REDSエージェント、宅建士の水谷です。不動産の広告に「頭金0円で購入できます!」と目にすることがあります。これをみてよく「住宅ローンを全額借りられるから、手持ち資金はなくてもいいんだ」と勘違いされるお客様がいらっしゃいます。たしかに非常に誤解を招きやすい表現なので、解説します。

 

住宅ローンイメージ

(写真はイメージです)

 

まず頭金とは、住宅価格(代金)から住宅ローン借入額を引いた部分の金額をいいます。4,000万円の住宅を住宅ローン3,500万円借りて買う場合、頭金は500万円となります。逆に言えば、購入しようとしている住宅やローン利用者の属性では住宅ローンは3,500万円までしか融資できないとき、現金でまとめて用意する500万円のことを指すわけです。

 

必要な頭金の額は金融機関の基準によって違ってきます。なかには、諸条件を満たせば頭金は1割未満になることもあれば、ゼロでもいい(フルローン)ケースもあります。このため「頭金0円でも購入できます」という表現は間違いではありません。しかし、先述したように「金融機関が提示する諸条件を満たせば」という仮定の話に過ぎません。

 

さらに、頭金は0円で大丈夫だったとしても、不動産の購入には必要な現金として「手付金」があります。手付金とは、売買契約時に一部先払いで支払う代金のことで、売買契約の成立を示すために必要なお金です。

 

住宅ローンを利用する場合、契約から決済まで一般に1カ月前後の期間がかかります。また、新築マンションの場合は未完成だったり、中古の場合は売主が居住中だったりすることがあり、決済まで数カ月かかることもあります。このため、売買契約時に購入代金を一部先払いすることで、取引が終了するまでの証拠金となり、お互いに簡単にキャンセルできないようにする意味を持つことにもなります。

 

手付金の相場は一般的には、売買代金の5%~10%程度とされています。法律では、不動産会社が売主である場合は、売買代金の20%以内にしなければならないと定められています。取引終了までに契約を解除するとき、それが買主の都合なら手付金を放棄することになり、売主の都合なら預かった手付金の2倍の金額を支払うことになります。

 

支払った手付金は物件購入価格の一部に充当しますので、購入価格の100%を住宅ローン利用の場合、手付金として先払いしたお金は返還されます。ただ、繰り返しになりますが、頭金0円=現金0円ではないことにご注意ください。

 

住宅購入の際には、頭金や手付金のほかにもさまざまな費用がかかります。目安として物件価格の7%とされていて、諸費用ローンという商品もありますが、これは住宅ローンよりも金利が高いため、現金で用意したほうがよいでしょう。

 

また、諸費用の多くを占めるものが不動産会社に支払う仲介手数料です。ほとんどの会社で「物件価格の3%+6万円+消費税」ですが、REDSだと仲介手数料はすべて割引から最大無料ですので。大幅に軽減できます。

 

 

水谷岳洋(REDSエージェント、080-7564-4400、t.mizutani@red-sys.jp)
東京都出身。所有資格は宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士など。城東・城北エリアの戸建てやリノベーションマンションを得意とする。
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