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堤 延歳(宅建士・リフォームスタイリスト)

NHKドラマ正直不動産、現場監修担当の堤です。

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最終更新日:2021年10月31日
公開日:2021年10月30日

仲介手数料最大無料】不動産流通システムREDS宅建士/CFP/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/公認不動産コンサルティングマスターの堤 延歳(つつみ のぶとし)です。社会人スタートは教育業界で約10年。その後、不動産業界での門を叩いてからは今年で18年目となりました。

 

10月もあと1日で終わろうとしておりますが、今月も色々なご縁に恵まれまして、6件ほど物件購入のお手伝いとご契約をさせていただきました。新築戸建て・中古戸建・中古マンション・収益物件と種類は多岐に渡りますが、例年になく物件の動きが非常に活発なような気がいたします。

 

先日物件のご案内をしていたときのことですが、資金計算のご説明をしているときに引っ越し後にかかる費用(家具や家電)ってみなさんどれくらいで考えているものなんですか?とご質問を受けたことがありました。

 

物件購入の資金計算であれば金額を間違えることはまずないのですが、引っ越し後にかかる費用となりますと、そのお客様のライフスタイルで全然金額が変わってきてしまいます。ですのでそういう質問が来たときは住宅金融支援機構が調査したデータを基に新築住宅で200万円、中古住宅で100万円とおおよその数字を伝えるようにしております。引き渡し後のご家庭に実際にヒアリングしたこともありますがほぼ同額の結果となっておりました。

 

引っ越し後にかかる費用の目安

家具・家電などにかかる費用は、具体的にはどれくらいになるのでしょうか。その相場を知る手掛かりとして、住宅金融支援機構「住宅取得に係る消費実態調査(2014年度)」のデータが参考になります。

 

これによると、引っ越し後1年以内に購入した耐久消費財(家具や家電など)にかかった平均的な金額は、以下の通りです。

  • 一戸建て(新築)で、201万円
  • 建売住宅で、105万1000円
  • 新築分譲マンションで、85万9000円
  • 中古住宅で、71万1000円

やはり新築住宅がずば抜けて高いことがデータでも分かります。

 

主な購入品目も見ておきますと、購入世帯比率の上位は「カーテン」「ルームエアコン」「じゅうたん・カーペット」「ベッド・ソファーベッド」、家電は「テレビ」「照明器具」「ルームエアコン」「照明器具」「電気冷蔵庫」などです。主な購入品目の1世帯当たりの購入平均金額は、以下のとおりです。

  • カーテン 11万100円
  • ルームエアコン 23万6500円
  • じゅうたん・カーペット 2万7400円
  • ベッド・ソファーベッド 12万7100円
  • テレビ 13万9500円
  • 照明器具 8万3500円
  • 電気冷蔵庫 13万6400円

 

(左側が2014年の数値、右側が2012年の参考数値です)

 

次いで、購入世帯当たりの平均購入額を見てみますと、「乗用車(新車)」が最も多く、「太陽光発電システム」「乗用車(中古)」「門・へい(垣根)」「ピアノ」が続いております。特に「乗用車(新車)」と「太陽光発電システム」は平均購入額が200万円を超えており、その他の品目より格段に高い傾向にあります。

 

 

以上が、住宅金融支援機構が2014年に調査した結果となります。(回答数1,168件)

物件購入において今後の参考にしていただければ幸いです。

 

 

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