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有馬 春志(宅建士・リフォームスタイリスト)

安全かつ安心して取引できる環境を提供。

公開日:2021年9月27日

「不動産流通システム」有馬でございます。

 

住宅の建設から解体までの(ライフサイクル)における二酸化炭素排出量がマイナス

となる住宅のことです。

LCCM住宅は、Life Cycle Carbon Minus住宅の略称です。

 

地球規模の温暖化対策が課題とされる現在、CO2排出の削減は、日本の最も重要な

政策課題のひとつです。

なかでも、住宅分野においては建築で使用されるエネルギー消費量の増加が

続いており、低炭素化の取り組みを一層強化することが求められています。

断熱性を高め、開口部等の可変性を確保したり、高効率の設備機器の採用などで

エネルギー利用を効率化することが有効と考えられています。

また、太陽光発電などによって住宅がエネルギーを生産したり、建設段階における

CO2排出量を削減することも重要です。

長寿命で一層のCO2削減を目標とした住宅として最終的に行く造目標が

LCCM住宅になります。

 

実現のためには、要素技術だけでなく、ライフサイクルCO2排出量の評価手法、

省エネルギーのための環境設備設計手法の開発が必要であると考えられています。

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公開日:2021年9月19日

「不動産流通システム」有馬でございます。

 

延焼防止性能は、火災の際に延焼しないための建物性能のことです。

防火のために必要とされる性能のひとつになります。

建築基準法においては、延焼防止性能は、建物のすべての壁・柱等に対して一律に耐火性能を要求することで確保されてきました。

しかしながら、外壁や開口部など外殻の防火性能を高めれば、構造物に対して一律に耐火性能を要求しなくても延焼防止性能を確保できると考えられています。

そこで、延焼防止性能について技術的基準を整備し、防火地域・準防火地域における延焼防止性能の高い建築物の建ぺい率制限を10%緩和するほか、建物内部の柱等に木材を利用する設計を容認することとされています。

防火地域内で延焼防止性能の高い建築物の建ぺい率緩和を受けるには、耐火建築物及び耐火建築物と同等以上、準防火地域内の場合は、耐火建築物、準耐火建築物及びこれらの建築物と同等以上の延焼防止性能を有する建築物とすることが必要です。

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公開日:2021年9月12日

「不動産流通システム」有馬でございます。

前回、エコキュートについて記載させていただきましたが、今回はエネファームの話になります。

普段、私たちが使っている電気は、大規模発電所でつくられ、それぞれの家庭に運ばれます。

発電の際に発生する熱の多くは有効に利用できなかったり、また電力の一部は送電ロスで失われてしまいます。

これに対し、各家庭でエネルギーをつくる「エネファーム」なら、エネルギーをつくる場所と使う場所が一緒ですので

エネルギーを有効に利用することができます。

エネファームは、都市ガスやLPガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気をつくり出します。

このとき発生する熱でお湯を沸かし、キッチンやお風呂などの給湯に利用できます。

エネルギーを有効活用するので、省エネにも大きく貢献します。

「エネファーム」は、ご家庭でお使いの時間帯とお湯をご活用になる時間帯を学習して発電運転時間が決められます。

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公開日:2021年9月5日

「不動産流通システム」有馬でございます。

 

エコキュートとは、電気を使ってお湯を沸かす給湯器のことです。

給湯器はお風呂を沸かすときに操作するリモコンを想像するとわかりやすいかもしれません。

お風呂のお湯だけではなく、キッチンの水道で温かいお湯を使いたいときにも給湯器が使われています。

お湯を沸かすときにはガスを使用するのが一般的でしたが、ランニングコストを抑えられることから電気給湯器の一つであるエコキュートの人気が出てきています。

エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクがセットになっています。

ヒートポンプユニットで取り込んだ空気の熱によって水の温度が上がり、お湯を貯湯タンクで保温するという仕組みです。

ヒートポンプユニットが空気の熱を取り込んで空気熱交換機の自然冷媒が吸収します。熱を取り込んだ自然冷媒を圧縮することで水の温度が上がってお湯が完成します。作られたお湯は貯湯タンクで保温されます。

 外の空気を取り込んで水の温度を上げる仕組みなので、外の気温が高ければ高いほど効率的にお湯を沸かすことができます。そのため夏は光熱費を抑えることができますが、冬は光熱費が高くなってしまう傾向にあります。

エコキュートは他の給湯器と比べて設置費用が高いのがデメリットです。設置費用が高いと導入に踏み切れないと思うこともあるかもしれませんが、ランニングコストも合わせて計算してみるとトータルコストでは安くなることもあります。

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