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公開日:2025年5月30日  有馬 春志

ジョブシャドウイングとは? 企業が取り入れるメリットと注意点

若者の非正規雇用率や若年無業者の増加などが問題となる日本では、早いうちからのキャリア形成教育の必要性が問われています。

ジョブシャドウイングとは、児童、生徒、大学生が、企業の社員に半日から丸一日、影のように張りついて同行し、彼らがどのような仕事をしているかを観察して学ぶ取り組みです。もともとはアメリカで子供たちの職業体験プログラムとして誕生したものです。仕事はせず観察に徹するので、インターンの前段階という位置づけも成り立ちます。日本では中学校や高校のキャリア教育として採用されることが多く、また大学生の早い段階で行われることもあります。

ジョブシャドウイングで実際の労働を身近に観察することで、学生や求職者の就労への意識が明確になる機会となり、企業側にもさまざまなメリットがあるといわれています。

近年、日本でも注目されつつあるジョブシャドウイングの中身について、解説します。

ジョブシャドウイング

(画像はイメージです)

ジョブシャドウイングはインターシップと何が違う?

ジョブシャドウイングは1996年にアメリカのマサチューセッツ州ボストン市で初めて行われ、同市の公立学校の生徒350名が参加しました。以来、欧米ではジョブシャドウイングが一般的な職業体験プログラムとして広まり、主に学生向けのキャリア教育の一環として、今も広く活用されています。

ジョブシャドウイングの参加者は、訪問を受け入れている企業に赴き、一日の仕事の流れを見学したり、業務の説明を受けたり、時には簡単な作業を手伝ったりします。こうした体験を通じて、参加者は仕事への理解を深め、将来的な進路の選択に役立てられます。

日本における学生の職場体験といえば「インターンシップ」がよく知られていますが、インターンシップが数週間~数カ月間という長期間にわたって実施されるのに対し、ジョブシャドウイングは通常1日~数日程度の短期間で行われます。また、実際に業務を担当するインターンシップに比べ、ジョブシャドウイングは社員の仕事を見学したり説明を受けたりすることが中心となり、実際に仕事に関わることはありません。

欧米では、インターンシップの前段階としてジョブシャドウイングを設けている企業も多く、まずは参加者の適性や関心を確認し、インターンシップのミスマッチを防ぐためにジョブシャドウイングが実施されることもあります。

ジョブシャドウイングを行う企業側のメリット

学生や求職者にとっては、進路選択の参考や情報収集、学習意欲の向上などに役立つジョブシャドウイングですが、企業にとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか。

まずは、企業の魅力を対外的にアピールできるというメリットがあります。ジョブシャドウイングは学生や求職者に対して、自社の社風や仕事内容、社員の魅力を直接アピールする絶好の機会です。実際に仕事現場を見学してもらうことで、企業の雰囲気や働く人々の様子を肌で感じてもらえるでしょう。

また、ジョブシャドウイングを通じて、学生や求職者の適性や興味・関心を把握できます。これにより、採用選考のミスマッチを減らし、より自社に合った人材を採用することが可能です。

さらに、既存の社員にとっても、ジョブシャドウイングは成長するための絶好の機会になります。自分の仕事内容を説明したり、学生や求職者からの質問に答えたりすることで、自身の業務に対する理解を深め、スキルアップにつなげることにもなるでしょう。

こうした採用活動の効率化や人材育成の促進などのほかに、ジョブシャドウイングは学生や求職者のキャリア形成を支援する社会貢献としての側面もあります。ジョブシャドウイングに取り組むことで、社会からの信頼を得られ、企業イメージや認知度の向上にもなります。

ジョブシャドウイングを行う上での注意点

このように、さまざまなメリットのあるジョブシャドウイングですが、無計画なまま始めても成功しません。

まずは、ジョブシャドウイングの内容や計画、スケジュールや参加者への説明資料などを事前にしっかりと準備しておくことが大切です。また、社員が快く参加者を受け入れられるような雰囲気づくりや、質問しやすい環境を整えることも重要です。

実際のジョブシャドウイングでは、参加者からの疑問や質問には、丁寧に答えるように心がけましょう。さらに、ジョブシャドウイングの終了後には、参加者からの反応や感想をフィードバックしてもらうことで、改善点を見つけられるため、よりよいものにブラッシュアップできます。

まとめ

ジョブシャドウイングは実施する目的を明確にし、その目的に合ったプログラム内容にすることが成功の秘訣です。

自社でジョブシャドウイングを実施する場合には、まず、どのような制度設計になるのか考えてみるところから始めてみましょう。

 

この記事を執筆した
エージェントプロフィール

有馬 春志
(宅建士・リフォームスタイリスト)

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