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松本 信明

現場経験41年多種多様な工事お受けします。

公開日:2023年10月29日

REDSリフォーム、一級建築施工管理技士補の松本です。今回は、住宅の配水管について詳しくご紹介します。

排水管トラブル

住宅排水の概要

住宅排水には、トイレからの汚水を流す排水、キッチン・浴室・洗面など雑排水を流す排水、雨水を流す排水と3種類あります。いずれも住宅排水管を使って下水道や浄化槽に流します。一般的には灰色の塩ビ管(硬質ポリ塩化ビニル管)が使用されます。建物のデザインに合わせた色の塩ビ管が使用され、たとえば神社・仏閣などでは、銅でできている管がよく使用されます。

住宅排水管の構造は、住宅の箇所ごとに異なりますが、基本的には以下のような構造になっています。

●排水口:汚水や雨水が排出される場所です。キッチンやトイレなどの設備機器に設置されています。

●排水トラップ:排水口と排水管の間にある部品で、封水と呼ばれる水を溜めておくことで、下水道からの悪臭や害虫の侵入を防ぎます。ワントラップ、逆ワントラップ、ボトルトラップ、ドラムトラップ、サイホン型トラップなどの種類があります。

●排水管:排水トラップから下水道までの管です。直径や勾配などは建築基準法や下水道法などの規定に従って設計されます。排水管には、主排水管(主幹配管)、分岐排水管(分岐配管)、立上げ排水管(立上げ配管)などがあります。

●汚水桝:住宅内部の排水管と下水道とをつなぐための枡です。インバート桝と呼ばれる溝が彫り込まれたものが一般的です。清掃や点検が容易に行えるように、住宅敷地内の要所に設置されています。

住宅排水管のトラブル

長年使用していると、排水管が詰まったり、水漏れしたり、悪臭が発生したりすることがあります。排水管のトラブルは生活に不便や不快をもたらすだけでなく、建物や家財にも損害を与える可能性があります。排水管のトラブルの原因はさまざまですが、主に以下のようなものが挙げられます。

●排水管内に汚れや異物が溜まって詰まる
●植物の根が排水管内に侵入して詰まる
●排水管が破損して水漏れする
●排水管の傾斜が逆になって逆流する

排水管のトラブルの対処法は、自分でできる場合と業者に依頼する場合があります。ワイヤーブラシやラバーカップ(すっぽん)などを使って、排水口付近の汚れを落としたり、吸引したりしたことのある方も多いでしょう。業者に依頼すれば、高圧洗浄やカメラ調査などを行ってもらえますが、費用や対応エリアなどを必ず確認しましょう。

排水管のトラブルは未然に防ぐこともできます。排水口にゴミ受けを設置し、定期的にお湯や重曹などで洗浄しましょう。また、業者に定期的にメンテナンスを依頼することも有効です。

排水口に詰まったときは以下のような対処法を試してみましょう。

●お湯を一気に流す:油汚れや軽度の詰まりに効果的です。シンクにお湯を溜めて、一気に流すことで、排水口内の汚れを流し出します。

●重曹とクエン酸で汚れを落とす:重曹とクエン酸を混ぜると発泡し、排水口内の汚れを分解してくれます。重曹とクエン酸を同量ずつ排水口に入れて、お湯を注ぎます。しばらく放置した後、水で流します。

●汚れや程度に合わせた洗剤を使用する:液体パイプクリーナーなどの専用洗剤を使うと、排水口内の汚れを溶かしてくれます。洗剤の種類や使用方法は商品によって異なるので、注意書きをよく読みましょう。

●ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使う:ラバーカップや真空式パイプクリーナーは、排水口に圧力をかけて詰まったものを引っ張り出す道具です。排水口に当てて押し込み、引き上げる動作を繰り返します。水が流れ出したら詰まりが解消されたサインです。

●ワイヤーブラシで汚れをかき出す:ワイヤーブラシは、排水口内に溜まった汚れをかき出すことができます。ワイヤーブラシを排水口に押し込んで、動かなくなったところでハンドルを回します。薬品と組み合わせるとより効果的です。

●ペットボトルで詰まりを押し流す:ペットボトルは、空気圧で詰まりの原因を押し流すことができます。ペットボトルのキャップに穴を開けて、排水口に当てます。ペットボトルを潰して空気圧で詰まりの原因を押し流します。

まとめ

共同住宅の場合、管理費でまかなうことで定期的に配管清掃を専門業者にて行うことができますが、戸建ての場合はご自分で行うか、専門業者に依頼するようになります。市販の高圧洗浄機を使ってご自分で清掃する方もいます。

これを機に、排水管の問題点を確認し、しっかりメンテナンスを行って配水管のトラブルを防止しましょう。

 

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公開日:2023年9月25日

REDSリフォーム、一級建築施工管理技士補の松本です。

今回は住宅に使用している木材や、加工方法などについてお話しします。

建築木材

針葉樹と広葉樹が適材適所に

住宅に使用している木の種類は、針葉樹と広葉樹の大きく2種類に分けられます。針葉樹には、ヒノキ・スギ・マツ・ヒバなどがあり、広葉樹には、ケヤキ・クリ・ブナ・タモなどがあります。それぞれの木材には、硬さや耐水性で特徴があります。

住宅の柱、土台、梁などの構造材に使われる木材は、強度・耐久性・耐水性・耐蟻性などにすぐれたものが選ばれます。柱には、ヒノキ・スギ・ベイツガなどが最適です。土台には、ヒノキ・ヒバ・ベイヒバなどが最適です。梁には、集成材という強度が高い木材が使われることが多いです。

住宅に使用される主な木材を個別に解説

それぞれの木材の特徴と価格について、以下のようにまとめました。

ヒノキ

香りが良く、耐久性・耐水性・耐蟻性に優れています。色は淡黄色で、美しい木目が魅力的です。柱や土台などに使われます。価格はスギより高く、1㎥あたり約10万円です。

スギ

スギは強度が高く、加工しやすいのが特徴です。色は赤みがかっており、木目は粗く、柱や梁などに使われます。価格はヒノキより安く、1㎥あたり約5万円です。

ベイツガ

ベイツガは強度が高く、耐久性・耐水性・耐蟻性に優れています。色は淡黄色で、木目は細かく、柱や梁などに使われます。価格はヒノキと同じくらいで、1㎥あたり約10万円です。

ヒバ

ヒバは香りが良く、抗菌・防虫効果があります。色は赤みがかっており、美しい木目です。土台や柱などに使われます。価格はヒノキより高く、1㎥あたり約15万円です。

ベイヒバ

ベイヒバはヒバと同じく香りが良く、抗菌・防虫効果があります。色は淡黄色で、木目は細かいです。土台や柱などに使われます。価格はヒバより安く、1㎥あたり約10万円です。

集成材

集成材とは、小さな木材を接着して作られた木材で、強度が高く、反りや割れが少ないのが特徴です。色や木目は接着された木材によって異なります。梁や桁などに使われます。価格は使用される木材によって異なりますが、1㎥あたり約5万~20万円です。

木材の価格については、2021年から2022年にかけて、世界的な需要の増加や輸送コストの高騰などの影響で、大きく上昇する傾向にありました。アメリカや中国からの需要が特に高く、木材の輸入価格(合板)は2021年12月に前年同月比で68%上昇。木材・木製品の国内価格も、2022年3月に前年同月比で59%上昇しているのが現状です。

住宅に使用される木材の加工方法

大工

住宅に使用される木材の加工方法には、木材切削、木材乾燥、木材接着、木材表面装飾などがあります。それぞれの方法について簡単に説明します。

木材切削

木材切削とは、丸太を製材するときや、木材を加工するときに使われる方法です。丸太を横に切って板状にしたり、板を直線や曲線に切ったり、斜めやコの字に切ったり、窓抜きや面取りなどの加工をしたりします。切削するときには、ノコギリやジグソーなどの工具を使います。

木材乾燥

木材の水分を減らして品質を向上させる方法です。木材は水分が多いと反りや割れが起こりやすくなります。木材干燥には、自然乾燥と人工乾燥があります。自然乾燥は、屋外や屋内で風通しのいい場所に置いて自然に水分を蒸発させる方法です。人工乾燥は、乾燥室や電気オーブンなどで温度や湿度を調節して水分を蒸発させる方法です。

木材接着

小さな木材を接着剤で貼り合わせて大きな木材にする方法です。集成材や合板などがこの方法で作られます。木材接着によって、強度や反り・割れの防止、形状やサイズの自由度などが向上します。

木材表面装飾

木材の表面に色や模様を付けたり、塗料やワックスなどで保護したりする方法です。木材表面装飾によって、見た目や耐久性・耐水性・耐汚染性などが向上します。

大工が行う木材加工

上記は、製材会社が工場などで加工していますが、住宅の木材加工については、大工が自ら行うことがあります。主に以下のようなことです。

木材の選定

住宅の用途や設計に合わせて、木材の種類やサイズ、品質、強度などを選びます。例えば、スギやヒノキなどの針葉樹、クリやサクラなどの広葉樹といった木材の種別、天然木や集成材、合板などの加工品からの選定を行います。

木材の切削

木材を必要な長さや角度に切ります。切削するときには、木目や節などの特徴を考慮し、ノコギリやジグソーなどの工具を使います。

木材の組み立て

切った木材を組み合わせて、住宅の骨組みを作ります。組み立てるときには、水平や垂直などの寸法や角度を測り、釘やボルトなどの金物や、接着剤やネジなどの接合材を使います。

木材の仕上げ

組み立てた木材に色や模様を付けたり、ワックスなどで保護したりします。仕上げるときには、木目や節などの特徴を生かし、ペンキやスプレーなどの塗装用具や、サンドペーパーやブラシなどの研磨用具を使います。

まとめ

以上が大まかな流れですが、実際には住宅の種類や工法によって異なります。

例えば、プレカット工法では、木材は工場であらかじめ機械で加工されており、現場ではほぼ組み立てるだけです。一方、手刻み工法では、現場で大工が一から木材を加工して組み立てます。プレカット工法は効率的で安価ですが、手刻み工法は伝統的でオリジナルです。

大工の木組手刻み工法は、大工が木材に墨付けをして大工道具(ノコギリ・カンナ・ノミなど)を使って加工していく工法で、神社仏閣の建築や補修を行う宮大工の間で受け継がれてきた伝統工法、曲がり梁や渡り顎などの特殊な仕口を作ることができます。

以上、住宅に使用する木材から価格、加工と簡単に説明させていただきました。

 

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公開日:2023年8月22日

REDSリフォーム、一級建築施工管理技士補の松本です。今回は住宅に使用している屋根材についての話をします。雨露をしのいでくれる屋根は戸建てを購入する方には軽視できない存在です。その種類と特徴について知っておきましょう。

屋根材

住宅の屋根材の種類

住宅の屋根材には、瓦、スレート、金属板、アスファルトシングルなどがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

まずは瓦について説明します。

日本瓦

瓦は、日本の気候風土に合っているため、耐久性や断熱性、遮音性が高く、デザイン性に優れています。日本瓦は、釉薬を塗って窯で焼く製造方法と、全く釉薬を塗らずにそのまま焼く2つの製造方法に種類分けできます。釉薬を使用し焼き上げた釉薬瓦はさまざまな色を出せることが魅力です。ただ、日本瓦は、耐震性能が低いため地震に弱い点があります。

瓦の歴史は、誰によっていつごろ発明されたかはよくわかっていないそうですが、世界で最も古い瓦は中国の陳西省西安の近郊から出土したもので薄手の平瓦だったといわれていて、およそ2800年前のものです。日本では飛鳥時代から瓦が使われており、そのほとんどの期間において寺院などの宗教施設か、宮殿、官衙、城などの政治拠点で限定的に使用されていたようです。

和瓦と洋瓦

瓦には、和瓦と洋瓦がありますが、材質が同じなので耐久性、防災性については変わりません。和瓦は緩やかなカーブで和の趣が感じられ、比較的落ち着いた色が多く、重厚感が感じられる雰囲気です。一方、洋瓦は凸凹が大きく、より丸みを帯びており、カラーバリエーションが豊富で明るい色も多く、個性的な印象になります。

セメント瓦

瓦にはセメント瓦という種類もあります。セメント瓦とは、セメントと川砂を1:2〜1:3の比率で混ぜて作られた瓦のことです。1970年〜80年の住宅不足だった高度経済成長期によく使われていました。耐用年数は、30~40年とされています。

セメント瓦は、20世紀初頭に英国で作られ始め、日本では1939年から製造が始まったとされています。

スレート

スレートは、セメントに繊維質を混ぜて5mm程度の厚さにした板状の屋根素材です。薄くて軽く施工性が高いため、新築時の費用が安く済む一方でコケやカビが発生したり割れたりする頻度が高く、定期的なメンテナンスが必要になります。

スレート屋根は、大きく分けて「天然スレート」と「人工(化粧)スレート」の2つに分類されます。天然スレートは、天然鉱物である粘板岩を素材とした屋根材のことで、青黒色で独特な模様が美しい、高級感のある素材です。一方、人工スレート(化粧スレート)は、主原料にセメントと繊維素材を使用しているため、軽量で運搬や施工がしやすく、施工費用も安いので、建売の一戸建てなどの建物で最も多く使われています。

スレートには、アスベストを含んでいるものがあるため、リフォーム時に十分注意が必要です。2004年以前に製造された屋根材のうち、スレート屋根とセメント瓦にはアスベストが含まれているものが多く存在するとされており、注意が必要です。

金属性の屋根材

金属製の屋根材は瓦などに比べ軽量のため、建物全体の耐震性アップに貢献できる点、塗装が容易でデザイン性が高い点が人気です。一方で重いものが当たると凹みができるなど傷つきやすく、台風や強風で浮いてしまったり、場合によっては剥がれ飛んでしまったりすることも起きてしまいます。屋根のリフォームでは、既存の屋根材の上に重ね葺き(カバー工法)として工事は主流になっています。

金属屋根材には大きく2種類あります。ひとつはガルバリウム鋼板といわれ、鉄板にアルミニウム・亜鉛合金をめっきしたもので、耐食性が高く、軽量で強度があります。屋根材や外壁材として使用されることが多いです。もうひとつはステンレス鋼板で、耐食性が高く、美観性に優れています。

金属屋根の歴史は新しいですが、人間と金属のかかわりあいは古く、紀元前4000年~3000年頃のエジプト・メソポタミアなどの古代文明では、精錬・鍛造・鋳造の技術が発達していて、彼らが手に入ることのできた金属は、金・銀・銅・鉄・鉛・錫(スズ)および水銀の7種類であったといわれています。ローマ時代には、銅と亜鉛の合金である真鍮(シンチュウ)も作られています。金属が屋根葺き材として使われ始めるのもこの頃であると推測されています。

日本で金属屋根が登場するのは、江戸時代です。徳川幕府による労働力の結集と新技術の開発によって、城・神社仏閣および武家・商人の住宅が銅瓦によって葺かれるようになっていたようです。しかし、銅は高価であったため、庶民の住宅にまで普及することはなかったようです。

アスファルトシングル屋根材

アスファルトシングル屋根材は約100年前、気候の厳しい北米で生まれた屋根材です。長い歴史を持ち全米の住宅屋根の多くにシングル屋根材が使用されています。アスファルトシングル屋根材は、ガラス繊維を素材に用いたシングル屋根材でグラスファイバーシングルとも呼ばれており、洗練された意匠性と優れた機能性(防水・消音・耐候)かつ軽量で施工しやすい屋根材です。

アスファルトシングル屋根材は、施工費用が安価であることから、住宅用途に多く使われ、近年の建売の屋根材の主流になっています。ただ、耐久性はあまり高くないといえます。

以上、屋根材について説明いたしました。

 

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最終更新日:2023年6月25日
公開日:2023年6月20日

REDSリフォーム、一級施工管理技士補の松本です。

私は40年以上、建築の経験があります。その中でも大工として15年間、現場で作業をしてきた経験があります。自宅も自分の手で建てましたし、今でも現場で大工として工事を行うことがあります。そんな大工について、解説します。

大工

宮大工、家屋大工、町大工、数寄屋大工……

大工とは、主として木造建造物の建築や修理を行う職人のことです。

大工には、宮大工、家屋大工、町大工、数寄屋大工、ツーバイフォー大工、プレハブ大工などの種類があります。特別な資格や学歴は必要ありませんが、それぞれに専門的な技術や知識が必要で、親方の下で働きながら技術を習得していく必要があります。

家屋大工と町大工

家屋大工と町大工について解説します。

家屋大工や町大工は、主に木造建築物の新築や増築、リフォームを行う職人です。木材の加工や組み立て、床や天井の下地づくり、壁のボード貼りなど、幅広い作業を担当します。

町大工という名前は、古くから日本各地で相互扶助の単位として町(町場)という共同体があり、その中で公共事業的な役割を担っていたことに由来します。現在では、消費者側が好きな業者に依頼する時代になっていますが、昔ながらの町大工もまだまだ活躍しています。

家屋大工や町大工になるには、現場で親方の下で働きながら技術を習得していく必要があります。見習い期間は約2年とされており、この期間で設計図の見方や工具の扱い、仕事の流れを学びます。最近ではその前に専門学校などで知識を学ぶケースもあります。また、建築士や電気工事士などの資格を取得すると、仕事の幅や収入が広がります。

家屋大工や町大工の年収は、経験やスキル、勤務形態によって異なりますが400万~600万円程度といわれています。一人親方として独立すると、自分で仕事を取ってくる必要がありますが、収入は高くなる可能性があります。一方、会社員として働く場合は、安定した収入を得られます。

家屋大工や町大工の仕事のやりがいは、自分の手で建物をつくり上げることや、お客様から感謝されることです。自分が手掛けた建物が長く残り、社会貢献につながっていることもやりがいになります。

反面、肉体的にも精神的にも苦労が多い仕事でもあります。仕事の進捗は天候や季節に左右されますし、危険な作業もあります。仕事量や収入は景気に影響されることもあります。

その他の大工

家屋大工や町大工のほかに、以下のような種類があります。

・宮大工
寺社や仏閣など日本の伝統的な木造建築物の建築や修繕を専門に行います。木材だけで建物を組み立てる「木組み」という伝統工法を使うことが多く、高度な技術と知識が必要です。職人の数が少ないため、高待遇です。

・型枠大工
鉄筋コンクリート造の建物などをつくる際に、コンクリートを流し込む型枠をつくる職人です。コンクリートの強度に影響する温度や湿度などを考慮する必要があり、高い技術が求められます。住宅やビルだけでなく、橋やトンネルなども手掛けます。

・造作大工
天井や壁、床、窓枠、巾木など、建物の内装部分を木材でつくる職人です。完成後、目に見える部分を仕上げるため、繊細な技術とデザインセンスが要求されます。

このほか、数寄屋大工や船大工、建具大工や家具大工など、さまざまな種類の大工がいますが、現在それほど多くはありません。

宮大工について

寺

宮大工について少し掘り下げてみましょう。

宮大工の歴史は、飛鳥時代に朝鮮から来た慧滋(えじ)と慧聡(えそう)という僧侶が飛鳥寺を建てたことにさかのぼります。聖徳太子は朝鮮から来たこの二人から教えを受け、法隆寺などに代表される歴史的建造物を建立したといわれています。今でも宮大工の間では聖徳太子は神様として扱われています。

宮大工は、神社や仏閣の新築工事も手がけますが、貴重な文化財の解体や補修に携わることもあります。日本の伝統的な建築工法である「木組み工法」という技術を使って、釘や金物をほとんど使わずに木と木をはめ合わせて建物を組み上げていきます。

宮大工の国家資格はありませんが、一人前になるまでに最低10年はかかるといわれており、高い技術と豊富な知識が求められます。宮大工のほとんどが「渡り大工」で、ひとつの地域に留まって仕事をするのではなく、各地の文化財を渡り歩いて修理をします。日本の伝統文化を守る重要な職業であり、やりがいも大きいのが特徴です。

まとめ

今回は、私の仕事でもある大工について少しご説明しました。一般的な住宅を作る大工として15年間現場で作業をしましたが、その当時は、宮大工にあこがれていて、結婚していなければ宮大工の仕事をしていたかもしれません。

宮大工にはいまだにあこがれていますが、今はREDSリフォームでお客様とご家族が笑顔で幸せを感じて暮らせる住まいづくりのお手伝いに没頭しています。

 

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公開日:2023年2月22日

先日住宅調査にお伺いしたお宅で、床下の点検をしていると、

奥から外の明かりが入り込んでいる所があることが気が付きました、

外回りをチェックして見ると、基礎に穴があり、

そこから配管が床下に入り込んでいました。

配管廻に隙間がありそこから中に明かりが漏れていました。

その穴は、ネズミが入るには十分な隙間があり、

もしかするとネズミが入っていかもしれないと思い、調査を続けていると

2階床に点検口があり、そこから1階の天井裏を覗いてみると、ネズミの糞らしき物体が

いくつも見られました。

ネズミは1センチ以上の隙間があれば通ってしまうと言われているので

外回りの建物の隙間は十分注意が必要です。

雨樋やエアコンのカバーの隙間から壁内に入るケースもあります。

又、基礎の換気口も古くなると、鉄格子が劣化しそこからネズミが入ります。

屋根も、棟違いのちょっとした、隙間からも入るので、気が付きません。

又ネズミだけではなく、ハクビシンも最近では多く被害を受けているようです。

私も現実にハクビシンの被害を受けているお宅の修繕を行いました。

小さい穴から入るので、気が付かず、床下、壁内、屋根裏に入り込んでいます。

まずは、外からお家を見て、変な隙間がないかチェックすることは必要ですね。

ネズミが悪いわけではありませんが、入られてはたまりませんので、注意しましょう。

以上

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公開日:2023年2月17日

  

洗面化粧台、シャワー水栓の交換工事を行いました。

今はあまり見ないタイプの水栓で、洗髪水栓のホースが露出タイプです。

代替え品を取り換えましたが、ほぼ変わりない感じですね。

水栓も20年過ぎると、止まりが悪くなったり,ハンドルがぐらついたり、

お水漏れが発生したりと、いろいろトラブルが起きますが、

最近は、シャワーホースがシンク下に入り込んでいるタイプがほとんどですが、

ホース部分の水漏れが多く発生していて、気が付かずシンク下から、床までしみてしまい

床まで直さなけれならないケースも少なくありません。

洗面下はパット見て、配管等がわかるぐらいに荷物等は整理しときたいですね。

定期定期にチェックを忘れずにしたいですね。

以上

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公開日:2023年2月17日

 

           

ユニットバスに取付ている、バス換気乾燥暖房機から異音が発生したため

20年以上使用し、火災の危険もあるため、交換を提案し、工事を行いました。

住宅設備は、20年経過というと基本交換になります。

メーカーいわく、10年が目安と言われています。

特に熱が出る設備は、火災が発生する可能性があり、大変危険です。

10年経過して、異音や、不具合症状が出ている場合、早めに交換をご検討することをお勧めします。

今回、既存の浴乾が三菱製で、後継品の交換を行いました。

以前のタイプは、カバー全体に隙間があり、水滴が落ちることや、フィルターが付いていなかったので

お掃除もやりずらかったと思います。

新しいタイプのカバーは、吹き出しの穴しか開いていないので、見目もスッキリ

水滴も落ちにくいし、フィルターも付いているので、お手入れが楽になったと思います。

住宅設備もどんどん進化していますね。

 

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公開日:2023年2月7日

 

先日、センサーライト付き防犯カメラの取付工事を行いました。

既存のインターホンも古くなっているため、パナソニックの、ワイヤレスモニター付テレビドアホンと連動できる

野外ワイヤレスカメラをご提案させていただき、取付ることとなりました。

スマートポールを利用して、専用の庇と合わせて取付を行いました。

このドアホンは、モニターが7型ワイドで、大変大きく、画面が見やすくなっています。

又、もともと壁に設置してあった場所に取り付けるため、

場所を取らず、インターホンとしても使えるので、大変便利です。

センサーで捕らえた画像は、SDカードに保存で、3000件も保存できるようになっているので安心です。

何かと物騒な世の中になっている中で、センサーライト付きワイヤレスカメラは、

安心して過ごすための、1つのアイテムになっているかと思います。

以上

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公開日:2023年1月30日

工事前                 高圧洗浄後         塗装後

外装塗装工事を行っていますが、屋根塗装が完了しました。

築20年の屋根材(スレート瓦)の状況は、特に北面は、コケや汚れがびっしり付着し、

表面劣化が著しく、美観も損なわれています。

その不着物をしっかり高圧洗浄機により丁寧に清掃します。

洗浄すると、やはり表面仕上げが劣化により剥がれ取れてしまいます。

乾燥後、下塗り・中塗り・仕上げ塗を行い、屋根材の保護及び美観を取り戻し、完成です。

塗装が乾いてから、スレート瓦は、縁切りを行いますが、縁切りとは、屋根材の重なり部分が塗装により

密着してしまい、水抜けが悪くなり、雨漏りしてしまう場合があるため、へら等で、密着部を切り離す

施工をします。

これで屋根塗装工事は、完了です。

以上

 

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公開日:2022年11月22日

サイクルポートの取付工事を行いました。

北側がマンションで道路が抜けているため、

強風がまともに当たるということで、

側面パネルを取付て、北風の影響を受けないようにしました。

ただ、サポート柱を取付なければならず、脱着式ではありますが、

邪魔になってしまいました。(しかたありませんね)

これで自転車も雨に濡れず安心です。

 

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