不動産のリアルREALITY OF REAL ESTATE

  • 公開日:2021年6月4日

コロナでマンションが売れない? 2021年の相場・動向から「売れる」理由を解説

新型コロナウイルスの猛威は、本稿を書いている2021年4月現在、とどまるところを知りません。1月に再発令された緊急事態宣言は3月下旬に解除されたものの、1カ月後の4月25日に3度目の発令となりました。

 

「コロナ禍の下ではマンションなんか売れるわけがない」と考える人もいるでしょう。本当にそうなのか、不動産会社の従業員へのアンケートや東日本不動産流通機構(レインズ)のマーケットレポートから、市場の動向や売れる物件にはどんな理由があるのかを探ってみましょう。

 

2021年の不動産市況

(写真はイメージです)

 

「売れない・売りづらい不動産の理由」意識調査に見るコロナ禍の影響

 

2021年1月21日に株式会社すむたすは不動産業者の「売れない・売れづらい不動産の理由」に関する意識調査結果を発表しました。このアンケート調査をもとに、コロナ下のマンション市場の実像を探ってみましょう。

 

(1)コロナ禍による収入減でローン相談が激増

 

不動産売却に関して、新型コロナの影響によって増加した相談内容の第1位は「住宅ローンを返済できなくなった」、第2位は「資金が必要となった」となっています。マンションの買い手である一般消費者の就業状況の悪化や収入減には深刻な状況がうかがえます。

 

(2)マンション周辺に病院やスーパーがないと売れない

 

また、マンションが売れない理由も変化しているようです。重要度が増したとされる要因の1位は「医療施設・介護施設がない・少ない」、第2位は「周辺にスーパー・コンビニ等の商業施設がない・少ない」が挙がっています。

 

住居の購入に関して、外出自粛が呼びかけられているコロナ下では、自宅で過ごす時間が増えることを意識して、マンションの周辺に医療施設や商業施設がほしいと考える人が増えたということでしょう。

 

(3)売れない理由の上位はコロナ禍とは関係ない?

 

上記(1)(2)は一般消費者が考えることです。では、不動産のプロである不動産会社の従業員はどう考えているのでしょうか。「売れない・売れづらい不動産物件の理由」について、不動産のプロは「コロナ禍だから」とばかりは考えていないように見えます。

 

断トツの1位は「売主の希望価格が相場よりも高く設定されている」でした。2位は「共用部が汚い・状態が良くない」、3位は「築古で室内状態が劣化」、4位は「設備が古い」。

 

つまり、「高い」「汚い」「古い」マンションは売れない、売りづらいと言っているのです。いかにも普遍的で、コロナとはあまり関係ないといえます。

 

ただ、以上の調査結果から、嫌な想像をする人がいるかもしれません。

 

売主はコロナ禍で経済状態が悪くなって、その穴埋めに不動産を売却しようと少しでも高い価格で売ろうとするので、相場より高い売り出しとなる→買主も経済状態が悪いので実際に買える価格は低下傾向となる→価格を下げないと成約できない市場となる。

 

「売れない、値段を下げる、それでも売れない、さらに下げる」という負のスパイラルが生まれることで不動産市場がますます縮小となり、成約数は減少し、価格も下落を続ける……。2021年の中古住宅市場は、そんな悲観的な相場を形成すると予想するべきなのでしょうか?

 

2020年の首都圏の中古住宅市場

 

下記の表は、東日本不動産流通機構(レインズ)が取りまとめて公表している、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の中古住宅市場の成約データを筆者が取りまとめたものです。2020年の成約データを2019年と比較しています。

 

【レインズ月別速報】
レインズ月例速報

中古マンションの成約件数は、2020年は前年対比で6%減となっています。特に初の緊急事態宣言が発令された2020年4月は前年比▲52.6%と半減しており、5月も▲38.5%と、減少傾向が続くことも予想されました。

 

価格も2020年4月は前年前月に比して約200万円も下回りました。2020年4月のこうした状況は戸建て住宅でも同様で、成約件数は▲41.5%、価格は▲389万円という、まさに最悪の状況と思われました。

 

しかし、7月以降は成約件数も成約価格も上昇し、市場は再び活性化します。年間の単純平均でも、中古マンションは成約件数こそ▲6%ですが、成約平均価格では134万円も2019年を上回ります。中古戸建ての成約件数は年間を通じて前年比2.4%のプラスとなりました。価格もほぼ前年並みとなっています。

 

落ち込んだ4~6月を加えてもこの数字ですから、7~9月の半年間で比較すると、成約件数も価格も昨年を超える活況を示していることが如実に分かります。半年間の成約件数は前年比でマンション・戸建てともに1000件以上の増加となっています。平均価格もマンションで197万円、戸建てで108万円の増加となりました。

 

つまり、2020年以降の中古住宅市場は、コロナ禍でも当初の一時期を除けば、活況を示し、相場動向としては、数量・価格ともに上昇傾向にあった、といえます。コロナによってか、コロナにもかかわらずか、はさておき、現在、中古住宅市場は活況。中古マンションは売りやすく、買いやすい状況にあるということです。

 

コロナ下でも中古住宅市場の相場が活況な理由

 

中古住宅市場の相場が活況な理由は、以下のように考えられます。

 

・コロナの死亡率・重症化率が、中古住宅市場の需要階層の中心である30~40歳代ではさほど深刻なレベルではないこと
・政府および地方自治体のコロナ対策、経済対策が一応の効果を上げていること
・ステイホーム、テレワークといった自宅で過ごす機会が多くなり、「家」に関する意識が高まったこと
・低金利政策により、家賃と比較すると同等以下の支払いで「住宅ローン」返済が可能であること
・住宅ローン利用でついてくる団体信用生命保険は、コロナ禍という健康不安を考慮するとむしろ賃貸に比べメリットであること
・住宅の需要が増えるということは、売主は売却メリットより保有メリットを感じやすいので売却をしようとする売主は減少し、在庫は減り価格上昇に拍車がかかる
・とはいえ新築は高価すぎるし、すぐには入居できないため、中古住宅に人気が集中

 

こうした要因が相乗効果を高め、市場の活況につながったといえるでしょう。

 

2021年も、こうした状況は変わりないと思われます。極端にコロナによる死亡率や重症化率が上がるか、逆にコロナ禍が沈静化して政府が金融緩和策や低金利政策を取りやめて緊縮財政化を図るとか、米中戦争が火を噴くといった突発事態が起こらない限り、中古住宅市場は活性化し続け、価格は穏やかに上昇し続けることが予想されます。

 

東京五輪が迫る中、3回目の緊急事態宣言が発令されるなど、世間は何かと物騒ではありますが、マンションが売れる理由はそろっているといえます。これまでマンション売却の踏ん切りがつかなかった方も、今こそぜひマンション売却を本気で検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

早坂 龍太(宅地建物取引士)
龍翔プランニング代表取締役。北海道大学法学部卒業。石油元売会社勤務を経て、北海道で不動産の賃貸管理、売買・賃貸仲介、プランニング・コンサルティングを行う。

 

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※2026年04月26日現在 本社・首都圏営業所の数値

※2026年04月26日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    1 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    1 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

    当初は、仲介手数料が比較的低額であることを知り、「知名度の高い最大手仲介会社と比べれば、サービス内容が多少見劣りするのもやむを得ないだろう」と考えたうえで問い合わせましたが、実際には、これ以上望みようのない素晴らしいサポートを頂きました。

    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

    また、売主側から提示された資料や条件についても、細部まで目を通したうえで注意すべき点を的確にご指摘くださり、大変心強く感じました。最終的には、「堀さんが買って良いと言っている物件であれば問題無い」という考え方に至りました。

    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    5 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    4 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    3 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。