堀 茂勝(宅建士・リフォームスタイリスト)
購入は煽らず、売却は囲い込みせず、寄り添います。
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公開日:2023年11月9日
皆様こんにちは。
首都圏一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の不動産取引について、必ず「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることで注目の、不動産流通システムREDSエージェント、【宅建士】【宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)です。
今回は、巷で若干気になりつつある「金利上昇の不安」に関連して、「変動金利を使うなら、オトクな金利差で貯蓄して防衛!」というテーマで解説します。
「変動金利」「固定金利」に関しましては以下のブログをご覧ください。おそらく「ファイナンシャルプランナー」を名乗っている方でも、ここまでの分析での比較をしている方は、なかなか少ないと思われます!
連載1:「金利が急上昇するかも? 変動より固定がいい?」2022年8月31日公開
連載2:「今後金利は急上昇する? 「固定金利」がいいの?「変動」は怖いの?」2022年9月12日公開
連載3:「固定金利と変動金利、トントンになる状況を知れば怖くない?」2022年9月28日公開
連載4:「住宅ローン金利上昇?『急上昇バブル』の再現で・・・」2022年10月5日公開
2023年10月7日の日経新聞朝刊で、「マネーのまなび 住宅ローン、変動型の備え」という記事がまるまる1面全体を使って掲載されていました。かいつまんでいうと「変動型と固定型の金利差が拡大しているので、ますます変動金利が人気。だが、金利が上昇しても家計が対応できるように、検証して準備しておくことが必要」といったお話です。
この記事はこちらでも読めます。
2023年10月7日 日経新聞朝刊「住宅ローン、変動型の備え 繰り上げ返済の資金を確保」
この記事の中に、「『変動型は低金利で毎月の返済が少ないぶん、運用などで余裕資金を増やすべきだ』とMFSの塩沢崇取締役は話す」という記述がありました。
最近びっくりしたのは、ある金融機関のネット系住宅ローン。弊社REDSが光栄にも「提携不動産会社」に選ばれたのですが、お客様がご自身でその金融機関のホームページから審査依頼するよりも、より安い金利が適用できるようになり、審査が通りさえすれば誰でも、たとえば2023年10月は「0.296%」の金利が使えるのです。
さらに、新居の電気の契約や、スマホの契約もセットで契約すると、さらに最大0.1%が差し引かれて、0.196%の金利が使えてしまうのです。
これに加えて「がん100%保障団信」なども、上乗せ金利なしでつけることができる!
このように、超低金利で住宅ローンが借りられる時代。でも、漠然と不安が残るのは、「金利が上がったらどうしよう!」ということではないでしょうか。
そのとおりですね。この低金利につられて、自分が月々払えるギリギリの月々返済額を目いっぱい使って、借りられるだけ借りてしまうと、ほんのちょっと金利が上がるだけで、返済がままならなくなる危険性があります。
先ほどの日経新聞の記事の中にも「ファイナンシャルプランナー(FP)の平井美穂氏は、『適用金利が2%程度上昇するケースまで想定しておきたい』と助言する。バブル経済後の変動型の適用金利をみると、年2%台半ばの水準だった時期もあるからだ」との記載がありました。
続いて記載されている事例を簡単にまとめます。
「4,000万円を35年、変動金利0.5%で借りて返済は月約10.4万円。5年後に0.5%上昇すると、月の返済額は11.2万円になる。1%なら12万円、1.5%なら12.8万円、2%まで拡大すれば13万円と、当初の返済額に比べて2.6万円の負担増になる」
そこで、この記事では「金利上昇した際に、一定の金額を繰り上げ返済すれば、元金と利息負担が減り、毎月の返済額を金利上昇前と同じ水準にできる」とすすめています。
この記事で、公認会計士で住宅ローンのコンサルティングも手掛ける中村岳広氏は、「危機感を持って、毎月の収支を見直し、貯蓄などで資金を確保したい」と、話しています。
そのとおり。わたくしも同感です。
先ほどの「0.196%」の変動金利に対して、たとえばある金融機関の35年間固定の金利は「1.76%」だったりします。
・4,000万円 35年 固定金利1.76%で借りて返済は月12.8万円
・4,000万円 35年 変動金利0.196%で借りて返済は月9.9万円
月々の返済額の差は約2.9万円ですからこれを積み立てると、元金だけで年間34.9万円。10年で約350万円! 35年間では約1,220万円にもなります!!
元金だけでこれだけ貯蓄できるのですから、つみたてNISAなどを上手に使えば、より増えているかもしれませんネ。
いざ急激な金利上昇局面になった場合には、これを繰り上げ返済に充てるつもりでいれば、何も怖くはありません。
さあ、皆様も「賢く自己防衛」してみてはいかがでしょうか。
公開日:2023年10月6日
皆様こんにちは。首都圏一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の不動産取引について、必ず「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることで注目の、不動産流通システム【REDS】のマイスターエージェント、【宅建マイスター】の堀茂勝(ほりしげかつ)です。
今回のテーマは、2023年9月14日に発表された「横浜の次世代型大型テーマパーク」をとりあげます。
これまで横浜は「みなとみらい」など、ウォーターフロントの開発ばかりが目立ちました。前市長が推進していた「カジノを含む統合型リゾート(IR)」構想も、湾岸エリアの計画でしたが、この計画の廃止を公約にした新市長の当選により、計画は白紙になりました。
今回発表されたのは、2027年に開催される「横浜国際園芸博覧会 GREEN×EXPO2027」の跡地。場所は、「東名高速道路 横浜町田インター」と「国道16号線バイパス」が交差した付近の、南側のエリアに位置します。
広さはなんと51ヘクタール。これは東京ディズニーランドとほぼ同じ広さになります。ここは2015年6月に返還された米軍施設「旧・上瀬谷通信施設」の跡地です。面積は約242ヘクタールもあり首都圏でも貴重な広大な土地を使って、新たな街づくりをするにあたり、その一部を「テーマパーク」にする計画なのです。
この土地を利用して、2027年には「横浜 花博」とも呼ばれている「横浜国際園芸博覧会 GREEN×EXPO2027」が開催されます。
この「花博」は、2027年3月19日から9月26日まで、約半年間の花博イベント。この「花博」のあとに、2031年の開業を目指して作られるのが「KAMISEYA PARK(仮称)」なのです。
今回の計画では、三菱地所が名乗りを上げました。その計画によると、テーマパークゾーン、駅前ゾーン、公園隣接ゾーン、環4西ゾーンの4つのゾーンに分けて開発するイメージになっています。
具体的なコンテンツは未定ですが、アニメーションやゲームなどの魅力ある日本のカルチャーを生かし、仮想現実(VR)などの最先端技術を活用したアトラクションを構想しているということです。これから、いかに魅力あるコンテンツを誘致できるかが成功できるかどうかにかかっているといえるでしょう。
すでにこのエリアのすぐ近くには、東急電鉄が気合いを入れて再開発をおこなった「南町田グランベリーパーク」があります。こちらも、オープンモール型のアウトレット複合商業施設「グランベリーパーク」と、隣接する「鶴間公園」、そして中間部分に当たる「パークライフ・サイト」を合わせて、総面積約22ヘクタール、駅直結の新しい形のアウトレットパークです。
この大規模開発の成否は、横浜北部エリアだけでなく、町田~橋本まで続く国道16号北進エリアの不動産取引にも、非常に大きな影響が及ぶことが予測されます。不動産の活性化のためにも、ぜひ盛り上がることを期待しています!!
参考:2023年9月14日 日経新聞夕刊
横浜にテーマパーク 三菱地所、米軍施設跡地に
ディズニー級 31年ごろ開業
参考:2023年9月15日 日経新聞朝刊
三菱地所、横浜にテーマパーク 不動産開発を多角化
アニメ・ゲーム・VR活用 31年ごろ開業
参考:2023年9月15日 日経新聞朝刊
上瀬谷跡地にテーマパーク 横浜市、観光の起爆剤に
日本のコンテンツ軸 複合商業施設も整備
参考:国際園芸博覧会
参考:南町田グランベリーパーク
最終更新日:2023年9月4日
公開日:2023年9月3日
皆様こんにちは。
首都圏1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の不動産取引について、必ず「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることで注目の、不動産流通システム【REDS】のエージェント、【宅建士】【宅建マイスター】の堀茂勝(ほり しげかつ)でございます。
今回のテーマは「プロパンガス」。「LPガス」とも呼ばれます。
「液化石油ガス」の略称が「LPガス」ですが、「家庭用LPガス」の主成分として「プロパン」が多く含まれていることから、家庭用では「プロパンガス」の名称が一般的に使われているようですので、LPガスとプロパンガスは通常、同じものを指します。
しかし、LPガスの成分は100%プロパンではなく、ほかにもブタンなど、いくつかの異なる成分が混ざっているそうです。ちなみに工業用LPガスの場合は「ブタン」が主成分だそうです。
プロパンガス、LPガスのほかに「都市ガス」というものがありますが、これはLPガスとは成分が異なり、メタンを主とする天然ガスです。石油が原料ではありません。
空気と比べてプロパンは約1.5倍、ブタンは約2倍の重さのため、万が一漏れた場合には、プロパンガスは低い場所に溜まります。一方、都市ガス(天然ガス)は空気よりも比重が軽く、高いところに溜まります。
このため、ガス漏れ探知機も、プロパン用は床に近い低い場所に取り付けられているのに対し、都市ガス用は天井近くに取り付けられます。ガス漏れで逃げるときは、「プロパン」は立って逃げて、「都市ガス」は這って逃げましょう!?
大震災後にクローズアップされたのは「災害に強いプロパン」でした。都市ガスに比べて復旧が早く、「プロパンの家」だけが、冬の災害時に暖房や料理にすぐ利用できたものです。
同じ量の単価でプロパンと都市ガスを比較すると、プロパンのほうが、かなり高価なイメージがあるかもしれません。
しかし、実は同じ量を燃やして出せる熱の量は、プロパンの方が都市ガスに対して約2.2倍もあるのです。
プロパンガス:約2万4,000Kcal/㎥
都市ガス:約1万1,000Kcal/㎥
たとえば同じお湯の量のお風呂を沸かす場合、プロパンガスの方が約半分のガスで沸かせるのですから、そのぶんオトク。それも加味して考えると、プロパンと都市ガスの値段差は、さほど大きな開きがなくなってきます。
おもしろいのはプロパンの価格は「自由料金制度」であることです。プロパンの料金は、昔から各販売店が独自の計算で勝手に自由に料金を決めてきたというわけで、なるべく安価でガスを提供しようという良心的な販売店がある一方で、必要以上に高い料金を設定することも簡単にできてしまいます。これがプロパンガスの料金幅が大きい主な理由です。
プロパンをお使いでしたら、ぜひ供給会社を比較して選択すべきです。
都市ガスが使えるエリアなのに、あえてプロパンを使っている中華料理店を見かけますが、その理由は、もうお分かりでしょう。
強力な火力で短時間でシャキッと仕上げる中華料理には「熱量が高いコンロが使える」のがとても大事だからです。
そのうえ、大量のガスを使いますので、価格交渉で単価を下げてもらったり、供給会社を比較して選んだりできるのも、大きな要因です。
都市ガスが使えるエリアなのに、あえてプロパンを使っているアパートや新築戸建を見かけますが、その理由は多少異なります。
その理由は「建築にかかる設備費用の一部をガス会社に肩代わりしてもらえるから」。
新築戸建がプロパン利用だった場合、ガスコンロや給湯器の設備費用はガス会社が負担しているケースがほとんどで、購入者はその設備については十数年の間「借りている」という形態をとっていたりします。
「ガス会社」は、購入者が支払うガス料金の中に「設備費用」の回収コストも上乗せして請求していますので、より割高な料金を払っていることになります。もっと安いガス会社に切り替えようとしたら、設備を利用した年数に応じて、費用の一括払いを請求されたりしますので、注意が必要です。
しかし、もともと新築購入時のコストが抑えられていて、購入価格がその分お安くなっていたと考えれば、多少は納得できるかもしれません。
アパート建築の場合も似たような話になりますが、こちらは「メリットを享受するオーナー」と「ワリを食う賃貸人」という図になります。
アパート建築時に、ガス会社に給湯器やガスコンロなどの設備機器をガス会社に提供させることはよく行われています。「都市ガス供給済エリア」なのに「プロパン」利用のアパートばかりなのはこのせいですね。
かかったコストは、ガス会社が「賃貸人」に請求するガス料金に当然、上乗せされますが、賃貸人には「ガス会社」を選択する自由はありません。そこに住んだら、いわれたままの料金を支払うことになります。
ガス機器だけならまだしも、冷暖房機やインターホンなど、ガスに直接関係のない設備まで提供させて、建築費を安くすませるオーナーもいます。そのツケはどんどん利用者である「賃貸人」に回ります。
23年7月25日付 日経新聞朝刊より
プロパンが「自由料金設定」であるとはいえ、そんなこと、いつまでもあっていいものではありません。この長年の商慣習に、とうとうメスが入るときがきたようです。
とうとう経済産業省は、都市ガスのない地域に多い液化石油(LP)ガスの料金に、ガス利用と直接関係ない設備の費用を上乗せすることを禁止し、罰則規定も設けました。これは、毎月のガス代の高騰につながっているとの指摘があり、不透明な商慣行の是正につなげることになります。
とはいえ、一気に是正されるかというと、そうはいかないようです。規制を始めたガス会社を所管している経産省に対し、ガス会社に設備提供を要求している建設業者やオーナーを所管している国交省は、強制力のない「通知」といった対応程度と温度差があり、規制に後ろ向きのようです。
この不透明な商習慣のツケは、ガス会社でも建設会社でもオーナーでもなく、入居者が払わされる。縦割り行政の弊害が、残念ながらここにも見て取れます。
参考:2023年7月25日 日経新聞朝刊
参考:2023年8月8日 日経新聞朝刊
公開日:2023年7月28日
皆様こんにちは。
首都圏の一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、必ず不動産の「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることが注目されております、不動産流通システム【REDS】エージェント、【宅建士・宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)でございます。
ご無沙汰してしまいました。
今回は、これからご結婚されるご夫婦や、新婚ほやほやのご夫婦、そしてその親御さん世代の皆様にもお伝えしたい、不動産営業の現場でたまに見かける「新居のご購入、失敗あるある」のお話です。
最近、ご自宅購入のご案内でお会いするお客様のご年齢が、平成一ケタ生まれでいらっしゃることも多くなりました。わたくしの娘も平成6年生まれですので、ほぼ親御さんと同世代。ですから、お子様連れでいらっしゃったりすると、発する言葉からしぐさまで、なにもかも可愛くて可愛くて、わたくしまでもたまらなく幸せな気分にさせていただき、まるでお孫さんを見るように目じりが下がってしまいます。
少し脱線してしまいました。
そんな若いご夫婦が、はじめてのオウチ選びをするにあたりましては、当初はいろいろと、高い理想ばかりを追いかけて、探し始めるものです。
たとえば新築戸建を選ぶお客様の場合、いろいろな要求が出てきます。
・ぜったい南道路!陽当たり良好
・土地は100㎡以上欲しい
・3階建てより2階建て!
・1階リビングなら、子供の出入りが確認できる「リビングイン階段」
・天井が高い「勾配天井」の2階リビングもいいなぁ
・休日に家族で丸テーブルで朝食ができる広々バルコニー!
・お庭にはウッドデッキ
・駅から平坦
・最寄り駅から徒歩9分以内
・閑静な住宅地
・コンビニやスーパーは歩いていける距離
・幼稚園、小学校、中学校はあまり遠くない距離
・繁華街は、便利さと治安のバランスを考えて、近すぎず、遠すぎず
・できればキャンピングカーが止められる広さの駐車場
どのご家族も、夢をふくらませて、さまざまなご希望が出てくるものです。このように、建物に求める要求、生活環境に求める要求以外にプラスして、最近の異常気象を反映して、「災害が起きにくい立地」も重要ポイントになっています。
今度は「マイナスな状況」をイメージして、いかに大切な家族を守るかを考えてのポイントになります。
・大雨が続いたときに、川が氾濫しない?
・短時間のゲリラ豪雨で、急に冠水したりしない?
・地震で揺れやすくない?
・液状化して建物が傾いたりしない?
・記憶に新しい武蔵小杉のタワーマンションのように下水が逆流したりしない?
・土砂崩れや土石流の被害にあわない?
・古い家屋が密集していて大規模火災に巻き込まれるようなエリアではない?
・急な坂が多くて、雨で滑りやすくない?
・雪の日に行き来が困難になるような場所ではない?
わたくしの不動産営業の経験の間にも、いろいろな災害がありました。
東日本大震災のあと、停電が続いていた時には、それまで人気であった「オール電化住宅」に住むお客様たちが、かなり苦労したということもありましたし、「都市ガス」物件が人気な中で「プロパンガス」物件が災害には強かった…ということもありました。
また多摩川の上流域が集中豪雨にあって、川崎の高津エリアや世田谷の二子玉川のエリアにある多摩川が氾濫したときには、実際に水没した賃貸住宅に住んでいたお客様たちが、住み替えのためにオウチ選びをされるのを、お手伝いもしてまいりました。
このように、どのお客様も、いろいろな条件を考えながら、オウチ選びをつづけていきます。
しかし、すぐに気づくのです。
「すべての条件がかなう物件など、ありはしない」
「せめて必須条件と思う条件でさえ、かなっている物件は高くて手が出ない」
実際に物件を見ていく中で「何を優先し、絶対に叶え、何をあきらめて、目をつぶるか」が重要であると。
・ある方は都内でさがして「2階建て」をあきらめ
・ある方はハザードマップを気にして「南武線沿いの平坦エリア」をあきらめ
・ある方は陽当たり眺望を優先して「山坂の傾斜のある通勤通学」であきらめ
……このように、オウチえらびについて、現実的な考え方が徐々に身についてきます。
さて、ここまで「オウチ選び」を経験してきた若いご夫婦が、陥る失敗があります。それは、特に心の優しい「親思い」の方に圧倒的に多いのです。それは、それまで家を買うことについて親には具体的に話してなかった場合、物件が決まって契約直前になってから、ポロっと親に言ってしまうことです。
この場合、8割がた、その物件購入は頓挫します。
「えっ!あんた、家を買うって!そんな急に!」
「急じゃないよ。探しているっていったじゃない!」
「そうだった? で、どこにあるの!」
「ここなんだけどさぁ……」
「なに、すぐに近くに川があるじゃない。危ないわよ!」
「でも、平坦で子供も通学楽だし」
「なにこの家、旗竿敷地で、陽当たりが良くないんじゃない?」
「そんなこといったって、整形地の物件は高いのよ!」
「わたしたちが遊びに行くときにも、ここじゃあ時間がかかって、駅からも時間がかかるじゃない。わたしは嫌だわ」
「別にお母さんが住むわけじゃないでしょ! わたしたちはさんざん理想と現実を見てきて、探して、自分たちの分相応な物件を見つけたの!」
「そうね。別に援助するわけじゃないしね」
「そんなにいうのなら、お母さんがいい家見つけてきてよ!」
……なんてやりとり、どのご家庭でも起こってしまいがちなのです。
若い夫婦の「事前に親に了解をもらいたいという、親思いの気持ち」が災いして、判断するための経験値を育てていない親に直前に話してしまい、親は「家選びに失敗してもらいたくないという子供思いの気持ち」から、心配の挙句に、選んだ物件のマイナスポイントばかり重箱の隅をつつくように指摘してしまうのです。いずれも本来は「やさしさ」や「相手思い」の気持ちが災いして起こることなのです。
さて、これを防ぐ方法です。
「親に話すなら、家選びの最初から巻き込んで!」
最初から一緒に家選びをやって巻き込んでいると、親御さんも理想と現実を一緒に身に付けていき、子供がきちんと選択眼を持って生きていることを理解すると、そのうち「もう、住むのはあんたたちだから、あんたたちで好きにしなさいよ」というタイミングがきます。そうなったあとは悲劇は生まれにくくなります。
自分たちで家選びをして決めてしまったのなら、親に言わずに契約するのが親孝行なんです。もう「親に言わずに勝手に契約する」勇気を持ちましょう。
家を買うことを直前に言われた親は、マイナスポイントを指摘するという「親の使命」「親の責任」を急に感じて、言わなくてよいことを言ってしまうことになります。すでに買ってしまった後に伝えられたら、そんな余計な仕事をさせることなく、「決めてしまったのなら、いまさらしょうがないわね」としか言いようがありません。
このようなアドバイス、若いご夫婦には何度もお教えしているのですが、それでも優しい方ほど同じ失敗をしているのを見かけます。
「優しさって、罪ね」。こんなドラマのセリフがありますが、その優しさが災いして、散々苦労して選んだ「オウチ選び」が破綻して、親子喧嘩や夫婦喧嘩に至らぬように、くれぐれもご注意を。これも「宅建マイスター」としての、リスク回避のお話でした。
【REDS】宅建マイスター:堀
最終更新日:2023年7月1日
公開日:2023年4月30日
皆様こんにちは。
首都圏の一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、必ず不動産の「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることが注目されております、不動産流通システム【REDS】エージェント、【宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)でございます。
いま、小田原市の中古戸建の売却をお手伝い(受任)しております、すばらしい注文住宅をご紹介!
場所は「神奈川県小田原市堀之内282」です。
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実はこの物件にお住いのオーナー様のお仕事場は東京駅近く。新幹線で通勤しているとお聞きしました。
最寄りの「富水」駅まではたったの徒歩2分。しかもローカルな雰囲気の駅は、すぐにホームです。
新幹線の中は通勤ラッシュもなく、新幹線の中の34分間で、メールチェックや新聞チェックなど、仕事前の朝の整理に使えているようです。
それにくらべて、私が、やはり東京駅に近いREDSの東京営業所に通勤する場合は、満員バスと満員電車を乗り継ぎながらの90分超。
なるほど「小田原に住む」という選択肢もアリかもしれませんね。
ナビタイムで検索してみましたら、自宅を出てから東京駅まで、やはり1時間かかりません。
2023/5/1(月) 富水⇒東京 07:59⇒08:54
——————————
所要時間:55分
運賃:3,450円(IC3,447円)
乗換:1回
*特急料金が含まれる場合、一番安い料金を表示しています。ご注意ください。
——————————
▽7:59発【富水】
|
| 小田急小田原線各停
| 1番ホーム
| 小田原方面
| 小田原行
| 前・中方車両
▼8:06着【小田原】
▽8:20発
|
| JR東海道新幹線
| こだま818号
| 14番ホーム
| 東京方面
| 東京行
|
| 18番ホーム
| [ドア]右が開く
▽8:54着【東京】
すでにこちらの物件に、お申込みが入りました。
<ご売却のご参考ブログ> 続々とご成約! ブログ掲載の「川口市の戸建」「多摩市マンション」、「世田谷区戸建」 / 【REDS】 宅建士:堀
最終更新日:2023年7月1日
公開日:2023年4月30日
皆様こんにちは。
首都圏の一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、必ず不動産の「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることが注目されております、不動産流通システム【REDS】エージェント、【宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)でございます。
日経新聞で連載している「なんでもランキング」に、すがすがしい記事がありましたので、抜粋転載させて頂きます。
大人でも楽しめる「ブランコ」の特集ですが、写真を見るだけでも、おいしい空気を胸いっぱいに吸い込みながらブランコに揺られる自分が想像できます。
子供にかえった気持ちで、眺めてみてはいかがでしょうか。
2位と8位の富士山ビューのブランコと、7位の相模湾ビューのブランコを、是非体験してみたいものです。
記事によると、
「山や海など雄大な自然の絶景を楽しめるブランコが続々と登場している。こぎ出すと大空に飛び出すような爽快感を味わえる。子どもだけでなく、大人もワクワクするブランコを専門家が選んだ。
今週の専門家▽あおい有紀(旅するフリーアナウンサー)▽板見浩史(一般社団法人日本フォトコンテスト協会代表理事)▽今西裕子(じゃらんムックシリーズ編集長)▽河村亮太(日本旅行総合研究所 主任研究員)▽小塩稲之(日本観光文化協会会長)▽竹本りか(風景写真家)▽田辺洋人(アソビュー カスタマーサクセス部部長)▽千葉千枝子(淑徳大学経営学部学部長・教授)▽富本一幸(トラベルニュース編集長)▽中村伸樹(子どもとおでかけ情報サイト「いこーよニュース」編集部)▽村田和子(旅行ジャーナリスト)=敬称略、五十音順
」とのことです。(2023年4月15日 日経新聞朝刊)
最終更新日:2023年7月1日
公開日:2023年4月29日
皆様こんにちは。
首都圏の一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、必ず不動産の「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることが注目されております、不動産流通システム【REDS】エージェント、【宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)でございます。
今月2023年4月から、SUUMOで「割引・無料」の記載が可能になりました。
30年もの間、見直されなかったSUUMOの規定が、見直されました。
公正取引委員会への提訴がきっかけなのかは、わかりませんが、やっと不動産業界でも「価格破壊」が進むきっかけになるのではないでしょうか。
この30年もの間、すでに小売業界では、定価販売を行っていた酒店や商店スーパーに対して、コンビニ、100円ショップ、スーパー的な変化を遂げたドラッグストアなどが席巻してきていますし、アマゾンなどネット通販も急激に利用が進みました。
値引きをしない高級ブランドショップで買い物をする方が、あるときは昔ながらの商店でお店の方とのコミュニケーションを楽しみ、多少割高でもコンビニの便利さを享受する事もあれば、「意外なものが100円で買える」100円ショップで楽しむ事もあり、アマゾンで通販も利用している。小売業の世界の価格破壊は、買う側の選択肢を幅広くしてくれています。
小売業界、運送業界、あらゆる業種に価格の自由化が進んでいるのに比べて、不動産業界は30年の間、ほとんど価格やサービスの選択肢を消費者に提供する自助努力をしてきておりませんでした。
お客様から頂く「仲介手数料」は、法定により上限(MAX)の金額は決められておりますが、多くの不動産仲介業者が、この上限金額をあいかわらず「正規の手数料」などと称して請求しているところがまだまだあります。
しかし現代では、ラグジュアリーな雰囲気の店舗で、高級車の送り迎えで物件見学ができる不動産屋さんを選択する自由もあれば、弊社REDSのように「宅建士」としての質は高レベルを提供しながらも、それ以外の部分については、あらゆるコストカットの企業努力をおこなって、仲介手数料の価格破壊を行おうとしている企業を選択する自由もあります。
しかし、その選択肢があることさえ、いままではSUUMOなどのポータルサイトでは知ることが出来ず、お客様は「選択の自由」を享受できないでおりました。
やっとこれからは、仲介業者を「選択する自由」に少しだけ気づいてもらえるようになります。
徐々にではありますが、これから不動産業界もやっと価格破壊の時代に突入していきます。
最終更新日:2023年4月17日
公開日:2023年4月6日
皆様こんにちは。
首都圏の一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、必ず不動産の「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることが注目されております、不動産流通システム【REDS】エージェント、【宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)でございます。
日経新聞に気になる記事が掲載されていました。
なんと、大工さんが、20年で半減してしまい、40年前の1/3の人数になってしまっているとのことです。
それだけでなく、他の職種に比べて、大工は高齢化が際立っており、すでに、人手不足で住宅の供給に制約が生じてきているとの事。
さらに問題はそれだけにとどまりません。
建築主からの依頼で第三者として新築現場を調べる「インスペクション」でおなじみの、「さくら事務所」が調べたところ、不具合の発生率が上昇しているとの事。
特に断熱材の設置や耐震性に関わる構造部などの不具合は22年に過去最大となったらしい。
そして「新築だけでなく、既存の住宅の修繕で大工の不足の影響が、より深刻になる可能性もある」と予測している。
新築であれば工場でのプレカットや、ロボットによる工場での組み立てなどで補えるが、
「劣化度合いや作業環境がそれぞれ異なる既存の住宅の修繕は、大工らの技術や経験に依存する部分がより大きい」と懸念しているとの事。
にもかかわらず、住宅の修繕の需要は今後、拡大が見込まれるらしい。
18年時点で、約700万戸は耐震性不足、さらに約849万戸の空き家もある。
改修しなければ再び居住したり売却したりするのが難しい物件も多いなか、大工さん不足の影響は大きくなりえます。
大工さんの待遇改善が求められると共に、ますます建築費の高騰に影響するのでしょう。
公開日:2023年3月31日
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首都圏の一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、必ず不動産の「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることが注目されております、不動産流通システム【REDS】エージェント、【宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)でございます。
本日の新聞に「残価設定型 住宅ローン」の記事がございました。
「残価設定ローン」は、すでに車を購入する際の選択肢として、よく知られており、最近では「スマホ本体」の購入にも、同じような仕組みが使われていいるのを見かけます。
例えば、「一般的なマイカーローン」を組んで230万円の車を購入すると、支払額の総合計は230万円に利息分を上乗せした金額になり、月の支払額は230万円+利息を合わせた金額を分割したものです。
それに対して、「残価設定のカーローン」の特徴は、下取りを前提とした購入である点です。
残価とは、契約期間終了時の買取保証額を指し、支払い額は契約時の残価を引いた総額になるため、毎月の支払い額を安く抑えることが可能です。
230万円の車を購入し80万円が残価だった場合、残価を差し引いた、150万円+利息を分割した金額が毎月の支払いになります。
つまり、定期的に車を乗り換える方にとっては、月々の支払いを抑えることが出来るのが、大きなメリットになります。
今回の「残価設定型の住宅ローン」、についても、同じような仕組みかな?と思い、読み進めてみましたら、どうも違うようです。
そこで、詳しい内容を読んでみました。
三菱UFJ銀行のホームページの「お知らせ」に、詳しい説明用PDFが掲載されていました。
詳しく読んでみますと、今回の「残価設定型住宅ローン」は、あくまで老後になってからの選択肢を増やす方法のようです。
三菱UFJ銀行「「残価設定型住宅ローン」の取扱い開始について」に掲載されている図
たとえば上記のグラフの場合、55歳以降に「オプション」を行使できるようになり、「返済額軽減オプション」を行使すると、月々の返済が少なくできます。
その後、その家に一生涯その家に住み続けた場合は、死亡時に自宅は売却されて一括返済され、残債は消えます。
住み続けずに、たとえば老人介護施設などに途中で住み替えしたくなったら、「JTI買取オプション」を行使すると、JTIで買い取ってもらえて残債が消えるという仕組みのようです。
すべての住宅で適用できるわけではないようですが、今後こういったローン商品は増えていくのかもしれませんね。
公開日:2023年3月31日
皆様こんにちは。
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2023年3月18日(土曜日)、新たに「相鉄新横浜線」と「東急新横浜線」が開通し、相互に直通運転がはじまりました。
相鉄は、西谷―羽沢横浜国大駅間で2019年に開業していた「相鉄新横浜線」を新横浜駅まで延伸し、東急は日吉―新横浜駅間で「東急新横浜線」をあらたに開業。これにより、日吉―西谷駅間の12・1キロ区間を結ぶ直通線が開通しました。
この路線の開業により、「海老名」や「湘南台」「大和」などからも、また「川越」や「高島平」「浦和美園」などからも、東海道新幹線の停車駅「新横浜」駅へ、直通で行けるようになりました。これは便利!
都内や川崎市あたりにお住まいの方も、東海道新幹線に乗るには、東京駅や品川駅に行ってしまう方も多かったのではないでしょうか。
この開業により、特に早朝時間帯では、東京・品川駅始発の新幹線に乗るよりも、新横浜駅始発に乗車することで、早く到着できるようになりました。
ますます便利になりましたが、そのぶん、駅での乗り換え間違いなどの混乱は起きているようです。
「浦和にいくつもりが、高島平行にのっちゃた!」「湘南台にいくつもりが、海老名に着いちゃった!」なんてことが結構起きているようですので、十分お気を付けくださいネ!