不動産のリアルREALITY OF REAL ESTATE

  • 最終更新日:2025年10月23日
  • 公開日:2016年10月4日

不動産会社に支払う仲介手数料っていくらなの?

家を売りたい、買いたいと思う方は、不動産会社に相談するのが一般的でしょう。そこで気になるのが手数料です。「相談するだけでも手数料がかかるの?」「いったいどのくらい手数料が取られるの?」などの不安を感じる方も多いのではないでしょうか。  

⇒仲介手数料の仕組みや基礎知識についてはこちら

 

そこで、今回は不動産を売買した際に不動産会社に支払う仲介手数料について、簡単にご説明いたしましょう。  

 

(写真はイメージです)  

 

仲介手数料は成功報酬です!

 

宅地建物の取引を継続して事業として行う不動産会社は、宅地建物取引業法(宅建業法)という法律に基づいた免許の取得が必要で、宅地建物取引業者(宅建業者)ともいわれます。取引の当事者の利益を保護するために、様々な規定を遵守することが義務付けられています。 宅建業法第34条2項では、不動産の売買・交換・貸借に関する注文を受けた場合、遅滞なく、  

 

(1) 自己が契約の当事者となって売買・交換を成立させる 

(2) 代理人として売買・交換・賃借を成立させる

(3) 媒介して売買・交換・賃貸を成立させる

 

といった取引態様を明示する義務を規定しています。

 

「媒介」とは「売主(貸主)」と「買主(借主)」との間に立って契約成立に向けて尽力することを指します。ここで「代理人として」あるいは「媒介して」取引を「成立させる」ことが、宅建業者の業務として規定されていることが重要です。尽力することだけでは業務を果たしたとはいえません。「取引」が「成立」して初めて、不動産会社は業務を果たしたとされ、報酬を手に入れることができるのです。  

 

報酬額=仲介手数料の規定は上限額を決めるもの

 

宅建業法第46条では、宅建業者の代理・媒介に関して受けることのできる報酬の額、すなわち仲介手数料について規定しています。それによると、報酬は国土交通大臣によって定められ、その額を超えて報酬を受けてはならないとされています。

 

国土交通大臣は報酬の決め方を告示しなくてはいけません。平成26年に消費税が8%に改定されたことに対応するために公示された国土交通省告示第172号「宅地建物取引業者が宅地または建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」が、最新版となります。国土交通省告示は、媒介・代理の取引態様別に、売買と賃貸についての報酬額をそれぞれ定めています。計算方法については、後ほど詳しく説明することにしましょう。

 

ここで着目しておきたいのは「超えてはならない」と定めてある点です。つまり、あくまで報酬額の上限を定めているのであって、一定額を定めている訳ではありません。

 

依頼者の利益のために、宅建業法では第47条2号で不当に高額の報酬を要求する行為を禁止しています。実際にその金額を受け取ることがなくても、要求しただけで宅建業法違反になります。このように報酬額の上限には非常に厳しい法律となっていますが、下限については規定も罰則もありません。不動産会社が合意するのであれば、仲介手数料は無料でも構わないのです。

 

実際に、仲介手数料最大無料をキャッチコピーにする不動産会社も増えてきています。

 

仲介手数料の計算方法(1)…売買

 

国土交通省の告示で定められている仲介手数料の上限額について、その計算方法を説明しましょう。不動産会社に行く機会があれば、店内で一度ぐるりと周りを見渡してみてください。どこか見やすい場所に必ず告示が掲示されています。これは宅建業法第46条4項で、そう決められているからです。ただし、告示は法律用語ばかりで理解しづらいかもしれません。ここでは、シンプルに説明できるように努力してみます。

 

不動産売買の仲介手数料は、売買される不動産の取引価格(税抜き)から計算されます。告示では、取引価額が200万円以下については5.40%、200万円を超えて400万円以下については4.32%、400万円を超える価額については3.24%を、依頼者から受ける報酬の上限としています。報酬は消費税相当額を含んで表示されていますので、税抜き価格を表示すると以下の表の通りとなります。

 

取引価額 報酬額
(税込み) (税抜き)
200万円以下 5.40% 5%
     
200万円を超えて400万円以下 4.32% 4%
     
400万円超 3.2% 3%

 

ここで注意しなければいけないポイントは、例えば400万円超の取引価額の場合に単純に総額の3%が報酬額(税抜き)となるのではないというところです。総額のうち、200万円以下の価額分には5%、200万円から400万円の200万円分は4%、400万円を超えた分については3%の報酬額となります。200万円を超えて400万円以下の取引価額の場合は、総額のうち200万円以下の価額分には5%、200万円を超えた分について4%が報酬額となります。

 

報酬額の上限は、依頼者一方に対して定められているので、売買双方ともに依頼者の場合は、不動産会社は、双方から仲介手数料をもらうことができます。これを俗に「両手仲介」といいます。不動産会社にとっては魅力的な取引形態ですが、このような取引のみを不動産会社が追い求めると、物件の情報を同業者にも広めず、自社の顧客や情報網にだけ頼った販売に偏るため、早くて公平な取引が実現しない、という弊害も起こりえます。  

 

不動産会社に支払う仲介手数料っていくらなの?02  

 

簡易計算式とは?

 

「200万円を超えるとか、以下とか、掛けたり引いたり、ちっとも簡単じゃないよ」とお怒りの方もいるのではないでしょうか? 安心してください! 簡単な方法があります。400万円超の取引価額の場合に使える「簡易計算式」をご紹介しましょう。

 

上図の式をよくご覧ください。400万円超の取引額の報酬額の計算式を記載しています。これをできるだけ、簡単な式に変えてみましょう。

 

報酬額=200万円×5%+200万円×4%+(総額-400万円)×3%

=200万円×(3%+2%)+200万円×(3%+1%)+総額×3%-400万円×3%

=200万円×3%+200万円×2%+200万円×3%+200万円×1%+総額×3%-400万円×3%

=200万円×3%+4万円+200万円×3%+2万円+総額×3%-400万円×3%

=400万円×3%+6万円+総額×3%-400万円×3%

=総額×3%+6万円  

 

ずいぶんスッキリしたと思いませんか? 税抜きの報酬額は、取引額の総額×3%+6万円で、上限額を算出できるのです。  

 

仲介手数料の計算方法(2)…賃貸

 

賃貸の場合の仲介手数料も、国土交通省の告示によって上限額が決められています。極めてシンプルに賃貸料の1カ月分を税抜き報酬額の上限としています。共益費や敷金などは対象に含みません。ただし、賃貸の場合は、借主・貸主からそれぞれ受け取る仲介手数料は、双方の承諾が得られない限り半月分の賃貸料を超えてはならないとされています。従来は借主が仲介手数料を負担する、という賃貸契約になっていて貸主は仲介手数料を負担しないことが多かったのですが、最近は借主の負担を少なくする不動産会社も増えています。 

 

悪質な不動産会社には注意しましょう

 

最後になりますが、本文で何度も申し上げた通り、仲介手数料の規定はあくまで上限を規定するものです。あたかも法律で一定額が決められたものであるかのように説明したり、仲介手数料以外に営業経費を請求したりする業者もいますので、注意しましょう。

 

 

早坂龍太(宅地建物取引士) 龍翔プランニング 代表取締役。1964年生まれ。1987年北海道大学法学部卒業。石油元売り会社勤務を経て、2015年から北海道で不動産の賃貸管理、売買・賃貸仲介、プランニング・コンサルティングを行う。

監修 :不動産流通システム

 

この記事に関連する「仲介手数料無料の相場の考え方」もぜひご覧ください。

 

 

REDSではすべてのお客様に、
Googleクチコミの投稿を
お願いしています。

※2026年07月19日現在 本社・首都圏営業所の数値

※2026年07月19日現在 本社・首都圏営業所の数値

  • 平均評価
    5.0
  • 投稿数
    258

    1 か月前

    柳澤さんと出会えて、私は幸せ者でした。中古マンションを購入するにあたり、仲介手数料が半額?全額無料?、正直、どんなカラクリ?他の項目で請求される?なんて思ったのは事実ですが、柳澤さんと電話でご相談した数時間後には、新宿本社で面談。すべての不安を、払拭して頂いたのが柳澤さん。柳澤さんだっからこそ、話を前進させようと思いました。
    柳澤さんは、仕事を楽しまれています、だから、安心して任せられる。とにかく、レスポンスは早い、的確で分かりやすい。
    余計経費は使わない、手数料は片方から貰う、それによって半額や全額無料、素晴らしい経営方針だと思います、間違いなく大成長されると思います。
    柳澤さんとREDSさんとのご縁に感謝、本当にお世話になりました。また、何かの際にはご相談させて貰います、そして、周りの仲間に強く紹介しておきます。

    3 週間前

    中古マンションの売却でお世話になりました。
    担当の志水様は、ベテランならではの豊富な知識で市場動向や適正価格を丁寧に解説してくださり、終始納得感を持って進めることができました。
    何より素晴らしいと感じたのは、情報の囲い込み等を一切行わないという徹底した透明性です。この誠実な姿勢と親身な対応に、人間としても深い信頼を置くことができました。
    結果として非常に満足のいく売却ができ、今後も購入の機会があればぜひ志水様にお願いしたいと考えています。知人にも自信を持って紹介できる不動産会社様です。

    3 か月前

    REDSは、自分でSUUMOなどを使って物件検索ができる人にはおすすめだと感じました。
    他の不動産会社にも行きましたが、こちらの希望に寄り添うというより、不動産会社側が売りたい物件を勧められているように感じることもありました。

    その点、REDSは自分で見つけた物件を軸に進めやすいのがよかったです。
    一方で、自分が望む物件像がまだ明確でない人や、うまく検索できない人にとっては、REDSだけで良い物件に出会うのは少し難しいかもしれません。

    ただ、そういう場合でも、結局は良い不動産会社や担当者に出会えないと希望の物件にはたどり着きにくいと思います。
    安い買い物ではないので、まずは自分でもいろいろな物件を見て勉強し、ある程度判断できる状態になってから動くのが大切だと感じました。

    担当の山崎一さん対応がスムーズで、とても安心感がありました。こちらが気になることや質問にも毎回正確に答えていただけただけでなく、自分では気づいていなかった点まで補足して教えてくださり、終始安心してお任せできました。

    4 か月前

    新しい自宅の購入でお世話になりました。仲介手数料が無料だったのが素晴らしいです。担当の方(中石さん)の知識も豊富で、返事も迅速、物件購入に際してゴリ押しもなく、気になる物件についてフラットなご意見をいただけたのが性に合っていました。おすすめです。

    3 か月前

    木村さんに中古マンション購入のサポートをしていただきました。
    内見から住宅ローンの選定、契約まで幅広くご対応いただき、大変助かりました。

    特にメールのレスポンスが非常に早く、常に安心してやり取りができた点が印象的です。

    また、引き渡し後にもいくつかご相談させていただきましたが、引き渡しが終わった後も変わらず丁寧にご対応いただき、信頼できる方だと感じました。

    今後、もし購入や売却の機会があれば、ぜひまた木村さんにお願いしたいと思いますし、他の方にも自信を持っておすすめできる方です。