不動産購入の狙い目はココ！　価格と利便性のバランスを考える！

REDSエージェント、宅建士の畑中です。

不動産価格は上昇の一途で、今や東京23区の新築マンションはふつうのサラリーマンには手が届かない金額まで上がってしまっています。

こうした状況で不動産を入手するためには、希望する優先順位やバランスを考えることで、狙い目の物件を見つけられるチャンスとなります。今回は、不動産購入で重要な価格と利便性のバランス、狙い目物件の選び方をご紹介します。

（写真はイメージです）

不動産購入は価格と利便性のバランスが大切

不動産購入は希望や夢が広がりがちですが、すべてを叶えようと思うとお金がいくらあっても足りません。

不動産を選ぶときに大きな基準となるのが、予算となる「価格」。そして住みやすさに関わる「利便性」です。この2つのバランスが、不動産の購入にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

生活の利便性に関わること

生活の利便性といっても幅広い範囲のことに関わり、人それぞれのライフスタイルによって影響度が変わります。

不動産選びに関わる利便性の主な例は以下の4つです。

• 立地や周辺環境
• 交通アクセス
• 間取りや面積
• 設備やセキュリティ

駅に近ければ通勤や通学もしやすく、周りにお店もたくさんあります。都心に近ければ通勤時間も短く、近くで休日のショッピングも充実できるでしょう。

交通アクセスは、主要ターミナル駅へ直通の沿線であれば、電車移動もしやすく日々の生活やお出かけも快適です。

このように、物件が建つ環境で、どのような利便性の影響があるかイメージしやすいでしょう。さらに、物件そのものの条件も生活の利便性に関わります。

間取りや面積の広さは、生活の快適さに関わるわかりやすいポイントです。家族の人数に対して、間取りの部屋数が少なく、面積が狭いようであれば、過ごしにくい家になってしまいます。

また、設備やセキュリティといった要素も、快適な生活に関わる条件です。床暖房、食洗機、トランクルーム、オートロック、防犯カメラ、コンシェルジュサービスなど、あらゆる設備やサービスによって生活環境は大きく変わります。

利便性と価格のバランスによる影響

「都心部に住みたいな」「会社まで30分以内で到着したい」「最新の設備やセキュリティ環境で住みたい」など、利便性の良い住まい環境に憧れる人が多いです。こうした環境では生活がしやすく、充実したライフスタイルを過ごせる反面、不動産価格に影響が出てきます。

不動産価格は需要と供給です。利便性の高いエリアや物件条件は、必然的に人気が高くなるので、需要と供給で不動産価格が上がってきます。人気の低いエリアや物件は不動産価格が安くなる分、エリアの生活環境の充実度が落ちて、主要駅のアクセスも時間がかかる可能性が高いといえます。

価格と利便性のバランスを考えた不動産の選び方

利便性の高い条件の不動産であれば価格が高くなります。価格と利便性のバランスは、どの不動産も共通であり変えることができません。

しかし、その中でも価格を抑えつつも、できる限り希望の利便性に近い不動産を選ぶためのポイントを解説します。

エリアや立地を選ぶポイント

エリアや立地は不動産価格に大きく影響します。価格を抑えるエリアや立地の選び方は、人気のエリアから遠くなることですが、それでは利便性の希望が大きく外れてしまいます。

なるべく価格を抑えてエリアや立地を選ぶポイントは以下の2つです。

• 主要駅に直通の沿線の中で、急行列車が止まる隣駅を探す
• 最寄り駅からの距離を徒歩10分程度で探す

沿線の中で不動産価格が上がるのは、急行列車が止まる中規模駅です。急行列車が止まる中規模駅は、駅周辺に商業施設や医療機関などが充実しています。その隣駅を選ぶと、価格を抑えつつ、利便性の高い環境を近くで利用できます。

また、最寄り駅からの距離も不動産価格のバランスをとるポイントです。駅から徒歩3分、徒歩5分というような物件は価格が高くなりますが、徒歩10分のラインが価格の変わるひとつの目安になります。

徒歩10分を少し超える程度であれば駅までの距離も徒歩圏内であり、バスを使う距離ではありません。このようなエリアや立地の調整で、価格と利便性のバランスを考えてみましょう。

中古物件という選択肢

新築物件価格は、「新築プレミアム」ともいわれており、相場よりも高く設定されています。中古物件であれば、基本的に築年数とともに不動産価格が落ちてきます。築5年程度は築浅物件と呼ばれ、大きく価格が下がっている物件は多くありません。目安として築20年程度の中古物件になると、不動産価格が相場よりも安いものが増えてきます。

「古い物件はイヤだな･･･」と感じる人がいるかもしれませんが、建物の耐震構造や品質、デザイン、設備も進化しており、20年程の古さを感じさせないものも多くあります。リフォームやリノベーションで内装を新しくすることができ、予算を抑えてDIYで改良することも有効な方法です。

まとめ

不動産価格が上がっている中で、希望に合った条件の物件を探すことは簡単ではありません。不動産を探すポイントは、妥協できる点、ここだけは妥協できない点の優先順位を明確にすることがポイントです。

希望の予算となる価格と住みやすさの利便性のバランスを考えて、狙い目の物件を探しましょう！

最後に

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