インターネットで不動産会社を検索していると、「不動産の買い取り致します」「どこよりも高く買い取ります!」といった広告を目にすることがあります。 不動産の買い取りとは、どのようなものなのでしょう? そのメリット・デメリットについてご紹介します。

 

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(写真はイメージです。本文の内容とは関係がありません。)
 

不動産買い取り会社とは?

 

ひと口に不動産会社といっても、色々な業態があり会社によっては得意・不得意な分野があります。賃貸住宅の仲介を専門とする会社や、中古住宅や土地の売買の仲介を専門とする会社、商業用テナントや事務所の仲介を専門とする会社、大規模な土地を購入しマンションや分譲宅地を企画・開発するデベロッパーといわれる会社、賃貸住宅やマンションの管理を専門とする会社など様々です。

 

不動産買い取り会社も、そうした不動産会社の一つです。主に中古のマンションや中古戸建てを購入し、リフォームやリノベーションといわれる全改装を行い、付加価値を付けて転売することで収益を上げることを主な事業としています。古家を取り壊し更地化したうえで新しい建物を建てて販売する会社もあります。

 

買い取りのメリット・デメリット

 

不動産を売却する際、買い取り会社に依頼することも選択肢の一つとなります。そのメリットは以下の5点となります。

 

  1. 成約まで短期間
  2. 売却を周囲に知られることがない
  3. リフォーム・清掃などの手間が不要
  4. 瑕疵担保責任がない
  5. 仲介手数料がかからない場合がある

 

物件は不動産会社が直接買い取るため、成約まで時間がかかりません。最長でも1ケ月以内には買い取り手続きを終わらすことのできる会社が多いようです。急にお金が必要になったり、買い替えを計画したりしている売主にとっては、短期間で成約できるのは大きなメリットでしょう。

 

また、広告を出したり、現地販売を実施したり、内覧を何度もしたりすることもないため、近所に売却を検討していることが知られる可能性が低くなります。

 

さらに一般の売却だと、価格を上げるために修繕やリフォームを実施する必要があるかもしれませんが、買い取りの場合は、査定をした現況の価格が提示されますので、その心配はありません。リフォーム工事代も、売主個人が実施するよりもビジネスで何件も実施している買い取り会社の方が安くできます。内覧のたびに、家を掃除したり、整理整頓したりする必要もありません。

 

不動産のプロである不動産会社自身が事業のために購入するので、消費者の保護のために規定されている売主の瑕疵担保責任に問われることもありません。瑕疵担保責任とは、売買の目的の物件に隠れた瑕疵(欠陥)があった場合、売主はその損害を賠償する責任があることをいいますが、買い取りの場合は、買主がプロであるためにその責任が適用されません。

 

さらに、買主と別の不動産会社が介在しなければ仲介手数料もかかりません。不動産会社が当事者(買主)となるため、仲介手数料が発生しないのです。

 

買い取りのデメリット

 

なんだか、いいことずくめのような気もしますね。これだけメリットがあるのに、なぜ、買い取り会社に売却することが一般的ではなく、通常、不動産会社に仲介を依頼することが多いのでしょうか? これは、買い取りには大きなデメリットがあるためです。

 

買い取りのデメリットは、買い取り価格が相場よりも安くなることにあります。通常、市場価格の7~8割で取引されることが多いようです。転売が目的ですから、市場価格より安く購入しなければ利益を出すことが難しくなるので、当然といえば当然です。

 

仲介を依頼した場合は、基本的には市場価格で販売されます。ひょっとしたら買主もすぐに現れるかもしれません。そんなチャンスを棒に振ってまで、最初から買い取りを希望する人はあまりいないというのが現状でしょう。また昨今では、仲介手数料を半額もしくは無料とする不動産会社が現れていることは、買い取り会社にとっては、買い取りのメリットが薄れる要因となっているかもしれません。

 

仲介のデメリット

 

一方で、仲介を依頼した場合のデメリットもご紹介しましょう。基本的には、買い取りのメリットに対して、そうはならないリスクがあることが、デメリットといえるでしょう。「短期間で売れるとは限らない」「周囲に知られる可能性が高い」「清掃やリフォームなどの手間がかかる」「瑕疵担保責任がある」「仲介手数料がかかる」、ということです。

 

しかも、覚えておかなければいけないのは、不動産会社の査定価格は、あくまで「売れるであろう」価格であり、「買い取り保証価格」ではない、ということです。不動産会社によっては媒介(仲介)契約に買い取り保証を入れている場合もありますが、その多くは売り出し価格や査定価格とはなっていません。きちんと確認しておきましょう。

 

事情に合わせて上手な選択を

 

不動産を売却する場合に、買い取りを利用することは一つの選択肢です。売却の目的や事情によっては価格よりも、期限を重視するような場合も当然あり得ます。その場合は、市場価格よりも安く売却することは、期限を重視する代償だと割り切って、買い取りを利用するのも一つの選択だといえるでしょう。

 

価格や期限に余裕があるならば、不動産会社とともにじっくりと戦略を練って、市場価格での販売にトライするのが良いでしょう。仲介手数料を安く提示してくれる会社を探してみるのも一考です。

 

ご自身の大事な財産を売却するのですから、目的や事情に合わせて適切な売却方法を選択しましょう。

 

早坂龍太(宅地建物取引士)
龍翔プランニング 代表取締役。1964年生まれ。1987年北海道大学法学部卒業。石油元売り会社勤務を経て、2015年から北海道で不動産の賃貸管理、売買・賃貸仲介、プランニング・コンサルティングを行う。
監修 :不動産流通システム 高坂拓路

 

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