不動産のリアルREALITY OF REAL ESTATE

  • 公開日:2022年1月14日

中古住宅購入時の注意点を宅建士が解説!失敗と成功を分けるポイントとは

サラリーマンの間で「夢のマイホーム」という言葉が出始めたのは、昭和の高度経済成長期だったとされています。「職場まで片道2時間の郊外でもいいから、一戸建てに住みたい」という思いが戦後の日本経済を活性化させていたのは今は昔ですが、住宅を購入することが一生に一度あるかないか、というのは令和の今も同じことかもしれません。

 

昨今は新築に比べて中古住宅の需要が伸びています。新築住宅の価格が上がりすぎて庶民には手が届きにくい存在になってしまったことや、昨今のリフォームやリノベーションの流行、DIYしたいというニーズがあるからです。上手に購入できればお得な中古住宅ですが、安いということで飛びついてしまうと大きな失敗をしてしまう可能性も高いといえます。

 

今回は中古住宅を購入する際の注意点について解説します。

 

不動産購入

(写真はイメージです)

 

注意点1:築年数

 

建物は築年数が古いほど、価値がどんどんなくなっていきます。戸建ては築20年以上たつと、価値がなくなるともいわれています。逆にいえば、古い家はとても安く購入ができるということです。

 

しかし、古い物件はいざ購入しようとしても「住宅ローンが通らない」というケースがよくあります。住宅ローンは土地と建物を担保とするため、担保とする建物に価値がないのなら銀行側もお金を貸せないというわけです。

 

一つの目安として、新耐震基準の適用が始まった昭和56(1981)年6月1日より後に建築確認を取得した建物であるかどうかという点で判断することが有益です。銀行もこの新耐震基準の建物であるかを気にします。

 

注意点2:構造に欠陥

 

リフォームやリノベーションが前提なら確かに古くて安い建物は魅力的です。しかし、特に木造の古い建物を購入する際には注意が必要です。

 

古い木造住宅には雨漏りや建物の傾き、シロアリ、排水管の不具合などの欠陥はつきものです。個人の方から購入する際(一般の仲介)、購入後に発覚した不具合については免責になる特約を結ぶケースがあります。「古い建物を買うのだから、当然劣化していますよ。わかったうえで買ってくださいね。私は責任持ちませんよ。そのかわり安いですよ」ということです。

 

内覧の際、ドアの開きや天井のシミやクロスの浮き、床下のにおい、排水のにおいなど目に見える部分のチェックに注意がいきがちで、それは仕方のないことですが、事前にリフォーム業者の見積もりを取ることをおすすめします。

 

注意点3:接道義務

 

中古戸建てを探していると、周辺の相場と比べて極端に安い物件がたまにあります。そのような物件がお得かというと実はそうでもありません。

 

建築基準法43条で、「建物の敷地は、『建築基準法上の道路(幅員4m以上の道路)』に2メートル以上接していなければならない」というものがあります。これを接道義務と呼び、違反している状態になっていると、今ある建物を取り壊した後に、建物を新築することができません。

 

接道義務が規定されているのは、火災が起きたときに消防車や救急車といった緊急車両が、建物の近くで消火活動や救助活動をスムーズに行えるようにするためです。木造建築の多い日本ならではの法規制ともいえます。

 

・道路に接していない場合
・道路に接していても、その道路が4メートルの幅がない場合
・道路と土地が接している幅が2メートルに満たない場合

 

このうちどれか1つでも該当していると、再建築不可であり、資産価値が低いため周辺の相場と比べて極端に安い価格がついています。「リノベーションをするし再建築も必要ないので問題ない」という考え方もありますが、火災や災害で物件が滅失した場合、その土地には家は建てられないのです。

 

また、将来住まなくなったり、亡くなって相続が発生したりした際に、相続人が不動産を簡単に売却できないのです。このような接道義務を果たしていない物件については、購入時より価値が大きく下回り、処分に困った挙句、二束三文で売却するか、あるいは反対にお金を出してまで引き取ってもらうということが現実に起きています。

 

注意点4:違法建築・増築

 

中古戸建てを購入するときは、増築されていないかも確認しましょう。物件情報に「増築あり」などと記載されていたら要注意です。

 

家を建築・増築するときは役所に必ず建築確認を受けなければなりません。また当初は建築確認どおりに建築・増築しようとしていても、予定より大きくしてしまったら、それは違法建築になります。また、家を新築する際は建築確認を受けた人でも、増築のときは建築確認を怠る人もいます。

 

このような家は違法建築物であり、役所が撤去工事を命じる可能性もあります。このように増築をしていて当初の建築確認と異なる床面積の建物については、銀行のローンが出にくいのが現実です。

 

注意点5:初期費用・税制優遇

 

中古物件を購入する際には初期費用が新築より高くなるケースがあります。

 

新築建物の場合、売主が多くの場合不動産業者であり、不動産仲介業者を間に入れずに直接購入することで不動産の仲介手数料(ほとんどの仲介会社が物件価格の3%プラス6万円としている)を支払う必要がないからです。

 

反対に中古不動産の場合は、不動産業者が所有している物件もあれば、個人で所有されているケースもあり、個人所有の場合には必ず仲介手数料を支払うことになります。不動産業者が直接売主となっている場合は本来、仲介手数料はかからないものですが、間に仲介会社を挟んでいると、支払いを求められることがあります。

 

また、不動産を購入するにあたってさまざまな税金がかかってきます。税金に対する優遇措置があるのですが、築年数が古いほど受けることが難しくなります。登録免許税、不動産取得税、住宅ローン控除などは、原則として木造は築後20年以内、鉄筋コンクリート造などでは25年以内でなければこれらの優遇措置を受けることができません。

 

しかし、条件しだいでこれらの築年数を超えていても優遇措置を受けることができるケースもありますので、不動産会社に相談してください。

 

価値のない中古物件を買ってはいけない

 

以上、今回は中古不動産を購入することについて主な注意点5点について解説しました。

 

程度のいい中古物件は非常にお得感があり、確かに魅力的です。しかし、「安いから」とか「リノベーションやDIYが流行っているから」といって安易に飛びつくのは注意が必要です。

 

不動産にかぎらず流通に乗らないものに価値はないと筆者は考えています。購入する際には、いずれ自分が住まなくなったときに売却したり貸したりできる不動産を購入するべきだと思います。

 

 

坂井田啓介(宅地建物取引士、行政書士)
司法書士事務所に勤務後、行政書士として独立開業。数多くの不動産取引を担当。その後、外資系生命保険会社に勤務。不動産売買契約や重要事項説明のリーガルチェック、不動産を含むトータルの資産形成のコンサルティングを行う。

 

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※2026年05月24日現在 本社・首都圏営業所の数値

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    2 か月前

    不動産の売却と購入を両方お願い致しました。
    ご担当の小室様には依頼当時は先行して購入したりできることなどすら知らない知識レベルですが、丁寧に売り先行、買い先行なども教えて頂き依頼主の状況に応じて臨機応変に対応頂きました。
    結果売却も購入も予想通りに進み非常に満足です。サイトでは仲介手数料無料やなどの魅力が入口で気になる方は多いと思いますが、依頼した後のサポートが丁寧で迅速で非常に頼りになる会社様だと思います。
    知識がない方でも依頼主に寄り添った対応でアドバイス頂けますので、悩まれる方は是非ご相談頂くことをおすすめします。
    私もまたお世話になる機会がありましたらご依頼させて頂きます。
    本当にありがとうございました。

    2 か月前

    ご担当の堀さんに大変お世話になり、このたび無事に住宅を購入することができました。

    当初は、仲介手数料が比較的低額であることを知り、「知名度の高い最大手仲介会社と比べれば、サービス内容が多少見劣りするのもやむを得ないだろう」と考えたうえで問い合わせましたが、実際には、これ以上望みようのない素晴らしいサポートを頂きました。

    内覧については、何度もお時間をいただくのが心苦しく感じておりましたが、堀さんから「納得したうえで購入された方が良いから」と何度も内覧を勧めていただき、その都度丁寧にお付き合い頂きました。疑問点にも一つひとつ真摯にお答えいただき、安心して検討を重ねることができました。

    また、売主側から提示された資料や条件についても、細部まで目を通したうえで注意すべき点を的確にご指摘くださり、大変心強く感じました。最終的には、「堀さんが買って良いと言っている物件であれば問題無い」という考え方に至りました。

    検討していた物件が金融機関の融資を受けにくいことが判明した際には、複数の銀行へお問い合わせいただき、最終的には融資可能な金融機関を見つけてくださり、担当者の方との調整まで行っていただきました。

    加えて、私どもが40年以上前の施工時の情報について関心を持ち問い合わせた際には、施工を担当したゼネコンにまで問い合わせて確認を取って頂き、懸念点を解消してくださいました。

    振り返りますと、どの場面を取っても、堀さんがご担当でなければ、途中で購入を諦めていたのではないかと思います。

    このように書くと、堀さんが検討者が購入するように仕向けるやり手営業マンという風にも読めるかも知れませんが、実際にはこちらが検討を棚上げしていた時期には検討を促されるようなことは全く無く、こちらがサポートを必要とする時だけ必要なサポート頂いたように思います。ですので大変納得感を持って住宅を購入することができました。

    不動産の購入を検討されている方には強くお勧めしたいと思います。また私自身、引き続き不動産の売買を検討することがあれば、ぜひまた堀さんのお世話になれればと考えています。

    6 か月前

    自宅(中古戸建て)の売却でお世話になりました。

    まず何よりも、営業(小室様)の方に、超丁寧&超迅速&超親身なご対応を頂き、★5では足りないです!!

    当方、介護や仕事や新居(二世帯住宅)の建築対応や仮住まいへの引越しで日々バタバタしてしまい、必要な物を紛失してしまったり、諸対応が遅くなってしまったり、、、と、色々ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、都度、豊富な専門知識で臨機応変に気持ちの良いご対応を頂き、本当に心強かったです。感謝しかありません。

    隅々まで行き届いたサービスにも関わらず、仲介手数料は他社様の半額以下という、申し訳なくなるほどありがたい内容でした。

    また、買主様も先方の仲介業者様も素晴らしい方々で、非常に恵まれたお取引ができました。

    こだわりを詰め込んだ思い入れのある注文自宅でしが、まさにそのこだわりを気に入って頂けた買主様に引き合わせて頂き、ご購入頂く事ができ、大変嬉しく思っております。

    また何かありましたら、絶対REDS様にお願いしますし、お友達に不動産取引を検討している人がいたら、全力で勧めようと思います!

    もういくら御礼を言っても足りないです!
    本当に本当にありがとうございました!!

    5 か月前

    担当して頂いた 菅原さん には約1年程お世話になりました。

    不動産のことはもちろん、法律の事などとても知識が豊富な方で色々な事を教わり勉強になりました。些細な質問にも的確でわかりやすくお返事を下さるとても親切な方でした。家探しに疲弊していた時も、とくに営業電話などもなく私達のペースに合わせて頂き本当に助かりました。都内・神奈川県と私達夫婦のわがままにも付き合って頂き、ありがとうございました。

    決済も無事に終わり、念願のマイホームを購入する事ができました。

    とても信頼のできる不動産屋さんです!
    また機会があれば、宜しくお願い致します。

    4 か月前

    中古マンションの購入を検討し始めて約1年、10軒ほどの内見に根気強く同行してくださった担当の山崎さんには、本当にお世話になりました。
    契約を急かされるようなことは一切なく、漠然としていた条件も山崎さんに相談を重ねるうちに、自分たちの中で明確にまとまっていきました。おかげさまで、心から納得して大きな決断ができました。
    巧みな営業トークというよりも、知りたいことに対してメリット・デメリットを隠さず正直に答えてくださる姿勢に、深い信頼を寄せることができました。レスポンスの速さも抜群で、こちらが「ちゃんと休めているかな?」と心配になってしまうほど(笑)。素敵なご縁をいただき、心から感謝しています。