不動産の購入・売却コラムCOLUMN

最終更新日:2025年2月25日

公開日:2016年9月28日

売買仲介実績から分かる両手仲介の現状

「両手仲介」とは、不動産会社が、1件の不動産売買において売主と買主の双方から仲介手数料を受領することをいいます。 不動産会社にとっては、自社のネットワークで売主と買主の両方を見つけられれば、1回の不動産売買で仲介手数料は2倍になります。なんともおいしい話です。だから多くの不動産会社は、何とかして「両手仲介」を実現しようとします。

 

大手が主導?両手仲介の現状

 

「両手仲介」は、成約件数が少ない中小の不動産会社が多いのではないか、大手は資本力もあるし、成約数も多いから、「両手仲介」よりも成約数を重視して販売活動をしているのではないか、と考える方も多いでしょう。

しかし実際は、大手の会社こそ率先して「両手仲介」を実践しているといっても過言ではありません。

専門紙などで開示されている主要不動産流通会社の決算情報から、不動産会社ごとに受領している仲介手数料の平均料率を試算できます。

以下の表は、住宅新報社新聞記事に開示された、主要不動産流通会社25社の2016年3月期の決算資料から、当社が仲介手数料の平均料率を取りまとめた資料です。

 

 

仲介手数料の平均料率は、上位25社平均で4.35%、上位5社では5.12%、最上位は5.31%となっており、2%台は上位25社の中では1社しかありません。

不動産会社が受領できる仲介手数料は、宅建業法により「3%+6万円(消費税別)が上限」と定められています。したがって、平均料率が3%を超える不動産会社は、「両手仲介」を恒常的に行っていると想定できます。

上位5社の仲介手数料平均料率が5.12%ということは、これらの不動産会社は、5件の成約のうち4件以上が「両手仲介」という計算になります。  

 

もちろん、大手の不動産会社は、過去の成約実績に基づく独自の顧客情報をはじめ、グループ会社やフランチャイズを含む自社の販売ネットワーク、顧客向けの自社サイトなどを保有しています。

他社の情報網を利用しなくても売買を成約させるだけの力を持っていることが、「両手仲介」の多い一番の理由なのかもしれません。しかし、これだけの高い料率を維持するためには、会社全体で「両手仲介」を目標としていると考えても差し支えないでしょう。    

 

大手が「両手仲介」を目指す理由

 

大手の不動産会社は、企業イメージアップのため、全国の立地の良い場所に店舗を構え、多くの広告・宣伝費用をかけています。独自の物件情報をグループ内で共有し、消費者に伝えるためのシステムもあり、その開発費やメンテナンス費用も必要です。

また多くの営業マンと、それを支える法務・総務などの非営業部門も抱えています。ブランドとサービスを維持するためには、コストも大きくなっているのです。 膨張するコストを回収するためには、経費削減か、収入を増やすしかありません。そして収入を増やすには、取引量を増やすか、手数料を上げるかです。  

しかし取引量を増やすためには、コストをかけて高品位のサービスを実施する、というスパイラルが起こります。また仲介手数料の上限は法律で定められており、自由に設定できません。他社との優位性を生かして高めの仲介手数料を設定しコストを回収する、という選択肢はないのです。

したがって、手数料の収益を上げるためには「両手仲介」に注力せざるを得ない、といえるでしょう。

 

「両手仲介」の弊害

 

「両手仲介」にこだわるあまり、顧客の利益を顧みず、「囲い込み」「干し」「こなし」といった悪質な手口を使う不動産会社は後を絶ちません。

 

■「囲い込み」

 

「囲い込み」とは、売買の依頼を受けた情報を自社だけで取り扱い、他の不動産会社には流さず、問い合わせも受け付けないことをいいます。

全ての不動産会社は、専任媒介契約や専属専任媒介契約を売主と結んだ場合、不動産会社専用の物件情報システム「レインズ」に物件情報を登録する義務があります。ところが「囲い込み」をする会社は、それを怠ったり、登録しても他社からの問い合わせには「もう決まりました」「商談中」などとして受け付けなかったりします。一般の不動産ポータルサイトや会社サイトでも、「他業者取り扱い不可」「非公開物件あります」「会員限定情報」などと記載された物件情報は、「囲い込み」やそれに類する行為を行っているもの考えられます。

物件情報が多くの利用者や不動産会社の目に触れた方が、売却の機会が多くなるのは当然です。その中で希望にかなう買主を見つけられるかもしれません。「囲い込み」は、「早く」「高く」売りたい売主の希望と不動産会社への信頼を裏切り、売主に機会損失を与えてしまう、悪質な手法なのです。

 

■「干し」

 

「囲い込み」よりもさらに悪質なのが「干し」です。これは、わざとまともな販売活動をせず物件を売らないようにすることで、媒介契約を結びたいがために高めの査定価格を提示してしまった会社がこのような行為をするようです。また、買い取り専門会社と結託して安く物件を仕入れようとする会社も「干し」をします。

 

■「こなし」

 

「干し」た物件を、「当初の販売価格では売れないから」と値下げさせるのが「こなし」です。2~3割、値下げさせることが多いようです。これを買い取り専門会社に売れば、不動産会社は簡単に「両手仲介」を達成できます。後に買い取り専門会社がその物件を売却する時にも、仲介の機会を得られます。 こうした悪質な手口が、不動産会社の俗語として語られていること自体、「両手仲介」の弊害が一般的に蔓延している証拠といえるでしょう。    

 

「両手仲介」を巡る動向

 

日本では「両手仲介」が認められています。

営利企業として、適法に利益の追求をすることは非難されるべきではない、と考える方もいるでしょう。しかし、基本的に売主と買主は、売買価格という点において利害が相反するものです。民法では、法律行為の双方代理は禁止されています。

また諸外国では「両手仲介」を禁じている国も多く、アメリカでは、州法で半数以上の州がこれを禁じています。「不動産売買の仲介業務は、法律行為にあたらない」という日本の法解釈自体、既得権益を保護してきた過去の遺物なのかもしれません。

なお2009年に民主党がマニフェスト案で「両手仲介の禁止」を掲げたことがありましたが、既得権益を主張する不動産会社の多くの反対があり、正式な公約にはならなかったようです。  

しかし「両手仲介」は、上述の悪質な手口を蔓延させる原因であり、利用者の利益を保護するためにはこれを禁止すべき、という意見は日に日に大きくなっています。不動産業界にも、これに呼応して、両手仲介をしない方針とする会社、両手仲介の場合は「仲介手数料を割引にする」「依頼者側の仲介手数料を最大無料にする」などのサービスを実施する会社も現れています。

不動産会社を選択する場合には、大手・中小という区別で判断するのではなく、本当に自分の物件を真摯に販売してくれるかどうか、販売活動や広告の方針、その実施状況を確認して判断するべきでしょう。

 

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※2026年05月03日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    232

    2 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    2 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

    当初は、仲介手数料が比較的低額であることを知り、「知名度の高い最大手仲介会社と比べれば、サービス内容が多少見劣りするのもやむを得ないだろう」と考えたうえで問い合わせましたが、実際には、これ以上望みようのない素晴らしいサポートを頂きました。

    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

    また、売主側から提示された資料や条件についても、細部まで目を通したうえで注意すべき点を的確にご指摘くださり、大変心強く感じました。最終的には、「堀さんが買って良いと言っている物件であれば問題無い」という考え方に至りました。

    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    5 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    4 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    3 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。