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坂本 和典(宅建士・リフォームスタイリスト)

不動産営業に対するイメージを変えます

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最終更新日:2023年8月28日
公開日:2023年8月23日

いつもご覧いただき、ありがとうございます。《不動産仲介手数料が無料もしくは割引》不動産流通システム、REDSエージェント、宅建士の坂本です。

今回は、住宅(新築マンションを除く)を購入するまでの一般的な流れと注意点を説明します。多少時期が前後する内容もございますが、あらかじめご承知おきいただき、物件探しのご参考にしていただけたら幸いです。

不動産(住宅)を購入するに際して、多くの場合、不動産仲介会社が介在します。不動産会社が介在することで仲介手数料が発生することに疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんので、ここでは、仲介会社が介在する意味と役割を含めて皆様のご理解をいただけるように解説いたします。

住宅購入の流れ

予算と条件の確定

最初に、現在の所得(ご年収)から予算と希望条件を明確にします。

物件の間取りのタイプ、広さ、立地、眺望、陽当たり、お子様の学区エリア、嫌悪施設(工場・飲食店・学校・駐車場など)が隣接しないなど、購入する住宅に求める要件を決めます。

特殊な要件として、お子様が走り回るのでマンションの1階または下階が共用部を選ぶ必要があることや、ペット(犬・猫)飼育可能であること、駐車場必須などの、購入するにあたり譲れない条件は最初に確認しておくことが大事です。

不動産の検索と物件の選定

ご条件に合致している物件を選定します。不動産仲介業者の窓口でのご相談や、インターネットの不動産ポータルサイト(SUUMO、アットホーム、ホームズなど)で検索します。興味のある物件を探し、複数の物件を比較して検討します。

物件のご見学

気になる物件が見つかったら、実際に現地に足を運んで見学をします。最近では遠方の方のご要望でオンライン内見がありますが、「周辺環境などは自分で確かめることができない」「すべての不動産会社で対応しているわけではない」「画質の粗さや手ブレで精度が低い」などのデメリットがありますので、実際に現地をご確認いただくことをお勧めします。

購入したい物件が見つかったら、再度、物件の周辺環境や建物の状態(マンションであれば共用部を含む状態)や不具合箇所、間取り、設備、購入条件などを確認します。

資金計画を立てる

物件探しと並行して、資金計画を具体化させていきましょう。物件の購入資金以外に必要となる諸経費や、住宅ローンの金利、毎月の返済額などについても試算しておきます。

そうすることで、購入後の住宅にかかる支出を確認することができます。

ローンの事前審査

現金で購入の際には不要ですが、多くの方が銀行から融資を受けて不動産を購入されます。不動産売買のご契約の際には、金融機関からの住宅ローンなどの事前審査の承認が必要となります。メガバンクの住宅ローンであれば通常2~3日程度で金融機関からの審査結果を得ることが可能です。

価格交渉

購入条件をまとめる際に物件価格を交渉するケースがあります。価格交渉を行うことで、気に入った物件を買い逃すリスクを考えながら、仲介会社の担当者と相談をしながら慎重に進められることをお勧めします。

注意点としては、価格交渉ありきなのはお勧めできません。値段交渉ができるかどうかは売主、物件により事情はまちまちであることと、売主の心象もよろしくないことがあることから、逆に交渉がしづらくなることがあります。

「物件が相場よりも高いから価格を下げてほしい」や「物件のここがよくないから価格を下げてほしい」と言うと、相手売主からすると、「気に入らないなら買わなくてよい」といった返答となりやすいのも事実です。

気に入った物件であれば、物件を褒めて気に入った物件であることを最初にお伝えした上で、でもどうしてもご予算が届かないことなど、情に訴えかけるのがいいでしょう。売主は物件のいいところも悪いところも、買主以上、仲介会社以上に分かっているという自負があるので、交渉の仕方は注意しましょう。

売主と取引条件が合意したら、次の売買契約の締結となります。

売買契約の締結

住宅購入の流れ

売主との諸条件の交渉が成立したら、売買契約を締結します。その前に不動産会社の宅地建物取引士から、購入物件に関する重要事項の説明を受けます。売買契約書・重要事項説明書には物件の詳細情報、価格、引渡し日、特記事項などが含まれます。契約書類をよく確認しましょう。

ローン本申込の申請・ローン契約

住宅ローンを利用する場合、売買契約を結んだら、住宅ローンの正式な契約を結びます。契約前に金融機関と保証会社による審査を受け、融資が承認される必要があります。

ローン本申込による結果が承認となった場合、金融機関との金銭消費貸借契約を締結します。

不動産の引き渡しと登記手続き

引き渡しの準備が整ったら、残りの代金(残代金および清算金)を支払います。それと同時に、売主から物件の引き渡しを受けて、不動産の登記手続を行います。

その後、引っ越しして入居となります。電気・水道・ガスのライフラインの開栓手続きもお引っ越し前に行いましょう。

これらの不動産取引の流れをご理解いただき、ご自身のニーズや目的に合った不動産が購入できますように、不動産流通システム【REDS】では、引き続き皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

 

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