不動産のリアルREALITY OF REAL ESTATE

  • 最終更新日:2018年3月3日
  • 公開日:2016年10月20日

不動産会社の校閲ガール、ドラマを語る【第3話】

地味にスゴイ不動産会社、REDS(レッズ)の校閲ガールの高尾です。

 

石原さとみさん主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」、とても話題になっていますね! 石原さとみさんのかわいらしさに加えて、校閲の仕事にも注目が集まっており、校閲に関する過去の記事が読まれたり、校閲者のTwitterのフォローが増えたりしているようです。

 

今回も、校閲担当者の視点から、校閲や編集という仕事の実情や裏話なども交えながら、ドラマの世界をご紹介します!

 

校閲ガール04_2

 

好きだからこそ担当できない!? 校閲部のルール

 

「米岡くん、あなたまさか、四条真理恵先生のファンだったんですか……?」

 

ある日悦子は、人気の小説家・四条真理恵(賀来千香子)の作品の校閲を任されます。それは米岡(和田正人)が担当するはずでしたが、米岡が四条先生の大ファンであるがゆえに担当を替えるのだと、茸原部長(岸谷五朗)は悦子に説明します。

 

「好きな作家さんや好きな分野の作品を担当すると、作品に入り込みすぎたり、感情的になってミスをしてしまいがちなので、うちでは担当しない決まりなんです」

 

「大丈夫です」と食い下がる米岡ですが、部長から「感情移入すると冷静に校閲できませんよ」とだめを押されたうえに、藤岩(江口のりこ)から冷静に見落としを指摘され、担当交代を受け入れます。

 

そんな様子を見て、「好きな作家を担当しちゃだめって拷問じゃない?」と話す悦子に、藤岩は「冷静さを欠いてミスをすれば、結果、好きな作家に迷惑をかけることになる」と諭します。「でも、好きだからできることってあると思うけどな」とつぶやく悦子ですが、はたして実際は……?

 

地味にスゴイ! 校閲ガール【第3話】_01

 

客観性と集中力がいい校閲を生む

 

校閲者が個人的に好きな作家の作品を担当するかどうか――担当の割り振りなどのルールは、会社によってさまざまであり、ドラマのように一律に禁止しているということはありません。(ちなみに、ドラマ中では指摘事項が付箋で貼られていますが、会社によっては「付箋ははがれるから使わない」というルールを設けているところもあります)。

 

ただ、「冷静さを欠くとミスにつながる」と戒めているのは本当です。

 

そもそも校閲という仕事は、文字の海の中から間違いやそれにつながる可能性のある箇所を探す、集中力と根気を必要とする仕事です。大きい音で集中を妨げられたり、疲れて作業に集中できなかったりするとでは、校閲の精度は落ちてしまいます。

 

見落としを防ぐために、初校の校閲と再校の校閲は別の人が担当するという話が過去にありましたが、個人がそれぞれ持っている先入観も、校閲の質に大きく影響します。

 

「読む」のではなく「文字を見る」

 

人間の脳は、「文章を単語ごとに把握する」「知っている言葉は補完して読む」という性質があります。このために、多少間違っている文章でも意味が通じるように頭の中で自動的に補正して読むことができるのです。

 

少し前にネット上の記事で、「文字の順序が間違っているのになぜか読むことができてしまう文章」というものを見たことがある方もおられるのではないでしょうか。詳細は割愛しますが、これもその特性によるものです。

 

これはすぐれた能力ですが、校閲においては正すべき間違いを検知しづらくなるわけで、困った機能でもあります。これを踏まえて、校閲では「文章を読む」のではなく「文字を追う」ことを意識します。1文字1文字を区切るようにして見ていくのです。

 

第1話、藤岩が悦子に校閲を説明するシーンで、「(文章を)読むのではなく、1文字1文字見てください」という言葉がありましたが、これはそういう仕事の仕方を指しているのです。

 

校閲の仕事をしていると、「いろんな作品を読めていいですね」と言われることもあります。しかし、校閲においては普通の読書のように内容を「読んで」いるわけではないのです。「ゲラを読んでおもしろく感じたらその仕事は失敗」という言葉もあるほどです。

 

地味にスゴイ! 校閲ガール【第3話】_02

 

好きな気持ちと仕事への思い

 

悦子は四条先生から、作者ですら失念していた設定の矛盾への指摘を感謝され「まさに校閲のプロね」と評されますが、その指摘を入れたのは悦子ではなく藤岩でした。

 

藤岩は、実はデビュー作からずっと四条先生のファンだったのです。それでも、「校閲者としては、どの作家に対してもどの本に対しても公平な立場でいたい」からと、ファンであることをひた隠しにして、担当にならないように気を配ってきたのでした。

 

「見上げたプロ根性だなあ」と言う米岡のとなりで、「好きな作家を担当しちゃだめって拷問じゃない?」と藤岩の切なさを思う悦子の表情もまた切ないものです。

 

確かに、校閲者であっても、その作家のファンであればどうしても作品を「読んで」しまいがちになります。内容に入り込むと、藤岩のように矛盾を指摘したり、文章の読みづらさを発見したりすることはできるかもしれません。一方、誤字脱字については見つけることが難しくなる可能性は大いにあります。

 

こうした事情はありますが、実際には、好きな作家の作品を担当できる機会があれば、受けたいと思う校閲者が多いのではないでしょうか? もちろん冷静に、プロとして仕事できるという前提ですが。

 

指摘への配慮とこだわり

 

「18年前、本シリーズの前身となる『君は青い春の真ん中にいる』の3作目で、
『恵梨香はカナヅチで1メートルすら泳げない』という記述がありました。
当時中学生だった恵梨香が18年の時を経て泳げるようになったという設定なら問題ないのですが、念のため。」

 

四条先生の原稿に対して藤岩が指摘した内容です。自分の指摘を四条先生のように好意的に受け入れてもらえれば校閲者冥利につきますが、場合によっては「余計なお世話だ!」と怒る作家さんもおられるかもしれません。

 

第1話で、悦子は本郷大作先生(鹿賀丈史)の作品に「女子高生の口調が古くさくありえない」と指摘していました。幸いこのときも「おもしろい」と喜んでもらえましたが、実際には校閲者がこのような指摘を入れるかどうかの判断や、入れる場合の文言にはかなり気を遣います。

 

校閲は一方的にだめ出しをするのではありません。作者の思いを尊重し、よりよい作品になるように、セーフティネットとして「念のため」指摘をするのです。

 

藤岩の指摘にはそうした配慮がにじんでおり、さすがベテランと思わせるものでした。一方、編集者の貝塚(青木崇高)は相変わらず校閲の内容を確認せずに作家に渡しているのでしょうか? 少しヒヤヒヤしてしまいます……。

 

I love my job concept. Cup with hot coffee on grey table

 

好きだからできる! と言いたい仕事

 

藤岩が景凡社に入ったのは「四条先生の担当になれるかもというかすかな期待があったから」、米岡も「本が好きで出版社に入ったクチ」です。実際の校閲者も本が好きな人がとても多く、それだけに校閲という仕事で作品と向き合うことにはいろいろな思いがあるでしょう。

 

好きだからこそ担当しない姿勢を貫いてきた藤岩にも、好きだからこそできることがあると信じる悦子にも、視聴者は感情移入し、それぞれ思うところがあったのではないでしょうか。校閲だけではなく、いろいろな仕事に通じるところもあるため、ご自身の仕事に置き換えて考えられたと思います。

 

あくまでファッション誌編集者が目標の悦子ですが、校閲部屋に印刷会社の営業担当者が無神経に大声を出して入ってくるのに眉をひそめる悦子は、着実に立派な校閲者へのステップを歩んでいるように思えます。

 

また、いい意味で空気を読まずに突進する悦子によって、チームワークが築かれていき、校閲部メンバーに笑顔が生まれているのも毎回印象的です。次回も楽しみですね。

 

以上、仲介手数料が最大無料の不動産会社の校閲担当、高尾でした。

 

(高尾ありさ)

 

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※2026年05月03日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    2 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    2 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

    当初は、仲介手数料が比較的低額であることを知り、「知名度の高い最大手仲介会社と比べれば、サービス内容が多少見劣りするのもやむを得ないだろう」と考えたうえで問い合わせましたが、実際には、これ以上望みようのない素晴らしいサポートを頂きました。

    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

    また、売主側から提示された資料や条件についても、細部まで目を通したうえで注意すべき点を的確にご指摘くださり、大変心強く感じました。最終的には、「堀さんが買って良いと言っている物件であれば問題無い」という考え方に至りました。

    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    5 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    4 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    3 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。