖化や気候変動に関する本でも読んで静かに過ごしたいと思います。こうしたテーマについては寒い時期よりもこの暑さの中で読んだ方がリアリティを感じられると思います。

 

ある意味で殺人的な暑さです。

コロナももちろんですが、熱中症には十分気を付けて静かな夏を過ごしましょう!

 

 

渡部

 

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公開日:2021年8月2日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

本日(2021年8月2日)、情報会社オリコン・エムイーが【満足度の高い住宅ローン・ランキング】を公表しました。

 

(住宅ローン顧客満足度ランキング)

https://life.oricon.co.jp/rank_housingloan/

 

その結果は、

 

1位 ソニー銀行

2位 auじぶん銀行

※3位以下の順位や詳細は上記サイトで直接ご確認をお願いします。

 

となっております。

 

1位のソニー銀行は調査開始以来11年連続でのランキングTOPということです。

内容の妥当性はともかく、素直にこれは凄いことですね!

 

上位の銀行も実店舗をほとんど持たない「ネット銀行」ですね。

やはり経費が掛からない分、商品内容がよいというところはあると思いますね。

 

ちなみに弊社REDSは上記の銀行はいずれも提携先・提携代行会社を通じて取引があり、弊社で代行して審査申込が可能です。

お客様ご自身での申込みももちろん可能ですが、手続の中でどうしても時間的な問題等々で我々経由で申し込んだ方がスムーズに進む場面があります。こうしたランキングを参考に住宅ローンをご検討される方は手続等々についてお気軽にご相談いただけると幸いです。

 

ここ1年くらいを振り返ってみても、上記の全ての銀行をご紹介、利用させていただきました。

この5行は一見似ているところもありますが特徴や商品内容が全く異なります。

 

あるお客様はこの中の一つの銀行しか審査が通らなかったし、ある物件はこの中の一つの銀行しか取扱いができませんでした。このランキング上位のすべての銀行で審査はOKだったが、結局お客様の意向を受けてランク外の別の銀行をご紹介したこともあります(結果は◎大満足でした)。

 

一般的な満足度は確かに参考になりますが、一番重要なのは「ご自身にとって」満足できるかです。

 

これまでの経験を活かしてお客様ごとに満足・納得できる銀行をご紹介させていただきますのでお気軽にご相談ください。

 

※今月のフラット35の金利は21年以上(融資額9割未満)が1.28%と前月よりも下がりました。固定金利も安定して低く抑えられていて良い傾向です。フラット35の場合は窓口金融機関の手数料額に大きな差があるのでご注意ください。

 

それではまた。

 

 

 

渡部

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