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菊池 弘之(宅建士・リフォームスタイリスト)

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公開日:2024年3月5日

「リアル正直不動産」を目指しているREDSエージェント、宅建士の菊池弘之です。弊社REDSは売買専門の不動産仲介会社なので、賃貸物件は扱っていないのですが、今回は持ち家と賃貸のメリットを比較してみたいと思います。

持ち家と賃貸

賃貸住宅のメリット

賃貸住宅のメリットを紹介します。

●住宅ローンがないので心理的な負担が軽い:住宅ローンで巨額の借金を背負うことが心理的負担になる人もいます。そうした方にとっては住宅ローンを組むことはかなり大きな決断になるため、賃貸で毎月の家賃を払っていくほうがが心理的な負担としては軽いのかもしれません。

●初期費用が低い:賃貸住宅は住み始めるための初期費用が購入するよりも低いといえます。敷金や礼金などがかかりますが、せいぜい家賃の数カ月分ですから、家を購入するための頭金や諸費用よりも少なくてすみます。

●メンテナンス費用の負担が少ない:賃貸住宅では、建物や設備のメンテナンス費用は通常、所有者が負担します。修理や改装などが必要な場合でも、大抵の場合は賃借人が直接負担することはありません。

●柔軟性がある:ライフステージの変化があっても気軽に住み替えることができることが賃貸住宅に住む最大のメリットです。転勤が多い人や、将来の計画が不確かな人にとっては、賃貸住宅は簡単に退去できるため、購入よりも柔軟な選択肢となります。

●住居費が予測しやすい:賃貸住宅では、家賃以外に住居にかかる費用が予測しやすいことがあります。例えば、修理やメンテナンスの費用が発生した場合でも、大部分は所有者の責任であるため、予期せぬ大きな支出が発生しにくいといえます。持ち家の場合、マンションの場合は修繕積立金で積み立て、戸建ての場合は10年に1度くらいの外壁補修が必要になると想定されます。

●価格変動リスクの回避:住宅を購入する場合、地域の不動産市況や金利の変動などにより価値が変動する可能性があります。賃貸住宅では、これらのリスクを回避できます。

賃貸住宅のデメリット

賃貸住宅のデメリットを箇条書きにします。

●内装や間取り、設備などが自分で決められない
●大家さんに気を遣う
●一生、家賃の支払いが続く
●高齢になったとき契約を更新できないことがある
●2年ごとに更新料がかかる(地域による)
●住宅ローン控除などの税制のメリットを利用できない
●将来の資産価値の上昇というメリットがない

持ち家のメリット

持ち家のメリットについても紹介します。

●資産の形成と投資:持ち家は資産としての価値を持っています。住宅ローンを利用して資産を形成することができます。また、不動産市場の上昇や周辺環境の変化によって、資産価値が高まることもあります。

●住宅ローン控除:住宅ローンの利子や一部の費用に対する控除があります。これにより税金を節約することができます。

●安定した居住環境:持ち家は安定した居住環境を提供します。賃貸住宅よりも長期的に住み続けることができ、自分の好みに合わせて改装やカスタマイズが可能です。

●毎月の支出が安定:住宅ローンの返済は通常、金額が固定されています。これに対して、賃貸の場合は家賃が変動する可能性があります。

●家族の安定感:持ち家は家族にとって安定感を提供します。特に子供がいる場合、住環境が安定していることはプラスになるでしょう。賃貸住宅の場合、広い間取りの物件の供給が少ないため、選択肢が少なく、購入と比べると同じ広さで賃料が割高な場合もあります。

●自由度がある:自分の好みに合わせて自由に改築したり、庭づくりをしたりすることができます。住まいを好きにカスタマイズしても、原状回復をする必要もなく、心理的な負担はありません。

持ち家のデメリット

持ち家に住むことのデメリットもあります。以下、箇条書きにします。

●初期費用が賃貸よりも必要になる
●住宅ローンの審査がある(賃貸の審査よりも厳しい)
●持病がある場合、希望の銀行でローンを組めない場合がある

私が思う賃貸をおすすめする方

結局、どんな方が賃貸住宅に向いているのでしょうか。私が考えるのは以下のような方です。

●転勤が多く、購入したとしても長く住まない可能性が高い方。数年で売却する予定がすでにある方
●お勤め先から家賃補助が多くもらえる方
●給与が高く、広い家の家賃の支払いに余裕がある方
●近い将来、実家に戻る予定のある方
●短期間で様々な物件に住んでみたい方
●事業経営をされていて、家賃が経費で落ちる方

私が思う持ち家を勧める方

一方、持ち家に住むほうが向いているのは、こういった方々かもしれません。

●仕事の転勤が少なく、長くその地域に住み続ける予定の方
●住宅ローンを利用できる方
●住まいにこだわって間取り変更なども楽しみたい方
●特徴的な物件に住みたい方

まとめ

引越しを検討されている方は、この機会に、一度自身の理想の住生活について見直してみてはいかがでしょうか。その上で、購入のほうがいいということであれば、ぜひ弊社REDSの利用をご検討ください。

弊社REDSなら、一般に流通している物件であれば、ほとんどの物件について、仲介手数料が「無料か割引」でご購入いただけますので、購入にかかる諸費用を大幅に削減することができます。

 

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