REDSエージェント、宅建士の坂爪です。さて、相変わらずコロナは収まる気配を見せない中、みなさまの中には年内に家を買って、引っ越しを済ませてしまいたいという方もいらっしゃるでしょう。そうした方に向けて、「年末に向けての不動産市場短期予想」について解説します。

 

価格上昇

(写真はイメージです)

 

結論から言って、明らかに「売り手市場」となります。売り手市場ということは、価格は上昇するということです。

 

なぜそうなるのでしょうか。当社の6~7月は過去の同月比でも例を見ない取扱高でしたし、8月は夏季休業があったり不動産会社間の物件情報サイト(レインズ)がメンテナンスで一時休止したりするため毎年静かなのですが、今年は、各社とも夏季休業明けから「契約の嵐」です。

 

せっかく物件のお問い合わせを頂いても「契約予定でご紹介できません」とお伝えせざるを得ないことが散見されています。これは完全に「コロナが不動産の需要を変えた」以外の何物でもないでしょう。

 

みなさま、連日の報道に接していてうっすら感じているとは思いますが、今後は「コロナありき」の生活に突入していくでしょう。

 

8月28日には2021年前半までに国民全員分のワクチン確保が発表されました。ただ、いくらそうなったとはいっても「コロナ前」の生活に完全に戻ることはない気がします。素人目に見ても、インフルエンザや風邪に比べて感染力が強く、国民の身構え方も相当なものになってしまっています。

 

コロナがもたらした最大の生活の変化は「テレワークの導入」と「外出自粛」でしょう。この2つによって自宅にいる時間が大幅に増えました。自宅は仕事の疲れを癒やすだけの場所ではなく、仕事をする場所にもなったのです。

 

そして、自宅に求める条件も変わってきました。

 

・通勤時間は長くなるが、テレワークで通勤回数が減ったので会社から離れてもOK
・自宅に仕事専用のスペースがほしい
・外出しなくても子供たちが遊べるスペースがほしい
・公共交通機関の利用を控えるため、駐車場付きの物件がほしい

 

理由はさまざまですが、郊外の物件や広めの物件へのシフトは現場でも感じています。

 

しかし不動産の売却を考えている人にとっては「不特定多数が物件を内覧に来るのは不安」ということから売却物件は減少しています。すまわち、需要が増えているのに供給が減っているということです。当然、価格は上昇していくことになります。

 

動かれるなら、早いほうがいいことはいうまでもありません。

 

さらに、2021年に住宅ローンを組もうとすると、2020年の源泉徴収票に記載された年収ベースでの審査となりますので、景気の悪化によって年収が減少する方にとってはこれは大きな問題。2020年内の購入なら、2019年の収入実績でのローンの審査が可能です。年収額が高い方が当然、購入できるマンションの幅は広がります。

 

そんな訳で、年内に新居のご購入を検討されている方には、ぜひそうされることをオススメします。9月に動き出すと、余裕を持って年内に入居し、新居で年越しを迎えることが可能になります。

 

 

坂爪潤(REDSエージェント、080-7959-2283、j.sakazume@red-sys.jp)
長野県出身。宅地建物取引士。首都圏一円、戸建て、マンション、注文住宅、投資・事業用物件まで幅広く対応。相続や登記に関する知識は豊富。
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