エージェントブログ
AGENT BLOG
最終更新日:2025年10月14日
公開日:2025年10月13日  有馬 春志

地代家賃として経費計上できる費用とは? 事務所家賃はOK、一方NGなものは?

REDSの宅建士、有馬です。

事業のために事務所を借りると、通常は毎月一定額の家賃を支払うことになります。事務所の家賃は、大きな支出の一つで、この家賃を処理するための勘定科目が「地代家賃」です。

一口に家賃といっても、その性質や支払い形態によって、経費として認められるものとそうでないものが存在します。「地代家賃」に含まれる費用の範囲は思った以上に広く、さまざまなケースがあるので、会計処理の際は留意が必要です。

地代家賃

(写真はイメージです)

「地代家賃」として計上できるもの

「地代家賃」は、その名のとおり、土地や建物を借りる際に支払う費用を指す勘定科目です。具体的には、事務所や店舗、工場、倉庫、土地などの賃料などが該当します。

地代家賃を会計処理するうえで大切なのは、その費用が「事業を行ううえで発生したものである」という点です。たとえば、会社が事業のために借りている事務所の家賃は「地代家賃」として経費にできますが、社長個人の住居の家賃は、たとえ社長が会社を経営していたとしても、会社の経費としては認められません。

「事業活動に直接関係する費用かどうか」という点が重要な判断基準となり、密接に関わるさまざまな賃料がこの勘定科目に含まれます。

地代家賃として計上できる費用

それでは、具体的にどのような費用が「地代家賃」として計上できるのでしょうか。

まず、最もわかりやすいのが、会社が借りている事務所や店舗の家賃です。事業の拠点となる場所の賃料であるため、「地代家賃」として堂々と経費にできます。

毎月支払う賃料だけでなく、更新時に支払う更新料も、その契約更新にかかる費用として「地代家賃」や「支払手数料」として処理することができます。20万円未満の更新料は、「少額繰延資産」として全額を支払った期の費用処理が可能ですが、20万円以上の更新料の場合は、期間に応じて按分しての費用処理が必要です。

次に、事業で利用している駐車場の賃料も「地代家賃」として計上することが可能です。従業員用の駐車場や、社用車の駐車場など、事業に直接関連する駐車場の費用であれば問題ありません。たとえば、営業担当者が顧客訪問の際に一時的に利用するコインパーキング代は「旅費交通費」として計上されることが多いですが、毎月継続して借りている月極駐車場であれば「地代家賃」として計上されます。

さらに、商品や資材を保管するために借りている倉庫の賃料も「地代家賃」に含まれます。物流拠点として倉庫を利用している場合、その賃料は事業を運営するうえで不可欠な費用です。同様に、特定のプロジェクトのために一時的に借りる仮設事務所の賃料や、イベント開催のために借りる会場の賃料なども、その期間の事業活動に直接関連するため計上できます。

また、土地の上に建てられた建物の賃料だけでなく、土地そのものを借りている場合の賃料(地代)も「地代家賃」として計上します。自社で建物を建てるために土地を借りたり、資材置き場として更地を借りたりする場合などが該当します。

「地代家賃」として計上できない費用

「地代家賃」として計上できる費用がある一方で、同じような賃料であっても認められないものや、別の勘定科目で処理すべきものも存在します。これらの区別をしっかり理解しておくことは、税務リスクを回避し、適切な会計処理を行ううえで非常に重要なポイントになります。

まず、前述したとおり、プライベートな利用に関わる家賃は経費にできません。たとえば、会社の代表者が自宅を事務所としても利用している場合では、事業に使用している部分とプライベートな部分を明確に区別し、事業に使用している部分の家賃のみを「家事按分」によって経費として計上することになります。

また、賃貸契約に関連して発生する費用でも、その性質によって地代家賃以外の勘定科目で処理すべきものがあります。たとえば、契約時に支払う敷金や保証金は、原則として経費にはならず、会計上は「差入保証金」といった資産の科目で処理されます。ただし、契約書に「返還しない」旨の記載がある保証金や、償却されることが明らかな保証金については、その実態に応じて、経費計上が認められるケースもあります。

また、建物の購入代金は「地代家賃」ではありません。建物は固定資産であり、購入した際には資産の科目で計上し、その後、税法で定められた耐用年数に基づいて毎年少しずつ「減価償却費」として経費処理していきます。同様に、建物の購入にかかった仲介手数料なども、原則として建物の取得価額に含めて減価償却の対象となります。

事務所や店舗、倉庫、駐車場の賃料など、事業活動に直接関連する賃借費用は原則として「地代家賃」として経費計上が可能ですが、敷金や保証金、建物の購入費用、内装工事費用などは、その性質上、別の会計処理が必要となります。

以上、税務調査などの際に指摘を受けても説明できるよう、「地代家賃」を含めた各勘定科目の内容をしっかり把握しておきましょう。

 

記事を執筆したエージェント

有馬 春志

回答数 0

宅建士・リフォームスタイリスト

プロフィールページへ

REDSではすべてのお客様に、
Googleクチコミの投稿を
お願いしています。

※2026年07月19日現在 本社・首都圏営業所の数値

※2026年07月19日現在 本社・首都圏営業所の数値

  • 平均評価
    5.0
  • 投稿数
    258

    1 か月前

    柳澤さんと出会えて、私は幸せ者でした。中古マンションを購入するにあたり、仲介手数料が半額?全額無料?、正直、どんなカラクリ?他の項目で請求される?なんて思ったのは事実ですが、柳澤さんと電話でご相談した数時間後には、新宿本社で面談。すべての不安を、払拭して頂いたのが柳澤さん。柳澤さんだっからこそ、話を前進させようと思いました。
    柳澤さんは、仕事を楽しまれています、だから、安心して任せられる。とにかく、レスポンスは早い、的確で分かりやすい。
    余計経費は使わない、手数料は片方から貰う、それによって半額や全額無料、素晴らしい経営方針だと思います、間違いなく大成長されると思います。
    柳澤さんとREDSさんとのご縁に感謝、本当にお世話になりました。また、何かの際にはご相談させて貰います、そして、周りの仲間に強く紹介しておきます。

    3 週間前

    中古マンションの売却でお世話になりました。
    担当の志水様は、ベテランならではの豊富な知識で市場動向や適正価格を丁寧に解説してくださり、終始納得感を持って進めることができました。
    何より素晴らしいと感じたのは、情報の囲い込み等を一切行わないという徹底した透明性です。この誠実な姿勢と親身な対応に、人間としても深い信頼を置くことができました。
    結果として非常に満足のいく売却ができ、今後も購入の機会があればぜひ志水様にお願いしたいと考えています。知人にも自信を持って紹介できる不動産会社様です。

    3 か月前

    REDSは、自分でSUUMOなどを使って物件検索ができる人にはおすすめだと感じました。
    他の不動産会社にも行きましたが、こちらの希望に寄り添うというより、不動産会社側が売りたい物件を勧められているように感じることもありました。

    その点、REDSは自分で見つけた物件を軸に進めやすいのがよかったです。
    一方で、自分が望む物件像がまだ明確でない人や、うまく検索できない人にとっては、REDSだけで良い物件に出会うのは少し難しいかもしれません。

    ただ、そういう場合でも、結局は良い不動産会社や担当者に出会えないと希望の物件にはたどり着きにくいと思います。
    安い買い物ではないので、まずは自分でもいろいろな物件を見て勉強し、ある程度判断できる状態になってから動くのが大切だと感じました。

    担当の山崎一さん対応がスムーズで、とても安心感がありました。こちらが気になることや質問にも毎回正確に答えていただけただけでなく、自分では気づいていなかった点まで補足して教えてくださり、終始安心してお任せできました。

    4 か月前

    新しい自宅の購入でお世話になりました。仲介手数料が無料だったのが素晴らしいです。担当の方(中石さん)の知識も豊富で、返事も迅速、物件購入に際してゴリ押しもなく、気になる物件についてフラットなご意見をいただけたのが性に合っていました。おすすめです。

    3 か月前

    木村さんに中古マンション購入のサポートをしていただきました。
    内見から住宅ローンの選定、契約まで幅広くご対応いただき、大変助かりました。

    特にメールのレスポンスが非常に早く、常に安心してやり取りができた点が印象的です。

    また、引き渡し後にもいくつかご相談させていただきましたが、引き渡しが終わった後も変わらず丁寧にご対応いただき、信頼できる方だと感じました。

    今後、もし購入や売却の機会があれば、ぜひまた木村さんにお願いしたいと思いますし、他の方にも自信を持っておすすめできる方です。