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公開日:2026年5月23日  戸村 麻衣子

ペアローンと収入合算の違いとは? 連帯保証・連帯債務のメリット・デメリットを解説

みなさま、こんにちは。仲介手数料が《必ず割引・最大無料》の「不動産流通システム」、REDS宅建士・宅建マイスターの戸村です。

女性の就業率が上昇している日本。それに加え、近年の不動産価格高騰に対し、借入額を増やせるペアローンや収入合算は、ご家族で物件購入する際の一般的な選択肢となっています。

ですが、ペアローンや収入合算は負うべき責任に大きな違いがあります。特に収入合算の場合「連帯保証」と「連帯債務」の2通りあるため、内容を理解していないと持分や住宅ローン控除などについて「こんなはずではなかった」と後悔することもあります。

「ペアローン」「収入合算(連帯保証)」「収入合算(連帯債務)」の3つの選択肢について、それぞれの特徴とメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

ペアローン

(写真はイメージです)

ペアローンとは?(夫婦それぞれが別々にローンを組む)

概要と特徴

ペアローンは、1つの物件に対して夫婦それぞれが「別々に住宅ローンを組む」方式です。

総額6,000万円を借り入れる場合

  • 夫:4,000万円借入
  • 妻:2,000万円借入

のように、1つの物件に対して2本のローン契約を締結します。

ローン契約は2本となるため、夫婦それぞれが「主債務者」となり、お互いが相手のローンの「連帯保証人」になります。双方が団信に加入するのも特徴です。

ペアローンのメリット

1.借入額を最大化しやすい:双方の年収をフル活用できるため、高額物件に強いです。特に東京都心部では非常に多いです。

2.夫婦それぞれ住宅ローン控除を使える:条件を満たせば双方が控除対象になります。節税メリットが大きいケースがあります。

3.団信がそれぞれ付く:万が一、片方が死亡した場合は亡くなった側のローンだけ完済となります。生存側のローンはそのまま残ります。

ペアローンのデメリット

1.初期費用(諸費用)が増える:ローン契約が2本なので事務手数料や印紙代、抵当権設定費用などの諸費用が増えやすくなります。ただ、実質の費用というのは借入額に比例します。借入額は一人で借りても二人で借りても本体分の金額については変わりないため、驚くような金額にはなりません。

2.片方が退職・休職すると厳しい:それぞれ独立債務なので、育児や転職などで一方の収入が低下しても返済額は減らないため、家計を直撃します。

3.離婚時に複雑:持分・債務が分かれているため、売却・名義変更が難航しやすくなります。

収入合算:連帯保証型とは?(最も一般的な収入合算)

概要と特徴

連帯保証型は、契約を1本にまとめ、主債務者(主に夫)の収入に合算者(主に妻)の収入を足して審査を受ける方式です。民間の金融機関で「収入合算」といえば、多くはこの「連帯保証型」を指します。主債務者は1人だけ。もう1人は「保証人」として収入を合算する方式です。

  • 夫が借主(主債務者)⇒ お金を借りているのは夫のみ
  • 妻が連帯保証人

ローン契約上、正式な借主は主債務者だけ。一方、妻は、「夫が払えなくなったら代わりに払う義務」を負います。

普通の保証人と違い、「連帯保証人」は非常に責任が重いです。一般的な保証人と異なり、まず本人に請求してください」「まず本人の財産を差し押さえてください」と主張できる権利がありません。銀行は「主債務者が払えないので、あなたが払ってください」と直接請求できます。つまり実務上は、主債務者に近い責任です。

主債務者が完全に支払っている場合などは主債務者100%でも良いですが、実際には連帯保証人が生活費や手付金を入れている場合があります。その場合は割合換算して連帯保証人の持分にします。

連帯保証型のメリット

1.諸費用が比較的安い:契約が1本なので、ペアローンより諸費用が抑えられます。

2.手続きが比較的シンプル:抵当権・契約関係も一本化しやすいです。

3.離婚時処理が比較的整理しやすい:ペアローンよりは整理しやすい傾向。

連帯保証型のデメリット

1.連帯保証人は団信対象外が多い

  • 主債務者死亡 → ローン完済
  • 連帯保証人死亡 → ローン残る

2.住宅ローン控除は原則として主債務者のみ:通常、控除を受けられるのは主債務者中心。持分設計に注意が必要です。共働きで双方が所得税を納めていても、節税メリットを生かしきれない場合があります。

3.保証責任は非常に重い:「保証人」という名前ですが、実務上はほぼ同等レベルの返済責任があります。主債務者が離職して支払いができなくなった場合などは、連帯保証人は支払い義務を負います。

収入合算(連帯債務)

概要と特徴

連帯債務型は1本のローンを、夫婦が「共同で借りる」方式。代表的なのが【フラット35】です。

  • 夫が主債務者
  • 妻が連帯債務者

連帯保証とは違い、両者とも正式な借主です。連帯保証は「借主を保証する人」、連帯債務は「一緒に借りている人」。ここが法的にかなり違います。連帯債務は、「共同借主」で、同じ責任を負う、と考えてください。

連帯債務の場合は年収に応じて持分設定をすることが多いです。年収に応ぜず割合を決定した場合、税務署から贈与ではないか、という確認が入ることもあります。年収割合ではない形で持分登記する場合は、事前に税務署に相談して、実態に即した形の割合を準備しておくといいでしょう。

連帯債務型のメリット

1.借入額を伸ばしやすい:夫婦の収入を合算して審査されるため、単独よりも借入可能額を増やせます。

2.住宅ローン控除を双方受けやすい:持分割合に応じて夫婦それぞれが住宅ローン控除を申請できます。

3.ペアローンより費用を抑えやすい:ローン契約が1本のためペアローンよりも契約にかかる初期費用を安く抑えられます。

連帯債務型のデメリット

1.団信の加入条件とカバー範囲に注意:ここが非常に重要です。特に【フラット35】では有名です。

以前は主債務者しか団信に加入できませんでしたが、近年は「デュエット団信」「ペア連生団信」などが増えています。どちらか一方の死亡で全額完済されるのか、死亡者持分のみ完済されるのかは商品差によって異なるため金融機関の担当者に詳細を確認してください。

2.双方が100%の返済義務を負う:「共同の借主」であるため、どちらか一方だけが返済義務から逃れることは困難です。

【一目でわかる】3つの借入方式 比較一覧表

項目 ペアローン 収入合算
(連帯保証)
収入合算
(連帯債務)
ローン本数 2本 1本 1本
借主 2人 1人 2人
合算者の立場 主債務者 保証人 共同債務者
団信 各自 主債務者中心 商品による
住宅ローン控除 双方可 制限多め 双方可
諸費用 比較的高い 比較的安い 中間
離婚時 複雑 比較的整理しやすい やや複雑
高額借入 強い 中程度 強い

失敗しない実務上の選び方

ペアローン向き

  • 共働き継続前提
  • 世帯年収が高い
  • 都心高額物件
  • 控除最大化したい

収入合算(連帯保証)向き

  • パートナーの収入が補助的
  • 将来的に片働きになる可能性
  • 契約や管理をシンプルにしたい

収入合算(連帯債務)向き

  • フラット35利用
  • 諸費用を抑えたい
  • 控除も重視したい

【宅建士としてのアドバイス】

現在の不動産・金利市場(2025〜2026年現在)は、金利上昇局面にあります。ペアローン比率が増加し、共働き前提審査の一般化が進んでいる一方で、出産や転職、離婚や病気などライフステージの変化に、「返済余力がギリギリだった」という問題も増えています。

そのため現在は、金融機関の担当者も「最大いくらまで借りられるか」よりも、「万が一、一方の収入が減っても維持可能か”を重視するようになっています。

住宅ローンを二人で組むと選択できる物件も増えますが、大切なのは購入後の暮らしです。今後のライフプランなども見据えて、無理のない形の住宅ローンを選ぶことをお勧めいたします。

住宅ローンのご相談はプロフェッショナル集団の「REDS」へ!

REDSではお客様にいいことも悪いこともきちんとお話しして売却・購入に携わる「正直不動産」営業です。お客様に接する営業全員が宅建士であるREDSエージェントにお気軽にご相談ください!

 

記事を執筆したエージェント

戸村 麻衣子

回答数 9

宅建士・リフォームスタイリスト

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※2026年05月24日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    235

    2 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    2 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

    当初は、仲介手数料が比較的低額であることを知り、「知名度の高い最大手仲介会社と比べれば、サービス内容が多少見劣りするのもやむを得ないだろう」と考えたうえで問い合わせましたが、実際には、これ以上望みようのない素晴らしいサポートを頂きました。

    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

    また、売主側から提示された資料や条件についても、細部まで目を通したうえで注意すべき点を的確にご指摘くださり、大変心強く感じました。最終的には、「堀さんが買って良いと言っている物件であれば問題無い」という考え方に至りました。

    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    6 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    5 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    4 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。