REDSエージェント、宅建士の成田育子です。ここのところ、コロナも終息が近づいてきてるようで、弊社がある秋葉原駅周辺では道行く人々が増えてきました。

 

3月末に「大手さん、繁忙期に無神経な囲い込みはやめて!」という記事を発表しましたが、最近はコロナの名のもとに囲い込みがより一層激しくなっているように感じます。この業界の宿痾ともいえる商慣習「囲い込み」についてはこちらの記事をごらんください(REDSはこうした行為はいっさいやっておりません)。

 

デスクワーク

(写真はイメージです)

 

先日、ある大手不動産会社へ物件の案内依頼をしようとしたところ、時短営業でもう店は閉めていて、電話が個人の携帯電話に転送されました。しかし、何度かけてもなかなか出てもらえず、折り返しもありません。途方に暮れていたところ、3日目にようやく折り返しの電話が来ました。

 

みなさんのお仕事ではこういうことってありえますか?ってお聞きしたくなりますけど、それはさておき。空室だったので案内を希望したところ、その担当者は「コロナの影響で案内を控えていますが、タイミングが合えば案内できます」とおっしゃいます。

 

私は「案内依頼書を送りますので、タイミングが合えばご案内してもよろしいでしょうか?」と尋ねたところ、その担当者は「約束はできませんが、既に見ているお客様が契約になる可能性もございます」と言ってきました。

 

「え? コロナの影響で案内を止めているのではないの?」とふつうに感じたのでそう尋ねたところ、担当者はあわてた様子で「コロナの前に見ているお客様がいるので、決まってしまうかもしれません」と逃げを打ってくるのです。

 

こういうやりとりには慣れているものの、半ばウンザリしながら「依頼書をお送りしたら、折り返しお電話いただけますか?」と尋ねると、「それも約束できません。案内できるお約束もできません」。要するに完全拒否です。

 

このやりとりをお客様に報告したところ、「そのような業者が扱っている物件ならやめます」と言っていただけました。みなさん、名前は出しませんがこの会社は誰もが知っている大手さんです。この大手さん、弊社で預かっている物件にはどんどん問い合わせをして、案内を申し出てきます。弊社ではこのような対応は絶対に取りません。ところが、こちらからの申し出には平気でシャッターを下ろすのです。

 

このような「囲い込み」はコロナ以前から日常茶飯事ですが、本当に嫌な囲い込みです。コロナに便乗して、コロナを口実にしたもので、悪質に感じます。コロナによって亡くなった方もいるし、経済活動を止めざるをえなくなった方もいるのに、ものすごく不謹慎に感じます。

 

こうして、せっかくお客様にお問い合わせいただいても、囲い込みをされて案内できないこともよくあるのが悔しい現実です。お客様の中にはここで弊社とのやりとりを終了し、直接その売主様の担当会社に連絡して、弊社だったら払うことのない上限額「3%+6万円+消費税」の仲介手数料をを取られることになるのです。

 

「大手がそんな汚いことをするはずがない。金に困っている中小零細こそ、そういうことをやりそうだ」と思われるかもしれませんが、囲い込みは大手ほど多いです。また囲い込みに走る担当者も大手に多いです。

 

私もこの商売まあまあ長いですから、物件の問い合わせを入れたときに、担当者の第一声の印象でだいたい良し悪しがわかります。「この人となら、最後まで気持ちよく仲介できる!」と思える素晴らしい方もたくさんいます。

 

そのような素晴らしい担当者についてるお客様もだいたいいい人。今までの経験でだいたい間違いありません。「引き寄せの法則」ここにあり、といったところですね。

 

 

成田育子(REDSエージェント、メール:i.narita@red-sys.jp)
東京都出身。所有資格は宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、損害保険一般資格、第一種外務員資格。担当エリアは首都圏一円。得意分野はマンション、戸建て、土地の仲介。
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