セレブの代名詞とも言えるタワーマンション。豪華な外観と内装、駅近で完璧なセキュリティのほかカフェ、ジム、コンビニなどもある高度な利便性に魅かれ、一度は住んでみたいと考える人も多いのではないでしょうか。

 
そんな憧れのタワーマンションで暮らす人たちの内情を垣間見ることができるのが、ドラマ「砂の塔」(TBS系列、金曜午後10時放送)です。はたから見ると、優雅な暮らしを送っているセレブも、実はたくさんのルールに縛られているようです。戸建て住宅にしろ、団地にしろ、どこに暮らしてもご近所付き合いはあるものですが、ドラマで描かれるタワマン住人のライフスタイルから、それぞれのコミュニティでの処世術(=世渡り上手になる方法のこと)を学ぶことができそうです。

 

夢のタワーマンション!設備も価格もハイレベル

 

平凡だが家族仲良く暮らしてきた主婦、高野亜紀(菅野美穂)。最新鋭の設備とセキュリティが完備され、子育てに良い環境にすっかり魅了されてしまい、35年の住宅ローンで購入し、引っ越してきました。

 

「砂の塔」に見るタワマン住人の処世術_01

《豪華な吹き抜けで、きらびやかな玄関のタワーマンション。圧巻のエントランスに心を踊らせる一家》

 

ここで、タワーマンションの概要について説明します。

従来のマンションと比べて際立って高い「超高層マンション」を指し、現時点では大阪市の54階建て、209.4メートルのものが国内最高です。首都圏で最高なのは、川崎市の「パークシティ武蔵小杉・ミッドスカイタワー」(59階建て、203.45メートル)です。2026年度には新宿区で65階、235メートルのものが建設予定で、このほかにも、150メートルを超えるものが続々と建設されています。

 

単なる集合住宅ではなく、先述したように完璧なセキュリティと耐震設備が整っているほか、共用部分はホテルのようなきらびやかな内装、カフェや図書館、コンビニ、スポーツジム、音楽室、パーティールームなど利便性のいい設備がこれでもかと完備されているのが最大の特徴です。特筆すべきはその立地。駅近がほとんどなのは当然として、中にはターミナル駅から通路で直結しているものもあります。

 

なので、価格もそれなりです。分譲なら1億円以上というのもザラ。筆者の住んでいた地域にも駅に直結したタワーマンションがあり、最上階はなんと2億円でした。しかし、世の中にセレブはたくさんいらっしゃるのですね。こちらは販売と同時に完売したそうです。ご職業はお医者様が多いとか。賃貸もありますが、高層階だと100万円を超えるものもあります。低中層階のファミリー向けの間取りだと30万円前後がふつうです。なんだかレベルがすごいですね。

 

「砂の塔」に見るタワマン住人の処世術_02

 

窮屈すぎる毎日!「フロア差別」など仰天のルールとは

 

さて、物語に戻りますが「砂の塔」の舞台となっているタワマンは最上階が50階です。そこにはセレブママ達が決めた厳しいルールがありました。

 

普段からおしゃれできらびやかなファッションに余念がないママ達ですので、まず、ゴミ出しであっても正装。さらに最上階に住むママが最強で、階が下がっていくほど見下される「フロア差別」の存在。1回5000円と高額過ぎるのに、参加しないと村八分にされる「地獄のランチ」。子供たちの成長と称して実は母親たちの見栄の展示会である「強制ハロウィン」。このほか、幼稚園のバス待ちは学費の高い順など、プライドや虚栄心にまみれたものばかりで、亜妃はかなり振り回されつつも、子供たちに苦労をかけないように努力します。

 

さて、亜妃が引っ越してきた部屋はいわくつきでした。亜妃はひょんなことから下階に住むママから前の住人が電車に飛び込んで自殺をした、と知らされます。

 

殺人事件や自殺、孤独死などがあった部屋はいわゆる「事故物件」と呼ばれ、価格がかなり安くなっています。気にならない人にとっては、こういった掘り出し物の物件がお得なのかもしれません。

 

こうした物件を仲介するとき、業者は事故情報を買主に告知する義務がありますし、競売になった場合は理由が公開されます。だから知らずに高い買い物をするという失敗はないのでご安心ください。

 

ただ、ドラマの場合は、住人が自殺をしたのが部屋の外ですので、告知義務はないとえ、亜紀が事前に知らなかったのも不思議ではありません。

 

やっとできた友人はミステリアス

 

セレブママ達との付き合いに翻弄され、引っ越しの後片付けもままならない亜紀。憧れのタワマン生活がなんだか重くるしく感じ始めました。家事がおろそかになり、子供と向き合うことも忘れそうになります。

 

地域差はありますが、一般にご近所付き合いってイロイロ難しい面があります。行事には暗黙のルールで参加必須だったり、うわさの浸透が早かったり……。どっぷりはまってしまうと、家庭が崩壊しそうになることもあるし、嫌々やっていると、精神的につぶれてしまうこともあります。

 

このバランスが本当に難しいのですよね。世渡り上手になることが大切ですが、あまりに他人に合わせすぎると大切なものを見失ってしまう。バランスよく家庭を保ちつつ、ママ友との付き合いも上手にこなすことは本当にできるのか、どうすればいいのか。勉強になりそうですね。

 

筆者の住んでいる地域も近くにセレブエリアがあります。知人の話によると、その地域には一か月に20万円もする幼稚園もあるそうです。その知人もセレブに入るような人ですが、飾り気がなく素朴な人で、「ジーパンで送迎できた方がいいや」と考えて普通の幼稚園にお子さんを入れたそうです。

 

そんな話を聞いていると、「楽しく子育てができるか」「自分の生き方に合っているかどうか」が、ご近所付き合いのカギを握っているのかもしれません。ただ、主人公一家の場合はすでに引っ越が済んでますから、難しいですよね……。

 

息苦しい毎日の中、亜紀は住人の佐々木弓子(松嶋菜々子)と知り合うことになります。弓子は美しいけどちょっとミステリアス。でも落ち着きがあり、素敵な大人の女性です。亜紀は弓子のことを心優しく、心を許せる人と感じ、子供を連れて部屋を訪ねる仲になります。本音では話せる友人ができたことに亜紀は小さな望みを持つようになりました。しかし、実はこの友人がとんでもない人物だったことがわかってきます。

 

連続幼児失踪事件にタワマン住人も震撼

 

亜紀のマンション周辺では、連続幼児失踪事件が次々と起こります。子供が忽然と姿を消すことからグリム童話から「ハーメルン事件」と名付けられます。ただこの事件にはある共通点があり、どうやら子供を大切にしない親のすきをねらって誘拐されているようなのです。タワマンの住人たちも不安につつまれます。

 

ここでついに亜紀の友人、弓子の正体が少しずつ明らかになります。なんと弓子はマンションの住人を隠しカメラで監視していたのです。マンションは集合住宅ですから同じ建物にたくさんの世帯が入居しています。亜紀の住むマンションはなんと1000人以上が住むという設定です。同じ建物に住むということは一緒にみんなで暮らすという安堵感の反面、内部に危険人物が一人でもいると、大変なことになります。弓子は隠しカメラを取り付けた世帯のママ達を監視していました。その中には亜紀もいたのです。

 

ちょっとミステリアスな住人だった弓子はやっぱりびっくりな人でした。ハーメルン事件にもかかわりがあるように思わせる部分もありますが、嘘をついたり悪いことが嫌いな様子です。どうやら今のところ悪い人ではなさそうですね。

 

今後の展開はー犯人は誰なのか、事件は解決するのか?

 

色んな要素が複雑に入り混じったサスペンスなのですが、「見ごたえがあったなぁ」というのが正直な気持ちです。亜紀がどうやって窮屈なライフスタイルを変えてゆくのか、ハーメルン事件の犯人は誰なのか、弓子は正体がばれてしまうのか。ハラハラドキドキの第一話でした。

 

いろんな不動産の中でも多くの人の憧れの対象であるタワーマンションを舞台に繰り広げられるドラマ。ストーリーの展開とともに、タワーマンション特有の内情はどのように描かれるのか、不動産業界の関係者としても気になります。

 

(「不動産のリアル」 編集部 ヤマユミ)

 

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