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最終更新日:2018年12月26日
公開日:2017年11月27日

住宅ローン事前審査 「紙」の戦略

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皆様こんにちは。《仲介手数料無料》 REDS株式会社不動産流通システムの渡部親三です。

 

不動産売買の現場で住宅ローン事前審査はどのような意味を持つか。

 

 その一端をイメージしていただくためにわれわれ不動産業者の日常から一コマをご紹介します。

 

 

登場人物 A(買主側仲介業者)/ B(売主業者担当者)

 

 

・・・・・・・・

 

A「先日は〇区●町のE号棟ご案内させていただきありがとうございました。かなりお客様に気に入っていただいており前向きに検討していただいております」

 

B「ありがとうございます。お客様はどのような方ですか?」

 

A「外資系証券会社Xにお勤めの会社員の方で、ご夫婦と幼稚園児の3人家族です。年齢は37歳で年収は見込みで約1,200万円です。」

 

B「見込みですか・・・勤続は?」

 

A「6ヵ月です。」

 

B「・・・はぁ。まぁ年収高そうですから返比(※「へンピ」不動産・金融業界用語で返済比率のこと。年収と借入額の比率を指す。)は問題ないですかね。頭(自己資金)はどのくらい?」

 

A「自己資金は、金融資産の形で資産はお持ちなのですが、できるだけ手元に置いておきたいということで、諸経費分のみです。」

 

B「あぁ100%ローンですか。」

 

A「はい。」

 

B「事前はこれから?」

 

A「はい。■銀行のWEB仮審査というものにご自身でアクセスして、一応承認は出ているようなのですが・・・。」

 

B「・・・WEBじゃダメですね。物件も見ませんし。以前新築マンションの仮審査で内定が出ているという話を信じて契約してひどい目にあいましてね。」

 

A「あぁ。新築マンションの。全然審査方法が異なりますからね。」

 

B「それ以来弊社はローンのお客様については「紙」の到着順で一番手扱いです。現金客優先ですけれども・・・」

 

A「はい。承知しております。」

 

B「銀行はどこに出します?」

 

A「外資系に強い○○銀行と、勤続年数が短い方に強い●●銀行を考えています。ご本人はフラット35に関心を持たれているのですが・・・」

 

B「弊社の仕様は「S」の「Aプラン」対応ですからフラット35はいいですよ。ただ社内規定でフラットは事前審査がないから本審査の承認が出てからじゃないと契約できないんですよ」

 

A「えぇ、承知しています。銀行の事前と並行で審査を進めますが、住宅金融支援機構宛ての社判を押印した給与証明書とか必要書類も多くて間に合わないので、物件を確保できた後に選んでもらうつもりです。」

 

B「ぜひそうして下さい。では必要書類を・・・」

 

A「はい。今回の物件は○○銀行ですと道路の持分の登記簿謄本も事前審査の際に必要なので、一緒にお願いします。」

 

B「わかりました。」

 

・・・・・・・・

 

 

不動産業者間の(月曜日あたりの)一コマです。

 

 

このA氏B氏の会話の中でのポイントは、「紙」です。

 

 

不動産業界で「紙」とは・・・

 

 

金融機関発行の「事前審査の承認通知書」を指します。

 

買主様個人の信用情報(既存の借入の履歴と返済状況の情報)は目に見えません。

 

どれだけ有名な企業に勤めていてどれだけ高い収入を得ていても、過去クレジットカードの返済の遅れが度々あったりすると、ローン審査は厳しくなります。こうした事情は第三者には全く分かりません(場合によってはご本人にも分かりません・・・)。

 

金融機関が目に見える形で発行する「承認通知書」は、第三者にご自身の信用力を証明する強力な武器になります。

 

この「紙」を取引の相手方に提示することによって、「住宅ローンの審査に問題がないこと」をアピールして、交渉の入り口に立つことができるのです。

 

 

のんびりしていると他のお客様が先に「紙」を取得して一番手を確保してしまいます・・・

 

 

「紙」は戦略的に有効に活用したいですね。

 

 

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

この記事を執筆した
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渡部 親三
(宅建士・リフォームスタイリスト)

安心と信頼を御提供できるよう努めさせていただきます。

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