REDSエージェント、宅建士の坂爪です。今回は、家族構成と不動産に関する考察です。

 

3世代の幸せなファミリー

(写真はイメージです)

 

先日、都内在住の会社員の方に、千葉県内で新居をご購入していただきました。千葉で買われた理由は、お子様家族が千葉県内にお住まいで、お孫さんの下校後のお世話などをすることを考えて、お子様家族の近くに転居することにしたということです。

 

また、7月に新築物件をご購入頂いた20代のご夫婦は、将来は両方の親の面倒がみやすいようにと、それぞれの実家にアクセスがよい場所にバリアフリーの物件を選ばれました。

 

このように、一緒に住まないまでも、それぞれのプライベートを確保しながら近くに住みたいというご希望をよくうかがいます。

 

お子様家族の家の近くに住まわれるので二世帯同居というわけではありませんが、ちょっと前の言葉でいうと「スープの冷めない距離」ですね。子育て世代が一人で頑張らなくてもよくサポートしてもらえる安心感を得る一方で、親孝行もできて、みんなが幸せになれるというスタイルが今、とても人気なようです。

 

また、先日お話をうかがった売主様は、お子様とお孫さんが都内にお住まいで、お孫さんの顔見たさに地方から都内の、お子様お家の近くに、小ぶりなマンションをご購入されたそうですが、それでは飽き足らないということで、本格的に同居することになり、マンションを売却したいとのことでした。

 

一時期は「核家族」なんて言葉がよく聞かれ、昨今は、ご夫婦とお子様というのが当たり前の家族構成だと思い込んでいました。近頃は「両親含めて三世代同居」が復活しつつある印象です。

 

親世代との濃厚な人間関係を嫌ったり、経済的に独立できたりしたことから、あえて一緒に住むことはないとの考えにより核家族が進行していったのだと思います。翻って、この傾向はどこから来ているのでしょうか。

 

やはり、若年世代の所得の減少で経済的に親世代に依存しなければならないという現実や、女性の社会進出の増加に伴い保育所が不足し、親の手を借りなければならなくなったことなどが原因かな、と想像します。

 

親世代に依存せざるを得ない人が多くなったことがいいことなのかどうかはさておき、何はともあれ家族が一緒に過ごすのはいいことではありませんか。不動産市場も社会の変化に伴って変わっていきます。今後は働く世代の近くに人口が集中したり、二世帯、三世帯同居住宅が増えていったりするのではないでしょうか。そう実感しています。

 

 

坂爪潤(REDSエージェント、080-7959-2283、j.sakazume@red-sys.jp)
長野県出身。宅地建物取引士。首都圏一円、戸建て、マンション、注文住宅、投資・事業用物件まで幅広く対応。相続や登記に関する知識は豊富。
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