不動産のリアルREALITY OF REAL ESTATE

  • 公開日:2019年3月29日

『ガイアの夜明け』無双! レオパレスには宅建士も黙っていられない

2019年3月26日(火)22時より、テレビ東京系で『ガイアの夜明け』が放映されました。この番組では、2018年度は、不正融資や検査不正、違法建築や報酬の虚偽記載など、多くの企業不祥事を独自の取材で追いかけ続けてきました。今回の放映の後半で、この番組が火をつけ、社会問題にまで発展したレオパレスの問題を取り上げました。ただでさえ胡散臭いと言われがちで哀しい思いをすることも多い不動産業界の末端に身を置く筆者もレオパレス問題には憂慮しています。本稿でも、このレオパレス問題についてまとめていくことにしましょう。

 

建築現場

(写真はイメージです)

 

「終了プロジェクト」でオーナーにババをかけたレオパレス問題

 

株式会社レオパレス21は1973年8月設立、1989年2月には東証1部に上場し、1985年に「レオパレス21」事業として、アパート・マンションの建築請負・賃貸管理事業を開始した不動産会社です。

 

「レオパレス21」事業は、賃借人向け、オーナー向けにそれぞれ以下の特徴を持つビジネスモデルであり、飛躍的に成長した原因とされていました。

 

(1)賃借人向け・・・敷金・仲介手数料無料、家具・家電付
(2)オーナー向け・・・シリーズ・商品化された1棟アパート・マンション、家賃30年保証一括借上サブリース制度
 ※サブリース:オーナーは自己資金で土地を用意し建物を建設、その土地・建物をレオパレスが一括して借り上げ、自社物件として入居者を募集し、オーナーに対して空き室があったとしても一定金額の家賃支払いを約束する。要するに、また貸し。

 

しかし、2008~2009年のリーマンショック時期に業績は急激に悪化します。この時期にレオパレスは多くの既存オーナーに対し、30年間の賃料保証の中止と金額の見直しを迫りました。社内では「終了プロジェクト」と呼び、「30年保証を10年にしたい」「払うと約束した金額は払えない」と一方的にオーナーに契約変更を要求するもので「解約を前提として交渉を行う」ことが社内のメールで指示されていたというものです。番組はそのメール文書を入手し、深山英世社長に説明を求めましたが、返事は「ノーコメント」となっていました。

 

サブリース問題はシェアハウス「かぼちゃの馬車」で再燃

 

サブリース契約と聞いて、「かぼちゃの馬車」問題を思い起こした方も多いのではないでしょうか? 「かぼちゃの馬車」とは、株式会社スマートデイズという会社が販売していた女性向けシェアハウスの名称です。こちらはオーナーにシェアハウスを販売し、サブリース契約によって一括で不動産会社が借り上げて運営するというビジネスモデルで、東京を中心に展開していました。しかし、スマートデイズはやがて破産し、ローンを抱えるオーナーも家賃が入らず窮地に立たされている、という問題です。

 

さらにこちらは、ローンの申込先として主にスルガ銀行をスマートデイズが紹介していたのですが、スルガ銀行の融資担当者がオーナー預金残高を虚偽申告したり、実際の売買価格より高く見せかけるなどして、本来の融資金額より多額の融資をするよう誘導したりする、不正融資が行われたことが明らかになっています。

 

アパートやマンションの経営で、最も大きなリスクは、空き室リスクです。空き室があると募集費用がかかりますし、家賃収入も減ってしまいます。サブリース契約によって空き室の有無にかかわらず家賃収入があることは、オーナーにとってはありがたい条件なのは間違いありません。

 

しかし、オーナーも忘れがちなのが、サブリース契約の場合「見直し条項」があることです。「10年間経過時とその後5年ごと」などと期間を定めて、「近隣の家賃動向や物価の動向によって賃料の見直しの申し出ができる」などと契約で定められているのです。

 

また、普通借地借家賃貸借契約であれば、法律で利益を守られるのは借主側(かぼちゃの馬車問題ならスマートデイズ社)。一定の予告期間があれば、借主側からの解約が可能です。つまり、契約はいつ破棄されてもおかしくなく、そうなったらシェアハウスのオーナーは自分で運営しなければならなくなります。

 

これから不動産投資を検討される方は、サブリース契約に「リスクゼロ」はありえないことを覚えておきましょう。

 

違法建築問題が拡大、創業者の指示との疑惑

 

レオパレス問題はサブリースにとどまらず、建物の施工があまりに安普請で、建築基準法違反疑惑に発展していきます。

 

第2弾は、ゴールドネイルシリーズというマンションで天井裏の「界壁」という延焼を防ぎ遮音の機能も持つ防火壁が設置されていない事実をスクープ。放送を受けレオパレスは、建築基準法違反の疑いとその施工管理責任について認め、不良物件の調査・補修工事を実施するという記者会見を実施することとなりました。施工不良の原因は「現場の施工業者の誤解と認識不足による独自の判断」の結果、つまり会社ぐるみではないとしていました。

 

第3弾の放送では、不良物件の調査・補修工事が進んでいない現状、界壁の不備が発覚した物件もレオパレスの社内判定では「問題なし」と覆ったこと、オーナーと行政の再調査の結果やはり不備が確認されたことなど、レオパレスの対応のずさんさが指摘されました。この放送の2日後にレオパレスは再び記者会見を実施し、33都府県1324棟で施工不良が見つかり1万4443人に転居を求めることを発表しています。

 

第4弾の放送では、2019年3月の外部調査委員会による中間報告で、創業者で1973~2006年まで社長であった深山祐助氏の指示で意図して組織的に違法建築が行われたと指摘されたことを伝えています。また、「図面にそもそも界壁がなかった。だから施工業者としては当然つくらない。図面にあれば、施工業者の方で手を抜くことはない」という施工業者の証言も放映されました。

 

また、「ハイブリットシリーズ」という今回の調査対象ではないマンションの界壁の不備も新たに見つかったことが伝えられました。レオパレスは「国交省の認定商品で界壁は必要ない」とオーナーに説明しました。しかし国交省に確認すると「認定と界壁の要不要は無関係」という正式な返答があり、それをレオパレスに示すと今度は説明した建築士の「情報・認識不足」の一点張りでした。

 

コスト削減至上主義が招く意識の低レベル化

 

この問題については、詳細は、外部調査委員会の報告を待つしかないでしょう。事実に基づかない憶測を述べては風評被害、名誉棄損ということにもなりかねません。

 

しかし、あくまで一般論ということで考えると、やはり利益至上主義、コスト削減至上主義がこうした問題を起こしやすい企業風土を育んでしまったのではないか、という疑念を払うことができません。

 

筆者は以前、製造業の企業に長く勤めていました。そこではやはりコスト削減が大命題で、各場所で知恵を絞ることが要求されていました。製造業の使命は「いいものをより正確により安く」提供することであることはいうまでもありません。しかし、コスト削減ばかりが社員に強く求められると、「そこそこのものをそこそこのレベルでより安く」という低レベルな意識にいとも簡単に置き換わってしまうことがあるのです。

 

意識の低レベル化を阻止するのは、やはり「お客様の満足度を高めることが企業価値である」という企業の明確なポリシーであり、矜持でしょう。それを社員一人ひとりに浸透させるための企業内教育も大事です。こうした努力を惜しまないことが、企業を再生させるために欠かせないと、改めて考えさせられました。

 

 

プロフィール
早坂 龍太(宅地建物取引士)
龍翔プランニング代表取締役。1964年生まれ。1987年北海道大学法学部卒業。石油元売会社勤務を経て、北海道で不動産の賃貸管理、売買・賃貸仲介、プランニング・コンサルティングを行う。

 

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※2026年05月24日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    2 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    2 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

    当初は、仲介手数料が比較的低額であることを知り、「知名度の高い最大手仲介会社と比べれば、サービス内容が多少見劣りするのもやむを得ないだろう」と考えたうえで問い合わせましたが、実際には、これ以上望みようのない素晴らしいサポートを頂きました。

    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

    また、売主側から提示された資料や条件についても、細部まで目を通したうえで注意すべき点を的確にご指摘くださり、大変心強く感じました。最終的には、「堀さんが買って良いと言っている物件であれば問題無い」という考え方に至りました。

    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    6 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    5 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    4 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。