不動産のリアルREALITY OF REAL ESTATE

  • 公開日:2022年8月1日

不動産の営業マンがしつこく強引な理由【REDSエージェントの不動産コラム】

REDSエージェント、宅建士、宅建マイスターの井原です。

 

不動産の営業マンといえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか。先のNHKドラマ『正直不動産』に登場するのはみなスマートで美女とイケメンばかりでしたが、主人公の永瀬財地(演:山下智久)が勤務する登坂不動産のライバル社、ミネルヴァ不動産の営業マンを見ていると、どうも「しつこいというか強引だなあ」という感じを受けた方が大半だと思います。

 

では、なぜ不動産の営業マンはしつこく、強引なのかを考えてみたいと思います

 

話し合いをするビジネスマン

(写真はイメージです)

 

不動産の営業マンがしつこく強引なことが多いのには、大きく2つの理由があります。

 

(1)ノルマが厳しい
(2)高い報酬がほしい

 

原因はおおむねこの2点に集約されます。

 

しかし、そうはいってもこれらの理由は、お客様にとってはまったく関係ないことですね。REDSエージェントとして同じ不動産営業の仕事をしている私がいうのもなんですが、しつこく強引な営業マンは、取引全般の手続きにおいても、お客様を軽視し、身勝手であることが多い可能性があります。可能ならば付き合わないようにしたほうがいいでしょう。

 

そういわれても、どうやって見分けたらいいのか、事前に見分ける手段などあるわけないだろう、と思われるでしょうから、今回は簡単な見分け方をお教えします。ただし、あくまで個人の経験則に基づく感想ですので、ご了承のうえ、ご覧ください。

 

まず、ノルマの厳しい不動産会社かどうかの見分け方ですが、「高コスト体質であるか」で判断できます。たとえば、以下に列挙するようなところが見られる不動産会社は、高コスト体質の可能性が高いといえます。

 

・オープンルーム、オープンハウスなど、現地販売で一日中、現場に張り付いている
・豪勢な路面店の店舗
・過剰な宣伝広告
・住宅ポータルサイトなどで、自宅送迎やプレゼントをアピール

 

こうした不動産会社は、どうしても固定費が高くなり、コストを回収するために、しつこく、強引な営業が見受けられます。

 

次に、高い報酬がほしい営業マンの見分け方ですが、これは、個人によるところが大きいので一概にいえません。

 

ただ、いわゆるフルコミッションで働く営業マンにそうした傾向が大きくなります。フルコミッションとは「完全出来高制」や「完全歩合制」で働くことです。仕事にかけた日数や時間ではなく、仕事の成果にのみが評価の対象で、それに見合った報酬を得られるという働き方です。

 

不動産業界にはこうした働き方をする営業マンが多め。仕事の結果だけに評価がフォーカスされるので、大きな成果が出せれば、月に100万円以上を稼ぐことも決して不可能ではありません。ただ、結果が出ないと報酬はゼロ。ハイリスクハイリターンの働き方だといえます。

 

フルコミ営業マンを見極めるには、このようなポイントがあります。

 

・ご案内の車が自家用車
・名刺が手書き(滅多にありませんが)

 

また、フルコミ営業マンは専任の取引士になれません。「専任の取引士に登録されていますか?」と聞いてみてもいいいかもしれません。

 

いずれにしても、しつこい営業マンや強引な営業マンは、取引全般においても、お客様軽視で身勝手な傾向にありますので、付き合わないようにすることが賢明です。

 

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井原 直樹(宅建士・リフォームスタイリスト)

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REDSエージェントの津司 徳義(つし のりよし)が、

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