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戸村 麻衣子(宅建士・リフォームスタイリスト)

2年連続売却成約率100% 住まいを共に考えます

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公開日:2022年12月31日

こんにちは。

仲介手数料が必ず割引、最大無料の【不動産流通システム】REDSの戸村です。

弊社は2022年12月27日から2023年1月4日までお休みを頂いておりますが、お問合せなどには対応致しております。

システムメンテナンスのため具体的な回答につきましては2023年1月5日以降、順次対応致しますのでどうぞよろしくお願い致します。

2022年の一年間、ありがとうございました。

色々な方に支えてもらった一年でした。

皆様もお身体に気を付けて、どうぞ良いお年をお迎えください。

 

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公開日:2022年12月27日

こんにちは。

仲介手数料が必ず割引、最大無料の【不動産流通システム】REDSの戸村です。

 

近代建築の紹介、その13です。

 

先日の旧開智小学校と同じ敷地内、と言って良い場所に旧司祭館があります。

 

旧司祭館は1889年にフランス人のオーギュスタン・クレマン神父により、松本城北近くに建てられた洋館で、松本カトリック教会の宣教師たちの住居として長く利用されたようです。

1990年に現在地に移築保存され、長野県内で現存する最古の司祭館とのこと。

 

アーリー・アメリカン様式で、1・2階ともにあるベランダが素敵でした。

アーリー・アメリカン様式、と言われると、入口横のベランダにブランコが設置してある家ね、と思ってしまいます。トム・ソーヤやハックルベリー・フィンのイメージ。あと、ノーマン・ロックウェルの絵のイメージ…(かなり勝手なイメージです)

 

豪華なところだと『風と共に去りぬ』の第一部のパーティで出てきたスカーレット・オハラの家とか、最近だとソフィア・コッポラ監督の『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』とか…あれは、コロニアル様式?ですかね?

 

…でも、『風と共に去りぬ』は米国で黒人奴隷を肯定しているということで上映を中止していたりするなぁ…

 

…でもなぜフランス人神父なのにアーリー・アメリカン様式?

 

…と、色々と思考が飛び始めたので、この辺で止めておきます。

 

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公開日:2022年12月22日

こんにちは。

仲介手数料が必ず割引、最大無料の【不動産流通システム】REDSの戸村です。

 

近代建築の紹介、その12です。

 

2017年7月にゲストハウス巡りの旅をしました。

埼玉県の秩父から始まって長野県安曇野、松本、軽井沢…。

11月にご紹介した小池煙草店もその時に拝見したものです。

 

松本城の前に見たのが旧開智学校校舎と旧司祭館です。

本日は旧開智学校校舎のご紹介を。

 

幕がかかっています。伺った時は修繕中でした。

 

旧開智学校は、明治6年(1873年)5月6日、筑摩県筑摩郡南深志町一番町(現在の松本市中央2丁目)、女鳥羽川沿いにあった全久院廃寺の建物を利用して開校され、昭和38年(1963年)3月までの90年間続いた、日本で最も古い学校の一つだそうです。

 

現存する校舎は明治9年(1876年)4月に同所に建築されたもの。

地元の大工棟梁、立石清重(たていしせいじゅう)が請け負って建てられた擬洋風建築です。

擬洋風建築(ぎようふうけんちく)は従来の木造日本建築に西洋建築の特徴的意匠や、時には中国風の要素を混合し建設された建物で、文明開化時によく造られた建築物。稀に残る建物の紹介を所々で見るにつけ、日本の大工さんの技術ってすごいんだなと思います。

以前ハウスメーカーで働いていた時に木造住宅については構造含め勉強させてもらいましたが、今は木造建築もパネル工法が多く、工場から出荷されたものを組み立てていく感じです。色々な意味で良い部分もあり、けれど、繊細な技術とかは廃れていってしまう可能性も高いと思います。

 

宮大工さんの技術保護や、古い建築物の修繕・改修を国などでバックアップする機関等あれば良いのに、と思います。

経済が衰退した国は観光で収入を得るのが歴史的に見ても多いので、木造建築物への保護とか開発制限などをかけて国を挙げて観光立国にするとか、文化面での充実を考えて良いと思うんですが…まぁそれは別の話。

 

旧開智学校校舎、石造りでは感じられないぬくもりが良い感じで、こういう学校で学ぶと情緒も豊かになりそうだなぁとしみじみ。

2022年現在、耐震工事中のようです。

令和6年度中の開館を目指しているとのこと。

 

しかし長野県、どこに行っても良いですね~自然と温泉と建物とご飯とお酒サイコー!笑

 

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公開日:2022年12月10日

こんにちは。

仲介手数料が必ず割引、最大無料の【不動産流通システム】REDSの戸村です。

 

近代建築の紹介、その11です。

 

2022年1月、本当に久しぶりに飛行機に乗って道後温泉と松山市へ向かいました。

一泊二日の弾丸旅行です。

 

松山は初めて伺ったのですが、都会ですね!

街並みも綺麗ですし、面白いお店も多く文化的にも充実している感じで、同じ?港町のせいか少し横浜に似ているな、と思いました。

 

そして、見てください。

ザ・城(THE 城)

って感じですね!映えますね!笑

 

こちらは「萬翠荘」。

国指定の重要文化財で、大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる久松 定謨(ひさまつ さだこと)伯爵が、別邸として建設したものです。設計者は木子 七郎(きごしちろう)氏。

皇族方がご来県の際は、必ず立ち寄られたところだそうで、裕仁親王(後の昭和天皇)の松山訪問に合わせ、完成を急がせたとも伝えられているそうです。また、実際に市民への挨拶に使用されたバルコニーはとても広く、床のタイルや手すりがとても素敵だし見晴らしも良さそう(当時は建造物も少なく本当に松山市が一望できたとか)で「うわーここから外を眺めてみたい」と思ったのですが、劣化のため、残念ながらバルコニーに出ることは出来ませんでした。

現地にはボランティアの方がいらっしゃって、予約なしで色々なご説明いただくことができました(2022年1月の状況です)。

中は一般の方の展示会などにも活用できるようで日常になじんでいる感じが良かったです。

 

フランス風洋館ですが、内部は少しイギリスのマナー・ハウス(貴族の館)っぽい印象も…主に1階と階段廻り。ステンドグラスも色々あり、お部屋のテーマに沿っています。

2階は室内も含めてフランス風、と感じました(乏しい知識)。 

 

山の中腹に建っています。

歩いていく途中に坂の上の雲ミュージアム、漱石珈琲店愛松亭(漱石が下宿した小料理屋の跡地)などがあり、道中も楽しめます。

歴史好き・ドラマ好きにもお勧めの建物です。

しかし松山、街も建物もご飯もお酒もスイーツも人も良かったなぁ。

 

 

 

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