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公開日:2025年11月20日  島崎 正輝

マンションから戸建てに住み替えるメリットと注意点を徹底解説

REDSエージェント、宅建士の島崎です。

分譲マンションから戸建てへの住み替えにはメリットがたくさんありますが、注意しなければならない点も多数あります。今回は、メリットや注意点のほかに、住宅ローンが残っているマンションから戸建てへの住み替えと流れ、そして最適なタイミングなどについて考察します。

住み替え

(画像はイメージです)

分譲マンションから戸建てに住み替えるメリットは

マンションから戸建てへの住み替えをお考え中の方には、「マンションと戸建てはどう違うのだろうか」「本当に住み替えても大丈夫だろうか」というご不安が尽きないのではないでしょうか?

分譲マンションの特徴とメリット

分譲マンションには以下のような特徴があります。

  • 分譲マンションは専有部分以外の建物と敷地を他の住人と共有している
  • 分譲マンションは「管理規約」というものが存在している
  • 分譲マンションには「管理組合」があり、所有者全員が必ず管理組合員にならなくてはならない
  • 分譲マンションは毎月の「管理費」と「修繕積立金」の支払いが必要である
  • 戸建てと比べて立地に恵まれた場所にあるケースが多い

分譲マンションは敷地と建物を他の居住者と共有しており、「区分所有法」という法律が提供されています。そして、その「区分所有法」によって「管理規約」が定められ、「管理組合」が作られています。また、「管理規約」に、毎月の「管理費」や「修繕積立金」の支払いが定められています。そのほか、住まい方やリフォームなども「管理規約」によっていろいろと制限されています。

さらに、分譲マンションは、土地と建物を他の区分所有者と共有することにより、大規模なメリットがあります。戸建てに比べて、比較的土地価格が高く利便性に恵まれた場所に建築されています。また、新築として比較すると、仮に戸建てと同じような立地の場合、戸建てよりもお手頃な価格で購入できる場合が多いです。

戸建ての特徴とメリット

一方、戸建ては以下のメリットが考えられます。

土地の単独所有ができる

分譲マンションから戸建てへ住み替えた場合、土地権利が仮に「所有権」であれば、財産の1つとして、他の人と共有することもなく、土地を所有することができます。マンションは「敷地利用権」と言われ、ほかの区分所有者と土地を共有して所有することになりますが、戸建てのように個人や家族などだけで土地を独占利用することはできません。

管理費や修繕積立金の支払い義務がない

戸建てに住み替えれば、「管理費」や「修繕積立金」の支払いが不要になります。特に「修繕積立金」は、「長期修繕計画」に従って年々積立金額が上がることが多く、負担が増えていきます。戸建ても将来の修繕に必要な資金の準備は必要なのですが、所有者の都合で実施する時期を決められます。

建物の「建て替え」や「リフォーム」に制限がなく自由に行える

マンションは区分所有法により、所有者の5分の4以上の賛成がなければ、建物の再建築をすることができません。室内のリフォームについても「管理規約による制限」があります。サッシ窓や玄関ドアといった外部と接する部分のリフォーム、バルコニーの造作や配管の共用部分の改修も規約で禁止されています。それにより、戸建てのほうが生活の変化に合わせて自由にリフォームができるといえるでしょう。

好きなペットの飼育、そしてガーデニングを楽しむことができる

分譲マンションは、ペット飼育、バルコニーのなどの利用方法に関係する規約があります。対して一戸建てであれば、そのような規約はありませんので、自由に生活することが可能です。例えば大型犬と暮らしたり、庭で花や緑を育てたり、バーベキューを楽しんだりなど、暮らしの自由度が広がっていきます。

個人の希望ではできない、マンションの屋根に太陽光発電設備を設置して「省エネ対策」をする、またはインターネットの事業者を使う人の都合で自由に選ぶ、といったことも戸建てでしたら可能になります。

マンションから戸建てに住み替える上での注意点

マンションから戸建てへの住み替えには多くのメリットがありますが、注意しなくてはならない点も多数あります。

セキュリティに注意をする必要

分譲マンションから戸建てへ住み替えをしたら、今までと違ってセキュリティに注意する必要が出てきます。特に比較的新しい分譲マンションは「監視カメラ」や「オートロック」などで対策は万全ですが、一般的な戸建てでは高機能な防犯設備が付いていないケースがほとんどだからです。

戸建ては「窓」や「勝手口」など外部からの侵入経路が多く、かつ管理人もいないため、日常的に自分や家族の防犯意識を高める必要があります。

修繕する費用を自分で計画的に積み立てる必要

戸建ては、建物や設備の修繕費を自分で積み立てておく必要があります。マンションのような「管理費」や「修繕積立金」の出費が必要ない代わりに、一戸建ての故障や修繕は自分で行わなければならないのです。

自分で預金をしておく以外に、災害に備えた保険(火災保険や地震保険)に加入するなどの備えをしておくとよいでしょう。

光熱費がかさむ場合がある

マンションより戸建てのほうが、光熱費は割高になる傾向が強いです。戸建ての場合は仮にマンションと同じ面積でも、2階建てや3階建てだと上部への空間が広がっています。

このため熱が上階へと逃げやすく、光熱費がその分多く発生する訳です。特に木造戸建ての場合、鉄筋コンクリート造のマンションと比較すると気密性や断熱性が低くなる傾向があり、冷暖房費が多く発生するという事情があります。

生活動線が長くなる

基本的にマンションはメゾネットタイプを除いて室内に階段がなく、生活動線が平面的です。対して2階建てや3階建ての戸建ては、生活する上で上下階の移動が必須となります。戸建ては生活の動線が長くなって家事などの効率が下がる、そして高齢者にとっては上下階の移動が体の負担に感じることとなります。

ローン残債があってもマンションから戸建てに住み替える方法

住み替えを検討しているものの、「マンションの住宅ローンが残っている」という理由でちゅうちょしている方も多いと思います。

しかし、住宅ローンが残っていても、売却資金で残債を完済すれば住み替えは可能です。住宅ローンの残債があっても住み替えられる方法をご紹介します。

マンションの売却資金で残債を返済する

マンションの売却資金で住宅ローンの残債を完済し、抵当権を抹消することで、戸建てを購入するための住宅ローンが利用できるようになります。

抵当権とは、住宅ローン融資の金融機関が、ローンの返済が滞ったときのために、対象の不動産を担保として、債権を回収するための権利です。この抵当権は住宅ローンを完済した時点で消滅します。ただし手続きを行うまで抵当権の登記抹消はされません。

不動産に前所有者の抵当権が残っていると、買主が住宅ローン融資を利用できない関係で、抵当権登記の抹消が条件となっています。買主が仮に住宅ローンを利用しなくても、抵当権が残ったままでは、買主にリスクがあります。

売却した資金で残債を返済できるかどうかを事前に調べるには、住宅ローン残債額を先に確認する必要があります。不動産会社に売却査定を依頼して売却査定額を調べてもらいます。

マンションの売却で得られる資金が住宅ローンの残債を上回れば、その資金でローンを完済できます。しかし、マンションの売却で得る資金が住宅ローンの残債を下回る場合は、手持ちの資金を使って住宅ローンを完済する必要があります。

住み替えローンを検討する

ただし、「返済資金が足りない」という場合は、「住み替えローン」の利用も可能です。

住み替えローンは、今住んでいるマンションを売却して得た資金を返済に充てても住宅ローンが残ってしまう場合に、その残債と購入する戸建ての購入資金を合わせた額の融資を受けられる住宅ローンのことです。

住み替えローンが利用可能であれば、資金が不足していても前の住宅ローンを完済できて、残債と新居の住宅ローンの支払いを一本化することが可能です。ただし、新たに購入する戸建ての購入代金よりも多くの融資を受けることになるため、審査は通常の住宅ローンよりもかなり厳しくなります。融資金利も高くなり、返済額もかなり増える場合があります。

マンションから戸建てへの住み替えの流れ

マンションから戸建てへの住み替えを行う場合は、売却と購入のタイミングをよく検討して進める必要があります。

確実な資金の計画を作成する

まずローン残債を売却資金で返済できるかどうかを調べます。現在のローン残債を、借りている金融機関に確認し、不動産会社に売却査定を依頼して売却推定価格を確認します。

査定額から売却にかかる経費を差し引いた額がローン残債を上回っていればその資金で一括返済を、下回っていれば自己資金を追加して残債を支払うか、「住み替えローン」の利用を検討します。

次に、資金計画の見通しを立てましょう。「戸建ての購入+購入時の諸経費の合計」に対して、購入に自己資金がいくらか、併せて必要な融資額を見積もります。そのとき毎月の返済額もシミュレーションしてみましょう。

売却先行で住み替える

今住んでいるマンションを売却してから戸建てを購入する方法は「売却先行型」と呼ばれます。最大のメリットは、売却資金が事前に確定するので、毎月の返済や一戸建ての購入費に充てられる資金が明確になる点です。

ただし、売却先行では住み替え先の戸建てが決まるまで、「仮住まい」しなければなりません。その関係でマンションから仮住まい、仮住まいから戸建てへと2回引越しするため、その分の手間と費用が多くかかります。

購入先行で住み替える

戸建てを購入してから今住んでいるマンションを売却する方法は「購入先行」と呼ばれます。メリットは、上記の仮住まいが必要なく、ゆっくり新居探しができることです。

ただし、戸建ての購入を「自己資金」と「住宅ローン」で賄わなければなりません。またマンションに住宅ローンの残債がある場合、売却するまでの期間は「二重ローン」が発生してしまうことです。

さらに二重ローンを組む際の「住み替えローン」は、融資審査も特に厳しくなりますし、使える金融機関も限定されます。そして売却時期が長くなると、返済負担もその分が増えてしまいます。

「購入先行」は、売却に時間をかけると支払負担が増えるので、「早期売却のために売却価格を安くしすぎる」というミスも起こります。

売却先行か購入先行は自分に合ったものを

「売却先行」と「購入先行」のどちらを選ぶかは、一長一短ですのでご自身に合った方法を考えましょう。

購入する戸建てが新築であれば、先行して購入を決定し、「買い替え特約」を付けた売買契約を締結して、今住んでいるマンションを売却することができる場合があります。ただし、特約には期間が定められており、その新居を購入したい場合は、期間内に今までの分譲マンションを売却する必要があります。

まとめ

戸建てと一口に言っても、「建売住宅」や「中古住宅」、「注文住宅」などがあり、それぞれ購入にかかる費用や間取り、設計・デザイン、設備の選択の自由度に違いがあります。

分譲マンションからの住み替えの場合は、どの種類の戸建てを選ぶべきか比較検討して、「住み替えてよかった」と思えるような新居を見つけてほしいものです。

 

記事を執筆したエージェント

島崎 正輝

回答数 4

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※2026年04月12日現在 本社・首都圏営業所の数値

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  • 平均評価
    5.0
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    226

    1 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    1 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

    当初は、仲介手数料が比較的低額であることを知り、「知名度の高い最大手仲介会社と比べれば、サービス内容が多少見劣りするのもやむを得ないだろう」と考えたうえで問い合わせましたが、実際には、これ以上望みようのない素晴らしいサポートを頂きました。

    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

    また、売主側から提示された資料や条件についても、細部まで目を通したうえで注意すべき点を的確にご指摘くださり、大変心強く感じました。最終的には、「堀さんが買って良いと言っている物件であれば問題無い」という考え方に至りました。

    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    4 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    4 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    2 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。