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坂本 和典(宅建士・リフォームスタイリスト)

不動産営業に対するイメージを変えます

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公開日:2023年12月4日

いつもご覧いただき、ありがとうございます。《不動産仲介手数料が無料もしくは割引》不動産流通システム、REDSエージェント、宅建士の坂本です。

地方暮らしの人は都会に、都会暮らしの人は地方に、憧れを抱いたことがある人は多いのではないでしょうか。そこで、今回は都会から地方への移住のメリットとデメリット、気をつけたいポイントについて考えてみたいと思います。

地方移住

地方移住のメリット

地方のほうが都心よりも住宅価格や生活費が安価な傾向

地方移住のメリットとして最初に挙げられるのは、都心に比べると物価が安く、生活コストを抑えられることではないでしょうか。特に差が出るのが住居費です。都会と同じくらいの住居費(物件価格・家賃)でも、地方ではより広くて部屋数の多い家に住むことも可能です。

満員電車や混雑からの解放

都会の通勤ラッシュ時の満員電車によるストレスから解放されるのも、地方移住ならではのメリットです。人口が集中している都会とは異なり、休日のレジャー施設の混雑や、行き帰りの渋滞といったこともそれほど多くありません。満員電車や混雑によるストレスに悩まされている方にとって、地方移住は魅力的な選択肢といえます。

子育てがしやすい

地方移住のメリットとして、子育てのしやすさを挙げる人も多いようです。自然豊かな地方では子どもの遊び場も多く、キャンプや川遊びなど自然の中で体を動かしてのびのびと遊べます。地方の場合、保育園の待機児童の問題が少ないのも嬉しいポイントです。都心の場合は保育園に入れるだけでも大変で、認可保育園のみならず認可外保育園でもなかなか入れない状況があります。

自然を身近に感じられる

「自然の中でゆったりと暮らしたい」という思いから、地方移住を考える方も多いでしょう。山や海や川など雄大な自然に囲まれて暮らすことで、季節の変化を身近に感じられるのは地方ならではの魅力です。山登りや釣り、ダイビングなどのアクティビティを存分に楽しみたい人にも向いています。

安くておいしい食べ物が手軽に買える

農業・漁業・酪農といった産業がさかんな地方では、安くて新鮮な食材にあふれています。子どもと一緒に家庭菜園で野菜や果物を育てたり、農業の体験をしたりと、日常生活の中で食育を実践しやすいのも地方ならではの魅力です。

自治体による移住者支援制度を活用できる

都心に集中している人口を地方に分散させるため、国や自治体は地方移住の促進に積極的に取り組んでいます。移住支援金や起業・就職支援金、家賃補助制度など、さまざまな制度があります。地方移住には何かとお金がかかるので、移住者向けの支援制度はぜひ活用したいところです。

交友関係が広がる

「地方移住によって交友関係が広がった」という声も、多く聞かれます。都心では、人とのつながりが薄く、ご近所付き合いも少ない傾向にあります。一方、地方では地域住民同士のつながりが強く、自治会の活動やお祭りなど、住民同士のコミュニケーションが活発です。

地方移住でのデメリットや気をつけたいポイント

車がないと不便なことも

都心に比べて公共交通機関が発達していない地方では、車がないと不便を感じることも多いようです。公共交通機関やショッピングモール、医療機関が遠くにあり、どこへ行くにも車がないと始まらないというところが多いようです。地方移住を考えるうえで、車の購入はぜひ検討しておきましょう。

飲食店や商業施設、アミューズメント施設など娯楽が少ない

地方の場合、都心に比べると飲食店や商業施設の数はどうしても少なくなります。深夜まで営業している店も多くないため、アーバンライフを楽しんでいた人にとってはギャップを感じることもあるでしょう。最近は地方にも大きなショッピングセンターが増えているほか、ネットショッピングも普及してきたため、昔ほど都心と地方の差はなくなってきているようです。ただ、離島などではネットショッピングの配送不可のエリアもありますので注意しましょう。

子どもの進学先の選択肢が少ない

地方では、自然豊かな環境でのびのびと子どもを育てられる反面、子どもの進学先や塾、習い事の選択肢が少なくなることは否めません。最近ではオンラインの塾や習い事も増えてきているため、上手に活用すれば地方のハンデをクリアできるかもしれません。

働き口が少ない

企業の数や求人数が少ない地方では、就労先の選択肢が限られることもあります。移住前の仕事をリモートワークで続けられる場合は問題ありませんが、移住してから新たに仕事を探す場合は、注意が必要です。物価が安いので、オフィスの賃料やスタッフの人件費など、ランニングコストを抑えて企業できるのが、地方ならではのメリットです。

地域づきあいが増える

地方移住をすると、ご近所づきあいや地域のコミュニティへの参加など、人との距離の近さを実感する機会が多くあります。人によっては、こうした人づきあいを負担に感じることもあるかもしれません。地域住民どうしの距離感や地域活動の頻度は、地方によってさまざまです。可能であれば移住前に何度か現地に足を運び、地元の人に話を聞くなどして、実際に暮らしていけそうか考えてみましょう。

最後に

「自然の中でのんびりと暮らしたい」「転職や起業をしたい」など、地方移住を考えるきっかけは人によってさまざまです。近年は、新型コロナウイルスの影響により働き方やライフスタイルが変化し、地方移住への関心は高まっているようです。

しかし、住み慣れた土地を離れて移住することへの不安がある方や、人生に関わる大きな決断だからこそ後悔したくないという方も多いかと思います。地方への移住を検討される際は、移住先の環境についてしっかりと情報収集を行う、十分な資金計画を立てておく、補助金などの移住支援制度を活用する、の3点が重要だと考えます。

 

不動産流通システム【REDS】では、引き続き皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

 

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