REDSエージェント、宅建士の酒井です。

 

マイホームをご売却しようとするとき、大きく分けて2つの方法があります。「一般のお客様への売却(通常売却)」と「不動産会社への売却(業者買取)」です。どちらを選ぶといいかは、お客様の意向によって変わります。すなわち、「時間がかかっても相場価格で売りたい」か、「多少は安くなってもいいからすぐに現金化したい」かということになります。

 

不動産

(写真はイメージです)

 

それぞれ、説明しましょう。まず「通常売却」ですが、これは不動産会社に媒介依頼をして、SUUMOやat homeなどの住宅情報サイトに売却情報を公開し、買主を探すものです。多くの人がイメージされている売却方法はこちらではないでしょうか。

 

次に、「業者買取」です。これは買い取りを手がけている不動産会社の中から最も条件がよい会社へ売却をするというものです。

 

それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。

 

●通常売却

 

【メリット】
・相場価格で売れる。うまくいけば相場より高く売れる可能性も

 

【デメリット】
・売れるのがいつになるのかわからない。半年以上かかることも
・売れるまでは継続して内見への対応が必要
・売却後に瑕疵が見つかった場合に保証が必要になることも

 

●不動産買取

 

【メリット】
・すぐに現金化できる
・内見の対応が一度で済む
・物件の保証が不要

 

【デメリット】
・相場より安い価格となる

 

少しでも高く売却したいとお考えになるのが普通なので、ほとんどの人が通常売却です。ここからは「業者買取」について詳しく述べていきます。

 

業者買い取りが向いているのは早く売って現金化したいという人のほか、「売却活動を近所に知られたくない」という人や、「土地や建物の規模が大きすぎて、一般人に手が出せない」というような物件をお持ちの場合です。

 

では、最も気になる業者買取の価格です。単純化した物件情報と数字を用いて説明します。

 

中古マンション、3LDK、築25年で通常売却の査定価格が2,500万円とします。

 

買取業者は買い取った物件をリフォームして再販売し、利益を出します。業者が「この物件は室内や設備の状態が悪いため2,500万円だが、リフォームすれば3,000万円で売れる」と判断したとします。

 

その場合は次のような試算となります。

 

(1)リフォーム後の売却想定価格:3,000万円
(2)リフォーム費用:500万円
(3)仕入れ・売却に関する費用(仲介手数料、税金、広告費など):200万円
(4)確保したい利益:300万円(売却価格の10%)

 

ここから仕入れ価格を2,000万円と算出するのです。

 

通常売却の場合は2,500万円の査定ですので、2,000万円はちょうど80%の価格です。この例はわかりやすい数字を用いたものですが、私の今までの経験からも、通常売却のおおよそ70~80%が目安だと思います。

 

おおよその目安を把握することで、売却活動に対する理解がより深まるのではないでしょうか? 理想のルートをイメージする一助となれば幸いです。特に最近はコロナの影響で住み替えを急ぐという人も多くなりました。売却方法は通常がいいのか買い取りがいいのか、ご相談ください。

 

 

酒井智(REDSエージェント、080-3316-8123)
大阪生まれ、東京育ち。所有資格は宅地建物取引士。担当エリアは東京23区と埼玉、千葉。居住用、投資用ともに広く扱ってきた。不動産歴は17年、仲介、分譲、リフォームと全般を経験している。
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