REDSエージェント、宅建士の成田です。ここのところ、大手M社の営業マンに何度も囲い込みにあっています。

 

私ども仲介業者がふだんどんな気持ちで他社と折衝をしているか、少しでも伝わればなぁと最近のやりとりをつづってみます。

 

ビジネスマン 戸建住宅模型

(写真はイメージです)

 

とある空家物件でM社に問い合わせをしたところ、「担当者が立ち会いで案内します」ということだったので、「この週末に案内は可能でしょうか?」と尋ねました。

 

「この物件は私が立ち会いしないといけなくて、今週末は私が忙しくて無理なんですよ」と担当者。

 

「平日や来週末でご案内させていただけませんか?」と私。

 

「平日はお受けしていなくて、来週末も私忙しいんですよ」と担当者。要するに永遠に無理ということです。

 

これは明らかに囲い込みであり、この物件をREDSを含めて他社がお客様に案内することは不可能だと判断しました。囲い込みについてはこちらの動画こちらの記事をご参照ください。

 

お客様はこの物件をどうしても早く見たいということで、私は上記の事情をお客様にお話しました。さらに、こうお伝えしました。

 

「私の方では仲介に入れません。たぶんほかの会社でも無理です。仲介手数料もREDSと違って法定上限額から割引を受けられることはないでしょう。なので、残念ですが、直接M社に連絡をしてみてください、すぐに案内してくれると思います」と。これが不動産業界の現実であり、私ひとりの力ではなかなか変えられない現実です。

 

M社に出向いたお客様は案の定、その日に案内してくれたそうです。でも「住宅ローンの話や物件の詳細を聞いてもあやふやで不安なので、やはり成田さんにお願いしたい」と連絡をいただきました。うれしさのあまり涙が出る思いでしたが、この物件に関してはREDSではご案内できませんでした。

 

お客様も業界のとんでもない裏事情に驚き、M社の担当者の対応にも納得いかなかったようですが、理想に近い物件だったとのことで、しぶしぶ購入手続きを進めていくようです。

 

他社が案内依頼をすると理由を付けて、物件を案内させてくれない。本来ならあってはならないことが、残念ながら日常茶飯事なこの業界です。M会社には2週連続で同じことをされました。

 

もう一件では、「売主さんの体調が悪いので、しばらく案内できません」と言われ1週間後に連絡してみると悪びれることなく「もう決まった」と。たまらず「売主様が体調悪くて案内を止めていたのではないでしょうか?」と言うとガチャ切りされてしまいました。

 

本当に気が滅入ります。早くこのような会社や慣習がなくなることを願うばかりです。

 

 

成田育子(REDSエージェント、メール:i.narita@red-sys.jp)
東京都出身。所有資格は宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、損害保険一般資格、第一種外務員資格。担当エリアは首都圏一円。得意分野はマンション、戸建て、土地の仲介。
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