REDSエージェント、宅建士の成田育子です。不動産業界の1~3月はいわゆる繁忙期。今年はコロナウイルスの影響でどこか落ち着かない感がありますが、入学や卒業、就職を控えて多くの人が住まい探しにいっせいに乗り出す季節です。

 

がっかりする女性グループ

(写真はイメージです)

 

物件売買が動きまくっているわけですから、この業界の宿痾ともいえる商慣習「囲い込み」もいっそうひどくなっています。(※囲い込みについてはこちらの記事をごらんください。REDSはこうした行為はいっさいやっておりません)

 

先日、こんなことがありました。中古マンションをお探しのお客様をご案内するにあたり、世田谷にある売り出し中のマンションを扱っている不動産会社に、お客様を内覧してさしあげるためにアポが取れないか打診していました。

 

私のお客様に迷惑がかからないよう早く時間を取らなくてはと、2週間にわたり何度もお願いしていたのです。しかし、この間、先方の答えは「売主様のご都合が悪いです」の一点張りです。

 

いつまでたっても案内をさせていただけないことに焦りといらだちを感じつつ、再びトライしました。

 

私:「来週末なら売主様のご都合はいかがでしょうか?」
先方:「契約予定になりました」
私:「??? 私2週間も前からずっと内覧をお願いしています。で、この間ずっと売主様のご都合が悪くて案内できないとおっしゃってましたよね?」
先方:「あ、あのう、もっと前から内覧されたお客様がお決めになって…」

 

ひどく動揺しながら話していることがうかがえましたが、なんともひどい囲い込みです。囲い込みの常套手段として、「他のお客様と商談中です」とか「図面作成中です」とかもっともらしいウソを並べるものですが、「先方の都合が悪い」といかにも含みを持たせた「でまかせ」には本当に辟易してしまいます。

 

しかも、これがみなさんがご存じの大手不動産会社で、法定上限のギリギリまで仲介手数料を当然のように請求しているわけですから、不条理そのもの。こちらは何度も案内依頼を申し出ているわけですから、もっと早く教えてほしかった。ただそれだけの話です。

 

でも、こういうことって不動産業界では別に珍しいことではないのです。仲介会社のエージェントは、こんな「戦いの世界」で生きています。

 

 

成田育子(REDSエージェント、メール:i.narita@red-sys.jp)
東京都出身。所有資格は宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、損害保険一般資格、第一種外務員資格。担当エリアは首都圏一円。得意分野はマンション、戸建て、土地の仲介。
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