REDSマンション管理士・宅建士・2級FPの津司徳義(つしのりよし)です。物件探しをしているお客様の中には「未公開物件」という言葉に出くわし、魅力を感じてしまった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。不動産業者の中には「未公開物件あります」などと宣伝文句にしているところもあります。

 

暗闇と鍵

(写真はイメージです)

 

「未公開の物件なので価格交渉はできません」
「未公開なので当社からしか購入できません」
「未公開なので仲介手数料無料業者(REDSなど)は紹介できない物件です」

 

担当営業マンはこんな言葉を並べて自社の利益に有利になるように持っていこうとします。しかし、誤解を恐れずに申し上げると、未公開物件が買主様のメリットになることは何一つありません。決して「掘り出し物」という訳でもありません。

 

中小零細の不動産業者がこうした言葉を弄するのはまだ理解できますが、驚くべきことに日本を代表する大手不動産業者も同様の所業に走っています。不動産業界に所属する私としては非常に残念でなりません。

 

なぜこの情報化の時代に物件情報を伏せるメリットがあるのでしょうか。多くの人に情報を周知させるための情報戦略が企業の成否を決める時代です。それなのに不動産業界の未公開物件は付加価値を持っているのが現実。その本質は何なのでしょうか?

 

「未公開物件」とはズバリ両手仲介をするための物件です。物件を抱え込んで未公開とし、売主様、買主様の両方の仲介手数料を得ようとしていて、買主様の利益も、売主様の利益も度外視されているのです。

 

もちろんREDSには未公開物件はございません。すべての業者に情報を公開しています。売主様にも、買主様にも正直な対応を社是としているREDSは業界においては希少な存在です。残念な現実ともいえますが、地道に正直にやっていくしかないと思っています。

 

 

津司徳義(REDSエージェント、070-1402-4276、n.tsushi@red-sys.jp)
北海道出身。宅地建物取引士。マンション管理士、2級ファイナンシャルブランニング技能士、2019年不動産鑑定士短当式試験合格。目黒・太田・品川・港・渋谷区の戸建て、マンション・戸建て、土地取引に強い。紹介ページはこちら