エージェントブログ
AGENT BLOG
最終更新日:2025年6月28日
公開日:2025年6月27日  中石 輝

「ブランズタワー横浜北仲」で話題の定期借地権付きタワーマンション。所有権物件よりもお得で合理的?

REDSエージェント、宅建士の中石です。

今回は、日本での定期借地権付きタワーマンションの歴史とその魅力、所有権マンションとの比較について詳しく解説します。

タワーマンション

(画像はイメージです)

定期借地権付きタワーマンション『ブランズタワー横浜北仲』が話題

現状、不動産業界で最も話題になっている定期借地権付きタワーマンションは「ブランズタワー横浜北仲」ではないでしょうか。

ブランズタワー横浜北仲オフィシャルサイト

商業・オフィスを含む複合開発事業の一部として2027年11月中旬竣工予定、地上40階建て・総戸数704戸からなる超高層大規模タワーマンションとなります。

立地は、みなとみらい線「馬車道」駅から徒歩2分、JR根岸線「桜木町」駅も徒歩9分と、歴史的な建造物が多く現存する「馬車道地区」と、近年複数の街区が完成し開発が大詰めを迎える「みなとみらい21地区」をつなぐ、横浜の街と海を見渡せる絶好のロケーションとなっています。

こちらのマンションのいちばんの特徴は、敷地の権利が「定期借地権」であることです。東急不動産株式会社と京浜急行電鉄株式会社が地権者となり、定期借地期間は75年と定められています。

一般の所有権マンションと定期借地権マンションの違い

定期借地権マンションとは、一定期間、地主から土地を借りてその上に建物を建てるマンションのことです。契約期間満了時には、建物を解体し、更地にして土地を地主に返還することが原則です。

定期借地権マンションの最大の特徴は「購入価格が抑えられる」という点になります。都心駅近の好立地で地権者が所有権を手放したくない(地権者が行政やお寺などで手放せない)土地に、土地利用に関しては地代の支払いのみ、所有権よりも割安になる借地権という権利と建物価格の合計金額での購入となるため、所有権マンションと比較して一般的には3割程度安い分譲価格となり、初期費用を抑えたい人には魅力的な選択肢となります。

ただし、定期借地権マンションにはデメリットもあります。借地期間満了後は契約更新できず、建物を解体し更地にして土地を地権者に明け渡す必要があるため、永続的に住むことができません。

期間に定めがあることによって残存資産価値にも大きな影響が発生し、住宅ローンを組む場合にも所有権マンションと比べて融資条件が厳しくなる場合も多くなります。

定期借地権付きタワーマンションの先駆け的存在「シティタワー品川」

定期借地権付きタワーマンションと聞いて、真っ先に思い浮かべるマンションは「シティタワー品川」ではないでしょうか。湾岸エリアの港区港南4丁目、地権者が東京都の敷地に2008年4月に竣工した地上43階建て、総戸数828戸の物件です。

地権者が東京都ということもあり、分譲価格が非常に安い価格帯に設定されていたため購入希望者が殺到、平均購入倍率は約20倍、即日完売という人気ぶりでした。こちらのマンションの契約条件には「転売禁止特約」が付いており、「購入してから5年間は売却禁止(賃貸に出すのも禁止)」という特約が附されていたのも特徴的でした。

所有権であれば絶対安心なのか

「やはり永住可能な所有権マンションの方が安心できる」、そう考える方も少なくないと思います。しかし、本当に安心できるのでしょうか。

日本での分譲マンションの建て替えは、2023年3月時点で282件、約2.3万戸が完了しています。これは全国のマンションストック約700万戸弱の0.3%でしかありません。

マンションの建て替え事業として有名な物件に「ブリリアタワー浜離宮」があげられます。1976年に竣工した「イトーピア浜離宮」の管理組合で建て替え協議が進み、2023年9月に「ブリリアタワー浜離宮」は竣工しました。

この建て替え工事を行うにあたり、もともと328戸だった「イトーピア浜離宮」を高層化して建て替えることにより総戸数420戸となり、新たに増える住戸を分譲することによる利益で建て替えが可能となりましたが、既存の区分所有者も建て替え後の専有部分を再取得するためには2,000万円超の自己負担が必要となり、その負担ができない区分所有者は専有部分の所有権を管理組合で設立した建替委員会に買い取らせる以外に選択肢はありませんでした。

築年数が古く、容積率に余裕があって建て替え時に高層化できる物件であれば建て替えできる可能性もありますが、現時点ですでにタワーマンションとして建築されている物件が40~50年後にさらに戸数を増やして建て替えできる可能性があるのか、厳しい未来しか想像できません。

それであれば、建築当初から定期借地契約満了後に建物を解体して地権者に土地を明け渡す定期借地権付きタワーマンションの方が購入後の計画を立てやすいのではないか、と個人的には考えています。

まとめ

定期借地権を活用したタワーマンションは、都市部の高騰する地価と住宅ニーズの両立を可能にする仕組みとして優良な選択肢のひとつと考えられます。

REDSのエージェントは、タワーマンションの取引経験も多く、所有権・定期借地権などの権利関係にも多くの知識と経験がありますので、ご興味・ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

 

記事を執筆したエージェント

中石 輝

回答数 8

宅建士・リフォームスタイリスト

プロフィールページへ
このエージェントに相談する

REDSではすべてのお客様に、
Googleクチコミの投稿を
お願いしています。

※2026年07月19日現在 本社・首都圏営業所の数値

※2026年07月19日現在 本社・首都圏営業所の数値

  • 平均評価
    5.0
  • 投稿数
    258

    1 か月前

    柳澤さんと出会えて、私は幸せ者でした。中古マンションを購入するにあたり、仲介手数料が半額?全額無料?、正直、どんなカラクリ?他の項目で請求される?なんて思ったのは事実ですが、柳澤さんと電話でご相談した数時間後には、新宿本社で面談。すべての不安を、払拭して頂いたのが柳澤さん。柳澤さんだっからこそ、話を前進させようと思いました。
    柳澤さんは、仕事を楽しまれています、だから、安心して任せられる。とにかく、レスポンスは早い、的確で分かりやすい。
    余計経費は使わない、手数料は片方から貰う、それによって半額や全額無料、素晴らしい経営方針だと思います、間違いなく大成長されると思います。
    柳澤さんとREDSさんとのご縁に感謝、本当にお世話になりました。また、何かの際にはご相談させて貰います、そして、周りの仲間に強く紹介しておきます。

    3 週間前

    中古マンションの売却でお世話になりました。
    担当の志水様は、ベテランならではの豊富な知識で市場動向や適正価格を丁寧に解説してくださり、終始納得感を持って進めることができました。
    何より素晴らしいと感じたのは、情報の囲い込み等を一切行わないという徹底した透明性です。この誠実な姿勢と親身な対応に、人間としても深い信頼を置くことができました。
    結果として非常に満足のいく売却ができ、今後も購入の機会があればぜひ志水様にお願いしたいと考えています。知人にも自信を持って紹介できる不動産会社様です。

    3 か月前

    REDSは、自分でSUUMOなどを使って物件検索ができる人にはおすすめだと感じました。
    他の不動産会社にも行きましたが、こちらの希望に寄り添うというより、不動産会社側が売りたい物件を勧められているように感じることもありました。

    その点、REDSは自分で見つけた物件を軸に進めやすいのがよかったです。
    一方で、自分が望む物件像がまだ明確でない人や、うまく検索できない人にとっては、REDSだけで良い物件に出会うのは少し難しいかもしれません。

    ただ、そういう場合でも、結局は良い不動産会社や担当者に出会えないと希望の物件にはたどり着きにくいと思います。
    安い買い物ではないので、まずは自分でもいろいろな物件を見て勉強し、ある程度判断できる状態になってから動くのが大切だと感じました。

    担当の山崎一さん対応がスムーズで、とても安心感がありました。こちらが気になることや質問にも毎回正確に答えていただけただけでなく、自分では気づいていなかった点まで補足して教えてくださり、終始安心してお任せできました。

    4 か月前

    新しい自宅の購入でお世話になりました。仲介手数料が無料だったのが素晴らしいです。担当の方(中石さん)の知識も豊富で、返事も迅速、物件購入に際してゴリ押しもなく、気になる物件についてフラットなご意見をいただけたのが性に合っていました。おすすめです。

    3 か月前

    木村さんに中古マンション購入のサポートをしていただきました。
    内見から住宅ローンの選定、契約まで幅広くご対応いただき、大変助かりました。

    特にメールのレスポンスが非常に早く、常に安心してやり取りができた点が印象的です。

    また、引き渡し後にもいくつかご相談させていただきましたが、引き渡しが終わった後も変わらず丁寧にご対応いただき、信頼できる方だと感じました。

    今後、もし購入や売却の機会があれば、ぜひまた木村さんにお願いしたいと思いますし、他の方にも自信を持っておすすめできる方です。