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後藤 光志(宅建士・リフォームスタイリスト)

REDSのエージェントはお客様の気持ちに寄り添います。

公開日:2023年12月28日

こんにちは。REDSの宅建士・宅建マイスター、後藤です。冬至も過ぎ、いよいよ気ぜわしくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて今回は、マイホームを購入したらほとんどの場合に加入する火災保険について考えてみました。

火災保険

古い建物の火災保険加入を断られた?

先日、弊社エージェントが「築年数の古い建物の火災保険加入を断られた」と話しているのを聞きました。住宅ローンには火災保険の加入が条件となっていた時期があります。またその火災保険に銀行が質権を設定していたことさえありました。

今では、火災保険加入が条件というのはあまり聞かなくなりましたが、不動産業界にいると、火事や台風、地震などの事故、自然災害などへのリスク対応として、火災保険加入は任意とはいえ、当然のようにさえ思っておりました。

それが火災保険加入を損害保険会社から断わられたというのですから驚きです。

築年数が古い建物(マンションを含む)は

・配管などの劣化による水漏れの事故等が多い
・耐震性、防火性が現代基準に比べて低い
・経年劣化による建物の損傷
・電気配線などの劣化
・メンテナンスや修繕が不十分

こうしたことで、火災のリスクや水漏れのリスク、損傷のリスクが高くなるのかもしれません。また、ここ数年自然災害の多発による保険金額の支払い増加のため、火災保険の値上げが繰り返し行われておりましたので、築年数の古い建物の火災保険加入の謝絶もその一環かもしれません。

水害リスクによる水害料率の細分化

火災保険には台風や暴風雨、豪雨などを原因とする住宅や家財の損害を補償する水災補償があります。水災補償はセットになっているものやオプションで加入できるものなど、保険会社や商品によって違います。この水災補償についても以前は全国一律の保険料でしたが、浸水リスクにより水災料率の細分化が行われているようです。

水害リスクが低い地域は保険料が安くなるという商品があるようですが、逆をいえば水害リスクが高い地域は保険料が割高になるということです。ここ数年の自然災害の多発からすれば、そのほうが公平かもしれませんね。

火災保険と地震保険

火災保険や地震保険は、住宅や家財に被害が発生した場合に保険金を受け取ることができる保険です。火災保険は火災や落雷などの被害に対応し、地震保険は地震や噴火などの被害に対応します。地震保険は火災保険と一緒に加入する必要があります。

火災保険と地震保険にセットで入らない場合のリスクは、以下のようなものが考えられます。

●火災や地震などの災害で住宅や家財が全壊や半壊した場合、自己負担で修理や建て替えをしなければなりません。その費用は数百万円から数千万円にもなります。
●国や自治体からの補助金や義援金もあるようですが、災害の規模や被害の程度によって異なり、一般的には不十分です。
●火災や地震などの災害で住宅や家財が損傷した場合、生活に必要なものを購入したり、仮住まいを探したりする必要があります。その費用も自己負担になります。
●火災や地震などの災害で住宅や家財が失われた場合、精神的なショックやストレスを受けます。保険金があれば、少しでも早く元の生活に戻ることができます。

このように、火災保険と地震保険に入らない場合のリスクは大きいといえます。日本は地震の多い国ですし、火災も予測できない事故です。火災保険と地震保険にセットで加入することで、災害に備えることができます。

弊社は損害保険会社ではありませんが、皆様にご購入いただいた大切な住まいをお守りするためにも火災保険・地震保険の加入をお勧めします。

まとめ

上記のように考えるからこそ、築年数が古いとの理由で契約ができないというのはいかがなものかと思うのですが、厳しくなっているのは間違いありません。補償内容が限られるのは仕方ないとして、契約謝絶はやめていただきたいものです。

多くの損保会社が契約謝絶に追随すると今後築年数が古い物件は流通が鈍ってくるかもしれませんね。希望する物件の築年数が古い場合は注意が必要ですが、現状ではまだ加入できる保険会社もあるようです。

 

さて、毎月毎月、多くの方に弊社をご利用いただき誠にありがとうございます。弊社では引続き売却物件を募集しています。弊社受任物件には設備保証が付きますので、是非弊社エージェントへご相談ください。また、お知り合いの方に不動産の売買をご検討中の方がいらっしゃいましたら是非REDS紹介制度をご利用ください。

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追伸
年の瀬が迫り、今年も残りわずかとなってまいりました。本年は皆様からの数多いお問い合わせ、ご契約を頂き誠に有難うございました。また、ご契約後のアンケートでは、温かいお言葉、素敵なお言葉、励ましのお言葉をくださり、とても感謝しております。お客様からの声は、私たちの励みになります。来年も、よりよいサービスを提供できるよう努めてまいります。また「正直不動産」であり続けるよう業務に励む所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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