畑中 隼一郎(宅建士・リフォームスタイリスト)
迅速・丁寧な対応を心掛けて参ります。
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公開日:2023年7月31日
REDSエージェント、宅建士の畑中です。
中古の戸建て住宅購入を検討されている方にとって「この家を買う」と決めることは、人生にとって非常に大きく重要な決断となります。以下に、注意事項や気をつけるべきポイント10箇条を分かりやすくまとめました。ぜひこれらの情報を参考に、ご自身にとって最適な住宅を見つけてください。
最初に、予算を明確に設定しましょう。住宅ローンの返済や維持費など、将来にわたって必要となる負担も考慮に入れて慎重に計画しなければなりません。
気をつけなければいけないことは「借入できる金額≠返済できる金額」です。月々の返済額が家計に負担をかけすぎないように、収入や将来の変動要素(転職や家族の増減など)を考慮しましょう。また、住宅購入に伴う初期費用(登記費用や仲介手数料)や維持費(修繕や税金)も予算に含めることを忘れないでください。
返済を継続できる範囲で計画することが何より大切です。
理想的な住宅の条件を具体的に決めておきましょう。必要な部屋の数や広さ、立地条件、駐車場の有無など、自分の生活スタイルに合わせて考えましょう。
条件を具体的に設定することで、自分に合った物件を見つけやすくなります。必要な部屋の数や間取り、広さ、収納スペースの充実度、駐車場の有無、庭やバルコニーの希望など、自分のライフスタイルや将来の計画に合った条件を明確にしましょう。
中古住宅は建物の老朽化や劣化箇所をチェックし、修繕やリフォームの必要性を見極める必要があります。内部の設備や配管の老朽化、外部の劣化や傷み、防水性能、断熱性能など状態を詳しく確認する必要がありますが、個人で難しい場合は専門業者に建物の検査を依頼することも検討しましょう。
中古住宅の構造や耐震性も重要なポイントです。木造なのか鉄骨なのか、基礎や柱の強度、地震に対する耐震性能などを確認しましょう。特に地震が多い地域に住む場合は、耐震性が高い建物を選ぶことが重要です。
住宅の周辺環境も重要な要素です。近隣の施設や公共交通機関のアクセス、商業施設や学校の有無などを確認し、生活の利便性を考慮しましょう。
住宅の周辺環境も生活の利便性に影響します。近隣には学校や医療機関、公園やレジャースポットなど、必要な施設が適切な距離にあるか確認しましょう。さらに公共交通機関のアクセスや道路状況も考慮し、通勤や外出の利便性をチェックしましょう。
前の所有者からの建物や設備トラブルの有無を確認しましょう。法的な問題や建物の瑕疵(かし)がないか、不動産会社にも確認してトラブルを未然に防ぎましょう。建物の法的問題や隠れた瑕疵などがある場合、後に大きな問題となる可能性があります。
購入前の建物のチェックや価格交渉、将来のリフォーム計画に関することは、不動産の専門家や建築士に相談することをおすすめします。プロは市場動向や物件の評価方法に精通しており、役立つアドバイスを提供してくれます。
購入したい物件が見つかったら、物件の評価や査定結果を確認しましょう。複数の不動産業者や鑑定士に査定を依頼し、相場価格を把握しておくことで、交渉がしやすくなります。
自身で市場の相場価格を調査することもできます。不動産ポータルサイトや不動産広告、地域の不動産取引情報などを参考にしましょう。売出価格が妥当なものかどうかを判断することができます。
住宅購入は将来にわたる長期的なプロジェクトとなります。将来のライフスタイルや家族構成の変化を考慮し、購入する住宅が長く快適に暮らせるかを見極めましょう。子供が増える予定や、介護の必要がある場合など、自分の将来の見通しを持ちながら物件を選びましょう。
購入した中古住宅は将来、なんらかの理由で手放す可能性もあります。将来的な需要や地域の発展性などを考慮し、価値を見極めることも重要です。需要が高まる見込みのある地域や、交通インフラの整備が進んでいる地域などを選ぶことで、売却時により高い価値を期待できるかもしれません。
これらの注意事項とポイントを踏まえながら、中古戸建て住宅を検討していただくといいでしょう。専門家や周囲の人々からのアドバイスを積極的に受け入れ、納得のいく住まいを、そして自分にとって理想的な住まいを見つけることをお祈りします。