最新のレンジフードはスタイリッシュ！　種類や選び方、メンテナンス方法を解説

こんにちは。REDSリフォームの髙石です。ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はレンジフード編です。レンジフード（換気扇）は、キッチンの空気を清潔に保つために欠かせない設備です。レンジフードの役割、種類、選び方、メンテナンス方法、そして最新のトレンドについて、詳しく解説いたします。

（写真はイメージです）

レンジフードの役割

レンジフードは、調理中に発生する油煙、蒸気、臭い、熱などを吸い込み、屋外へ排出することで、室内の空気環境を快適に保つ役割を果たします。

特に日本の住宅では、キッチンがリビングと一体化していることが多いため、レンジフードの性能が快適な住環境に直結します。

レンジフードの種類

レンジフードにはいくつかのタイプがあり、設置場所やデザイン、機能性によって選ぶことができます。

プロペラファン型

プロペラファン型は壁に直接取り付けるタイプで、屋外に直接排気する構造。価格が安く、取り付けも簡単ですが、気密性の高い住宅（マンションなど）には不向きです。

シロッコファン型

シロッコファン型はダクトを通して排気するタイプ。気密性の高い住宅やマンションに適しており、静音性や吸引力に優れています。最近の主流です。

（出典：冨士工業より）

スリム型レンジフード（シロッコファン型）

スリム型レンジフード（シロッコファン型）はデザイン性が高く、スタイリッシュなキッチンに合うタイプ。掃除のしやすさや省スペース性も魅力です。

アイランド型レンジフード（シロッコファン型）

キッチンがアイランド型の場合に使用される天井吊り下げタイプ。デザイン性が高く、開放感のある空間に適しています。アイランド型のレンジフードは、最小寸法がH700程のものが多いため、天井高に余裕のあるキッチンでのご使用をオススメしております。

レンジフードの設計

タワーマンションなどの高層住宅の場合、レンジフードで排気するだけでは室内の空気量が減ってしまい、室内に負圧が生じてしまいます。

これを防ぐために排気と同じ量の空気を同時に外部から取り込む同時給排気型レンジフードを選定しなければならないことがあります。通常のレンジフードは室内の空気を外に排出するだけですが、同時給排型は外気を取り入れる仕組みを備えています。

排気した空気をそのまま取り入れないようにするため、排気用のダクトと給気用のダクトは離れて設計されています。

排気：ファンで室内の空気（煙や臭い）を外に排出。
給気：外部から新鮮な空気を取り入れ、室内の気圧バランスを保つ。

メリット

• 室内の負圧を防ぐ→ ドアが開けにくくなる、隙間風が入るなどの問題を軽減。
• 部屋が冷えにくい→ 隙間風が減るため、冬場でも快適。
• 換気効率が高い→ 調理中の煙や臭いを効率よく排出。

デメリット

• 設置費用が高い→ 本体価格や工事費が高め。
• 結露のリスク→ ダクト内で温度差により結露が発生する可能性。
• 稼働音がやや大きい→ ファンの音が気になる場合も。
• 給気口の位置に注意→ 排気と給気が近いと、排出した空気を再び吸い込む「ショートサーキット」が起きることも。

他にもある、こんなレンジフード

レンジフードには上記のほかに、以下のようなものがあります。

IHクッキングヒーター専用 室内循環フード

冨士工業より出ている、IHクッキングヒーター専用の卓上フード。規約の多いマンションよりも、戸建て向きのレンジフードです。

キッチンの臭いをキャッチして、きれいな空気を循環させるといった商品のようです。私はこちらを使ったことがないので、一度は使ってみたいなと思っています。

カウンタートップ用格納レンジフード

どちらかといえば、メカメカしいものが好きな方は反応してしまいそうな格納型のレンジフード。使うときだけカウンタートップから立ち上がり、使わないときは天板の中へ引っ込んでスッキリとした見た目になります。

レンジフードの選び方

レンジフードを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

• サイズ：コンロの幅に合わせて選ぶ。一般的には60cm、75cm、90cmが主流。
• 吸引力：調理頻度や料理の種類に応じて、強力な吸引力が必要かを判断。
• 静音性：集合住宅や夜間の使用を考慮する場合は、静音設計のものがおすすめ。
• 掃除のしやすさ：フィルターやファンの取り外しが簡単で、洗いやすい構造が理想。
• 省エネ性能：長時間使用するため、消費電力の少ないモデルを選ぶと経済的。

メンテナンス方法

レンジフードは定期的な掃除が必要です。油汚れが蓄積すると吸引力が低下し、火災の原因にもなりかねません。

●主な掃除箇所

• フィルター：月に1回程度、ぬるま湯と中性洗剤で洗浄。
• ファン：半年〜1年に1回、分解して洗浄。
• 外装部分：週に1回程度、柔らかい布で拭き掃除。

最近では、フィルター自動洗浄機能付きのモデルも登場しており、メンテナンスの手間を大幅に軽減できます。

最新トレンドと技術

近年のレンジフードは、単なる換気装置からスマート家電へと進化しています。

• 自動運転機能：調理の煙や温度を感知して、自動で運転・停止。
• スマート連携：スマートフォンやスマートスピーカーと連携し、音声操作や遠隔操作が可能。
• 省エネ設計：DCモーター搭載で、従来よりも電力消費を抑えたモデル。
• 静音設計：騒音レベルを抑え、快適な調理環境を実現。

まとめ

レンジフードは、快適で清潔なキッチン環境を維持するために欠かせない設備です。種類や機能、メンテナンス性をしっかりと理解し、自分のライフスタイルに合った製品を選ぶことが大切です。最新のスマート機能を備えたモデルも登場しており、より便利で快適なキッチンライフが実現できます。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。