不動産のリアルREALITY OF REAL ESTATE

  • 公開日:2020年1月31日

新築マンション価格は2020年も青天井。中古こそトレンドから主流に

 

2020年1月22日の日経電子版に「新築マンション29年ぶり高値 19年の首都圏5,980万円」という記事が掲載されました。

 

記事によると、首都圏の新築マンションの価格上昇がとどまるところを知らないようです。不動産経済研究所(東京・新宿)の調査では2019年の平均価格は2018年比1.9%上昇の5,980万円で、バブル最盛期以来29年ぶりの高水準となったということです。庶民にとって新築マンションは「高嶺の花」となり、売れ行きも鈍化しています。供給量自体も減っていて、発売戸数は15.9%減の3万1238戸と27年ぶりに3万5000戸を下回り、2020年はそれを上回る見込みはないようです。

 

一方、中古マンションの成約件数は2年ぶりに前年を上回って過去最高の3万8000件となり、マンションは新築よりも中古を求めるトレンドがはっきりしました。このトレンドをどう考えればいいでしょうか。

 

マンション

(写真はイメージです)

 

新築マンション価格高騰の現状とその理由

 

記事によると、2019年に首都圏で新築マンションを買おうとしたらざっくり6,000万円が平均値ということです。いったいなぜこうなったのでしょうか。

 

もちろん、昨今の土地価格と建築資材、人手不足からくる人件費などいろんなコストの高騰が理由としてあることはよく知られていることです。ただ、それ以外に業界の構造からくる要因も大きいようです。

 

不動産事業プロデューサーの牧野知弘氏は以前、不動産のリアル編集部の取材に対し、「価格の高い都心部の土地を買って、ゼネコンに発注したのが1年前。1年前に発注した建築費は今よりも非常に高い」と仕入れから販売までのタイムラグに原因があるという趣旨の説明をしています。

 

さらに本来、モノの価格は需要と供給で決まり、売れないモノの価格は下がるはず。それなのに売れない新築マンション価格が下がらない原因として、牧野氏は2つの理由を挙げています。

 

1つ目が、現在「メジャーセブン」と言われている大手デベロッパー7社(住友不動産・大京・東急不動産・東京建物・野村不動産・三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス)でマーケットを席巻していること。体力がある大手は売れない商品を値下げして損切りするよりも我慢することを選びます。また、大手は「マンションのほかにオフィスビル事業やホテル事業で稼いでいるので、マンションは売れなくても構わないというのが本音」ということでした。

 

2つ目の理由は、金利が以前と比べるとものすごく安いこと。借り入れしても、借入金の返済に苦しむということが平成バブルの崩壊のときに比べると少ないので、なんとか持ちこたえることができてしまうのだそうです。

 

2020年は新築マンションはあまり出ない

 

ただ、デベロッパーがいくら頑張ったところで、消費者はない袖を振ることはできません。記事中、不動産経済研究所は、首都圏の初月契約率が62.6%と好不調の目安の70%を4年連続で下回ったことを挙げ「価格上昇で購入検討者の慎重姿勢が強まっている」と分析しています。

 

こうしたことを受け、デベロッパー側も方針転換を迫られているようです。日経新聞の記事「首都圏20年マンション発売は微増、民間調べ」によると、不動産経済研究所は、2020年の首都圏の新築マンション発売戸数は2019年見込み比2.2%増の3万2000戸になるという予測を発表しました。都区部の駅近や湾岸などの大型物件が発売予定のために微増となるものの、低調傾向は否めません。

 

記事中、新築の低調傾向の背景として「マンション用地に適した土地が少なくなっている」ことや「在庫圧縮に追われて新規供給が抑えられるとの見方もある」などが示されています。

 

中古シフト進む。価格の伸びが小さい戸建てにも着目

 

こうした変化を受けて、今後の住宅マーケットにはどんな変化が見られるのでしょうか。

 

先述の牧野氏は、2019年10月に消費増税が断行されたこととの合わせ技で、「中古マンションへの注目度が上がる」と指摘します。

 

それは、中古マンションの売買は業者でないものどうしが行うことから、消費税がかからないためです。新築マンションを買うと、建物代に占める割合は80%以上です。たとえば7,000万円の新築マンションだったら建物部分の5,600万円に消費税がかかり、消費税として509万円が国に徴収されます。一方、中古だったら消費税はかかりません。そのかわり不動産会社に支払う仲介手数料はかかりますが、上限額は「3%プラス6万円プラス消費税」ですから、約238万円となります。

 

その差額は271万円になりますから「これだったら中古でいいんじゃないか」となるのも当然かもしれません。

 

また、東日本レインズによると、2019年に新築戸建ても成約件数が前年を上回りました。新築マンションは下がったのに、戸建ては新築でも伸びているのです。これは、戸建ては木造であることが多く、鉄筋コンクリートのマンションよりもコストの伸びが小さいため、価格の伸びもマンションと比べて小さいことが影響しているのかもしれません。

 

マンションよりもライフスタイルに自由度が高い戸建てを検討することも、選択肢として存在感が高まっているようです。

 

新築信仰は幻に。トレンドから主流になる日は近い

 

新しいもの好きの日本人ですが、住宅に関しては特にその傾向が強く「新築信仰」と呼ばれてきました。かつて日本の住宅は木造が中心で長くは使えないものが多かったことや、政府も税制や金利で優遇するなどして新築信仰を後押ししてきた面があります。

 

しかし、時代は変わり、耐用年数が22年とされている木造住宅でも100年くらい使えるものもできはじめました。また、新築マンションには実際の建築コスト以外にも宣伝費や人件費など間接費用が上乗せされていることもだんだん知られてきました。

 

牧野氏はかつて、不動産のリアル編集部にこのように答えています。

 

「新築をあえて買うっていう発想は、日本人でもだんだん希薄になっていくのではないでしょうか。今シェアオフィスやシェアハウスなどが流行し、定着してきました。車だってシェアリングが増えていて『ピカピカの新車じゃなければ嫌だ』という人は少数派になってきています。新築マンションを買う効用や満足度っていうのは世の中ではそんなに評価されなくなるでしょう。時代のトレンドでしょうね」

 

2020年を前に、新築マンションと中古マンションでは流通戸数がついに逆転し、日本人の新築信仰もいよいよターニングポイントがやってきたようです。2021年から住宅ローン「フラット35」でリフォーム一体型の条件が緩和されるとの報道もあり、中古を買ってリフォームをするという流れが加速しそうです。今はまだ中古マンションは「トレンド」かもしれませんが、やがて「主流」になる日も近いのではないでしょうか。

 

(不動産のリアル編集部)

 

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※2026年05月24日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    2 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    2 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

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    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

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    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    6 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    5 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    4 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。