エージェントブログ
AGENT BLOG
公開日:2026年4月27日  津司 徳義

「誰に任せるか」で結果が変わる! 後悔しないマンション高値売却とエージェントの見極め方【2】(全4回)

〈第2回〉マンション売却前に必見!「管理費と修繕積立金」の真実

REDSエージェント、宅建士・マンション管理士の津司です。

マンションを売却しようと考えたとき、多くの方がまず気にするのは「いくらで売れるか」という査定額です。しかし、買い手にとって物件の魅力を左右するのは売値だけではありません。毎月発生するランニングコストをシビアに見ています。特に「修繕積立金」の水準は、物件の資産価値や売れやすさに大きく影響します。

今回は、マンション売却を成功させるために欠かせない「管理費」と「修繕積立金」の適正価格の目安について詳しく解説します。

管理費修繕積立金

(写真はイメージです)

「今のため」の管理費、「将来のため」の修繕積立金

マンションのオーナーであれば、毎月必ず支払っている管理費と修繕積立金。この2つをまとめて「マンションのランニングコスト」として一括りに捉えている方は非常に多いのではないでしょうか。確かに家計への影響という意味では合計額が重要ですが、マンション管理の健全性を判断する上では、この2つを明確に区別して理解することが不可欠です。

管理費(今のための費用)

「管理費」とは、マンションの日常的な維持・管理に使われる費用です。エントランスや廊下といった共用部分の清掃、エレベーターの保守点検、植栽の手入れ、管理員の人件費などが含まれます。毎月の支出がそのまま日々の管理サービスに充てられるという性質上、費用の中には管理会社の利益も含まれていることがほとんどです。

修繕積立金(将来のための貯金)

「修繕積立金」は、12〜15年周期で行われる大規模修繕工事に備えるための積み立てです。マンションは築年数が経過するにつれ、外壁の補修、屋上の防水工事、給排水管の更新、エレベーターの改修など、大がかりな工事が必要になります。こうした工事は数千万円から数億円単位の費用がかかるため、住民全員が毎月少しずつ積み立てておく仕組みが修繕積立金です。

ポイント

この2つの本質的な違いは、「今のための費用か、将来のための貯金か」という点にあります。そして、マンションの資産価値維持に直結するのは、間違いなく後者の修繕積立金です。つまり、ランニングコストの総額ではなく、そのうち修繕積立金がどれだけ確保されているかこそが、そのマンションの管理が健全かどうかを測る重要な指標になるのです。

なぜ「管理費のほうが高い」物件が多いのか?

実は、修繕積立金よりも管理費のほうが高く設定されているマンションが、全体の7~8割を占めると言われています。

この背景には、新築分譲時の構造的な問題があります。マンションが新築で販売される段階では、多くの場合、ディベロッパー(開発業者)のグループ会社が管理会社として最初から決まっています。管理会社はビジネスとして利益を確保する必要があるため、管理費は高めに設定されやすい構造になっています。

問題はそれだけではありません。新築マンションの販売においては、購入検討者に「月々の負担」をできるだけ安く見せることが重要なマーケティング戦略のひとつです。そのため、管理費を下げることが難しい分、修繕積立金を削ることでトータルのランニングコストを抑え、物件の魅力を高めようとするケースが少なくないのです。

つまり、修繕積立金が低く設定されているマンションは、決して「管理コストが安い優良物件」ではなく、「将来の大規模修繕費用が積み立てられていないリスクを抱えた物件」である可能性が高いのです。こうした設定は、国土交通省のガイドラインの観点からも推奨されていません。長期修繕計画に基づいた適切な積み立てが求められているにもかかわらず、多くのマンションがその水準を満たせていないのが現状です。

注目! 修繕積立金の「適正な㎡単価」の目安

自分のマンションの修繕積立金が適正かどうかを、どのように判断すればよいのでしょうか。実務的な目安となるのが、「㎡単価:月額250円」です。

専有面積に250円を掛けた金額が、毎月の修繕積立金として確保されていれば、将来の大規模修繕に向けた備えができている健全な状態といえます。例えば、専有面積が70㎡のマンションであれば、月額1万7,500円(70㎡×250円)程度が目安となります。

国土交通省のガイドライン改定により、小規模マンションなどでは㎡単価335円といった、より高い目安も示されています。しかし現時点では、その新基準を実際に満たしている物件はほとんど存在しません。そのため、まずは「250円」を実務上の判断基準として使うことが現実的です。

この基準と照らし合わせることで、自分のマンションが将来に向けて十分な積み立てができているのかを客観的に把握することができます。修繕積立金が極端に低い場合、将来的に一時金の徴収や積立額の大幅な引き上げが行われるリスクがあり、それは買い手にとっての懸念材料にもなります。売却を考えるなら、この数字は必ず事前に確認しておくべき情報です。

売却前に自分の物件の費用をチェックしよう

マンションの売却活動を始めるにあたり、不動産会社による訪問査定を受ける前日までに、必ずご自身のマンションの「管理費」と「修繕積立金」がそれぞれいくらなのかを調べておきましょう。毎月届く管理費等の明細書や、管理組合から配布される書類で確認できます。

この内訳を把握しておくことには、2つの大きな意味があります。

ひとつは、正確な情報を買い手に提供できるようになることです。購入検討者にとってランニングコストの内訳は重要な判断材料であり、管理費と修繕積立金をそれぞれ明確に説明できることは、売主としての信頼感にもつながります。

もうひとつは、担当エージェントの知識レベルを見極める「試金石」として使えることです。査定に来た担当者に修繕積立金の㎡単価や長期修繕計画について質問し、適切な回答が返ってくるかどうかを確認してみましょう。管理の健全性について正しく理解し、買い手へのアピールポイントや価格設定に生かせるエージェントかどうかを判断する、強力な基準になります。

まとめ:管理を「売れる」エージェントを選ぼう

マンションの価値は、物件そのものだけで決まるわけではありません。「このマンションはきちんと維持・管理されている」という安心感を買い手に伝えられるかどうかが、売却の成否を左右する重要な要素のひとつです。そのためにも、管理費と修繕積立金の仕組みを正しく理解し、自分の物件の状況を把握した上で売却活動に臨んでください。

「管理をしっかり売れるエージェント」を選定するための知識武装はご自身の物件の「高値売却」にとってとても重要です。

 

記事を執筆したエージェント

津司 徳義

回答数 10

宅建士・リフォームスタイリスト

プロフィールページへ
このエージェントに相談する

REDSではすべてのお客様に、
Googleクチコミの投稿を
お願いしています。

※2026年08月09日現在 本社・首都圏営業所の数値

※2026年08月09日現在 本社・首都圏営業所の数値

  • 平均評価
    4.9
  • 投稿数
    262

    2 か月前

    柳澤さんと出会えて、私は幸せ者でした。中古マンションを購入するにあたり、仲介手数料が半額?全額無料?、正直、どんなカラクリ?他の項目で請求される?なんて思ったのは事実ですが、柳澤さんと電話でご相談した数時間後には、新宿本社で面談。すべての不安を、払拭して頂いたのが柳澤さん。柳澤さんだっからこそ、話を前進させようと思いました。
    柳澤さんは、仕事を楽しまれています、だから、安心して任せられる。とにかく、レスポンスは早い、的確で分かりやすい。
    余計経費は使わない、手数料は片方から貰う、それによって半額や全額無料、素晴らしい経営方針だと思います、間違いなく大成長されると思います。
    柳澤さんとREDSさんとのご縁に感謝、本当にお世話になりました。また、何かの際にはご相談させて貰います、そして、周りの仲間に強く紹介しておきます。

    1 か月前

    義母にマンションの売却はどこがいいのか相談を受け、すぐにREDSを紹介しました。
    他の不動産会社と違って、売り込みが全くなく自分のペースで進めることが出来るのが非常に大きかったです。

    担当の下山さんには大変お世話になりました。

    築年数が厳しい条件の中、数々の条件を伝えたところ、適切かつ具体的に提案していただきました。
    下山さんの人柄も安心でき、打ち合わせの時に、冗談や笑い話が多く、不動産売却のことを忘れてしまうほどでした。
    また色々な相談もすぐ迅速に対応していただ感謝しております。

    また機会があれば是非REDSを利用したいし、紹介していきたいと思います。
    エージェントの指名は下山さんをオススメします!

    本当にありがとうございました!

    1 か月前

    中古マンションの売却でお世話になりました。
    担当の志水様は、ベテランならではの豊富な知識で市場動向や適正価格を丁寧に解説してくださり、終始納得感を持って進めることができました。
    何より素晴らしいと感じたのは、情報の囲い込み等を一切行わないという徹底した透明性です。この誠実な姿勢と親身な対応に、人間としても深い信頼を置くことができました。
    結果として非常に満足のいく売却ができ、今後も購入の機会があればぜひ志水様にお願いしたいと考えています。知人にも自信を持って紹介できる不動産会社様です。

    4 か月前

    REDSは、自分でSUUMOなどを使って物件検索ができる人にはおすすめだと感じました。
    他の不動産会社にも行きましたが、こちらの希望に寄り添うというより、不動産会社側が売りたい物件を勧められているように感じることもありました。

    その点、REDSは自分で見つけた物件を軸に進めやすいのがよかったです。
    一方で、自分が望む物件像がまだ明確でない人や、うまく検索できない人にとっては、REDSだけで良い物件に出会うのは少し難しいかもしれません。

    ただ、そういう場合でも、結局は良い不動産会社や担当者に出会えないと希望の物件にはたどり着きにくいと思います。
    安い買い物ではないので、まずは自分でもいろいろな物件を見て勉強し、ある程度判断できる状態になってから動くのが大切だと感じました。

    担当の山崎一さん対応がスムーズで、とても安心感がありました。こちらが気になることや質問にも毎回正確に答えていただけただけでなく、自分では気づいていなかった点まで補足して教えてくださり、終始安心してお任せできました。

    5 か月前

    新しい自宅の購入でお世話になりました。仲介手数料が無料だったのが素晴らしいです。担当の方(中石さん)の知識も豊富で、返事も迅速、物件購入に際してゴリ押しもなく、気になる物件についてフラットなご意見をいただけたのが性に合っていました。おすすめです。