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公開日:2025年10月28日  小田 俊介

【小田考察】2030年までの5年間、不動産市況はどう推移していくのか大予測

【仲介手数料最大無料】のREDSエージェント、宅建士の小田 俊介(おだ しゅんすけ)です。

今回は、不動産売買で参考になる不動産市況の今後の展望について、個人的見解を書かせていただければと存じます。個人的見解ですので、うのみにせずお読みいただけますと幸いです。

不動産市況

(写真はイメージです)

総論:踊り場を迎えつつも、急落リスクは限定的

2025年現在、日本の不動産市場は「高値圏の中で横ばい〜やや調整局面」に入りつつあると考えられます。

2020年代前半の急激な価格上昇の背景には、超低金利政策・円安による海外資金の流入・建築コストの高騰・供給制約などがありました。しかし、これらの要因の一部が転換点を迎えつつあり、特に日銀の金融政策の正常化(利上げ方向)と建築費のピークアウト兆候が、今後の市場に大きな影響を及ぼすと見られます。

ただし、バブル崩壊やリーマンショック時のような「全面的暴落」は想定しづらい構造となっています。需給の均衡点や住宅需要の底堅さ、海外投資マネーの継続的な関心が、相場の下支え要因として機能するためです。

結論としては、2025〜2026年は価格調整(マイナス5〜プラス10%前後)の可能性はあるが、中長期的には緩やかな回復基調に戻る、という見方が妥当です。

住宅市場の動向:都市圏と地方で二極化が進行

首都圏・大都市圏

東京都心、特に港区・渋谷区・中央区・千代田区などでは、価格が依然として高止まりしています。2020年以降の平均価格上昇率は20〜30%に達しており、新築マンションの平均価格は1億円を超える水準が定着しました。

一方で、購入層の中心である30〜40代世帯の所得上昇は追いついておらず、実需層の購買力が限界に近づいているのが現実です。2025年以降、金利上昇が進めばローン負担はさらに重くなり、都心新築の販売速度は明らかに鈍化するでしょう。

そのため、一次取得層は郊外や中古市場にシフトし、都心部の価格は「高値横ばい〜小幅下落」に移行する可能性が高いと考えられます。

地方都市・郊外

地方では人口減少が深刻化しており、エリア間格差が一層拡大します。

たとえば福岡・札幌・名古屋などの中核都市は依然として堅調ですが、人口流出が続く地方圏では中古住宅や戸建ての売却期間が長期化し、需給バランスが明確に崩れ始めています。

また、空き家問題は2030年にかけて一段と顕在化し、地価下落要因となるでしょう。行政による税制・補助金支援があるものの、民間の投資需要だけでは吸収しきれない構造的課題です。

投資用不動産:インバウンドと円安が鍵

外国人投資家の動き

2025年も依然として海外投資マネーの流入が日本市場を支えています。特に香港、シンガポール、台湾、欧米のファンドが円安を利用し、東京・大阪・京都の収益不動産を積極的に取得しています。

円が1ドル150円台にある現状では、海外投資家にとって日本の不動産は「実質的な割安資産」として魅力的であり、賃貸利回り3〜4%でも為替差益を狙えるため、実需よりも投資目的の取引が多い構図です。

ただし、為替が反転(円高方向)に向かうと、海外勢の買い意欲は減退するリスクがあります。2026年以降に日銀が利上げを継続し、米国の利下げ局面が進めば円高に転じる可能性もあり、「外国資金の撤退」=「都心商業地やホテル価格の調整」につながる点には注意が必要です。

国内投資家の姿勢

一方、国内の個人投資家は高金利・高価格・修繕コスト増の「三重苦」に直面しています。利回り低下の中でキャピタルゲイン狙いの戦略は取りづらく、リスク回避型・分散型の運用(小規模区分・地方再生案件など)に移行しています。

今後は「インバウンド対応型ホテル」「サブリース付きコンパクト物件」「デジタル管理型の不動産クラウド投資」など、テクノロジーと観光を絡めた新しい投資形態が主流になるでしょう。

金利・金融政策の影響

不動産価格に最も強く影響するのは金利です。

2025年春に日銀が実施したマイナス金利解除と長期金利上昇(0.7〜0.9%)は、市場に心理的な転換点をもたらしました。

住宅ローン金利は変動型で0.5〜0.8%台、固定型で1.5〜2.0%程度となり、10年前と比べて1ポイント前後上昇しています。この水準自体は依然として「低金利」ですが、価格高騰との掛け算により、実質負担は大きくなっています。

今後、物価上昇率(インフレ率)が2%前後で安定すれば、日銀は段階的に金利を引き上げると見られ、2026〜2027年には固定金利が2%台後半になる可能性もあります。その場合、住宅ローン需要の減速と建築投資の縮小が進み、不動産市場は一時的な調整を避けられないでしょう。

建築コストと供給動向

建築費は2024年をピークに一部落ち着きが見られるものの、人件費や資材輸送費は高止まりしています。特に職人不足は構造的問題であり、供給制約は今後も続く見込みです。

このため、デベロッパー各社は新築供給を抑制し、高付加価値型・小規模高単価モデルへとシフトしています。

結果として、供給減が価格の下支え要因となり、暴落にはつながりにくい構造が維持されます。逆に中古市場の流通拡大が顕著となり、「築浅・駅近・リフォーム済み」など条件の良い物件が高値で取引される傾向が強まるでしょう。

人口動態・社会構造の影響

日本の人口はすでに毎年約60万人規模で減少しており、2040年には総人口が1億人を割ると予測されています。この流れは住宅需要の絶対数を押し下げる要因です。

ただし、単身世帯の増加や高齢者向け住宅需要、外国人労働者の増加など、世帯構成の変化による新しい需要も生まれています。

都市中心部では「利便性」「安心」「小規模居住」を重視した物件ニーズが高まり、郊外・地方では「リノベーション+低価格」の住み替え需要が一定層を支えます。

人口減=市場縮小とは単純に言えず、需要構造の再編が今後のカギとなるでしょう。

中長期的展望(2030年まで)

2030年までは、以下のトレンドが見込まれます。

  1. 2025〜2026年:調整局面(マイナス5〜プラス10%)
     金利上昇・実需減退・海外資金鈍化で一時的に価格が下がる。
  2. 2027〜2028年:底打ち・安定期
     景気の回復とインフラ投資(大阪万博・IR開業など)を背景に、再び取引が活発化。
  3. 2029〜2030年:新たな上昇トレンド
     都市再開発・AI/DXによる業務効率化・不動産の証券化(REIT・ブロックチェーン活用)など、資産市場の拡大による上昇基調。

つまり、不動産市場は「上がり続ける時代」から「選別される時代」に入ったと言えます。エリア・築年数・管理品質・賃貸需要の見極めが極めて重要になります。

まとめ:今後の不動産戦略

2025年以降の不動産市況は、「高値是正・選別化・構造変化」という3つのキーワードで整理できます。

  • 高値是正:金融政策正常化による過熱感の鎮静化
  • 選別化:立地・管理・ブランドによる価格差の拡大
  • 構造変化:人口減・社会変容に対応した新たな需要層の台頭

したがって、投資・売買の判断基準としては以下が有効です。

  • 売却を検討するなら、2025年内〜2026年前半が一つのタイミング
  • 購入を検討するなら、金利上昇で価格調整が進む2026〜2027年がチャンス
  • 保有継続の場合は、リフォーム・賃貸付加価値化・管理最適化による資産維持が重要

不動産市場は一様ではなく、「全国平均」で語れる時代ではありません。これからは「地域ごと」「物件タイプごと」「投資目的ごと」に異なる戦略が求められるでしょう。言い換えれば、正しい情報と長期視点を持つ者にとって、依然として魅力ある資産市場であることも確かです。

最後に

本ブログをご覧になったお客様の満足度向上のために常に動いております。上記ブログは個人的見解ではありますが、データに基づいた部分もあるため、気になることがありましたらどんな些細なことでも構いません。お気軽にご相談くださいませ。

≪小田≫をご指名いただけましたら、「宅地建物取引士」「宅建マイスター」「リフォームスタイリスト1級」の知識を余すことなく活用し、お客様へより良いご提案をさせていただくことをお約束いたします。

小田 俊介|仲介手数料無料のREDS

本日はここまでとさせていただきます。ありがとうございました。

 

記事を執筆したエージェント

小田 俊介

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※2026年03月08日現在 本社・首都圏営業所の数値

※2026年03月08日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    3 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

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    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    3 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    2 週間前

    担当の山崎さんには本当にお世話になりました!対応がとても迅速で誠実で、終始安心して家探しができました。小さな不安やちょっとした疑問にも毎回丁寧に向き合ってくださり、「相談してよかった」と何度も思いました。信頼できる方に担当していただけて本当に感謝しています。

    1 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
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    4 か月前

    知識、対応力、気配り、全てに感謝!! 安心してマンションを購入できました。
    息子のマンション購入で約1年半に渡り大変お世話になりました。担当の小室様には物件の内見から契約、引渡しまで一貫して迅速かつ的確なアドバイスを頂き、その知識の深さに何度も助けられました。どのような相談や質問にも即座にご回答下さり心から信頼できると感じました。
    また、平日はなかなか時間が取れない私達の状況を考慮して下さり、最小限の面談とメール、郵送を効果的に活用してスケジュールを組んで頂いたおかげでスムーズに手続きを進めることができました。
    大変満足のいく物件を安心して購入することができ、親身になってサポートして頂いたことにどれだけ感謝しても足りません。しかも仲介手数料が半額で本当に恐縮しております。
    また不動産売買の機会がありましたら必ずREDSさん、そして小室様にお願いしたいと思っております。本当にありがとうございました。