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有馬 春志(宅建士・リフォームスタイリスト)

安全かつ安心して取引できる環境を提供。

公開日:2022年6月26日

不動産の売却を媒介する場合に、依頼者に助言するなどのために取引価額を算出する行為を価格査定と言います。

この場合にその根拠を示すことが必要で、標準的な手法によって取引事例を比較検討し、客観的で実際的な成約見込額を算出しなければならないとされています。 一般的には、価格査定のためのマニュアルを用いることが多いです。
一方、不動産鑑定も価格の査定を伴いますが、不動産取引の媒介に当たっての価格査定とは違って不動産鑑定士が経済価値を判定するものであり、算出する価額の性質に違いがあります。また、不動産鑑定は、価格査定と比べてより専門的、精密な方法で実施されます。

住み替えや引っ越しなどの理由から不動産の売却を考えている時、一番気になるのは所有しているマンション、一戸建、土地などどのくらいの価値があるのかということだと思います。
そんな時、不動産の売却価格の相場を知るために出来るのが、不動産会社や不動産鑑定士などに依頼して行う価格査定です。さまざまな方法によって、その不動産の評価額を知ることが出来る売却活動の最初のステップです。

価格査定で出た金額はあくまで売却を進める際の相場の価格のため、必ずしもこの価格が実際に売却を行う際の成約価格になるとは限らないということを覚えておきましょう。

 

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公開日:2022年6月19日

この「壁式鉄筋コンクリート構造」は、「柱」、「梁」を設けず、基本的に「壁」だけで荷重を支えるような鉄筋コンクリート構造になります。

この「壁式鉄筋コンクリート構造」には、柱・梁がないため、建物の内部空間が広く使用できるというメリットがあります。
なお強度を確保するため、壁の中には梁に相当する配筋が作られています。

この「壁式鉄筋コンクリート構造」は、壁が多い中層建物に最適です。しかもコストが安く、空間が広く取れるため、3階建共同住宅などで多用されています。

壁式鉄筋コンクリート造は、耐力壁とスラブのみで構成される鉄筋コンクリート造です。鉛直方向の構造部材として「耐力壁」、水平方向の構造部材にスラブが配置されます。

 

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公開日:2022年6月12日

矩計図とは、簡単に言うと建物の軒先を含む代表的な外壁部分の垂直断面になります。

矩計図という漢字を見て、すぐに読み方が分かる方は多くはないのではないでしょうか。これは「かなばかりず」と読みます。

建物を見るときの図面として、平面図や断面図があります。矩計図とは、建築物断面の全体寸法の基本をなす地盤の位置、床高、軒高、窓高、腰高、天井高など高さ関係を示す断面図のことです。一般的に20分の1から50分の1の縮尺で描かれています。

かなり細かく記された断面図となるため、詳細断面図の呼び方をとられることもあります。それぞれの高さなどを把握することができるため、家づくりの現場などで、現場監督や職人にとって欠かせない図面ともいえます。

専門家は、矩計図を見るだけで、使用されている材料やその厚さ等を確認できるため、住宅性能がわかるといわれています。

 

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公開日:2022年6月4日

第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、田園住居地域では、道路や隣地との境界線から一定の距離だけ、外壁を後退させなければならない場合があります。

これを「外壁の後退距離」といいます。
この「外壁の後退距離」は、都市計画によって規定される制限です。逆にいえば、都市計画に定めがないならば、第一種・第二種低層住居専用地域であっても、外壁を後退させなくてよいということになります。
都市計画で「外壁の後退距離」が定められると、建築物同士の間に一定の空間が常に確保されるようになり、日照・通風・防火などの面で良好な環境が形成されます。
具体的には、低層住居系の地域内において、住宅などの外壁や柱面、建築物を敷地境界線から1mまたは1.5m以上後退させなければならないというものです。

道路側と隣地側を後退しなければならないため、敷地面積によっては希望する間取が制限されることがあります。

上記以外に建築協定、地区計画、風致地区などにより外壁後退を定めている場合があります。

 

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