REDSエージェント、宅建士の大沢です。

 

住まいの購入を検討される際に、マンションと戸建てのどちらにするかお悩みの方も多いことでしょう。都市の好立地の場所に住めるというマンションのメリットは捨てがたく、一方、テレワークのための広い居住空間を求める人たちには戸建てが合っています。

 

リフォームイメージ

(写真はイメージです)

 

先日、戸建てを検討されている方にお話をうかがった際に、「マンションと違って毎月支払う管理費と修繕積立金がないため、戸建ての方がいい」ということでした。

 

マンションの管理費と修繕積立金は合わせてだいたい月に2万~3万円程度はかかりますので、これがなければ大幅に出費を抑えられることは間違いありません。

 

しかし、戸建てでも長く住むためにはマンションと同じように修繕が必要となります。

 

住宅産業協議会によると、戸建てのメンテナンスは大きく分けて下記の7つに分類されます。

 

・構造体
・屋根
・外壁
・バルコニー
・外部建具
・室内
・住宅設備

 

新築から10年くらいたつと、修理が必要なところが出てきます。

 

金額が大きくなるのは屋根のシート防水や瓦の塗装、外壁の塗装などで、10~20年の間に362万~775万円ほどかかります。加えて室内や設備の修繕費用もかかってくるので、その日のために現金を用意しておく必要があります。

 

20年で362万円~775万円を積み立てるとすると、月々の金額はだいたい1万5,000~3万2,300円となります。こうなると、マンションの管理費・修繕積立金とはあまり変わらないことがお分かりいただけるでしょう。

 

また20年を超えてくると、壁紙の張り替え、畳の新調、給湯器の交換も必要になってきます。しかし、マンションと違ってこれらの補修費用のために積み立てている方はほとんどいないと思われます。

 

とくに最初に挙げたお客様もマンションと違って月々の支払いがないことを戸建てのメリットと考えていたため、将来かかってくる修繕費を積み立てておくという発想はなかったのかもしれません。このように戸建てのメンテナンスについてユーザーの意識が低いのは、住宅メーカーや不動産会社といった供給サイドも引き渡した後のケアが不十分だったことが原因かもしれません。

 

ただ、毎月一定額を徴収されるマンションの管理費・修繕積立金と違い、戸建ての修繕費は心がけひとつで減らすことが可能です。戸建ては木造がほとんどですが、木造住宅が傷む最大の原因は「水」です。屋根や外壁をすり抜けて侵入してくる雨水によって、内部が腐食したりシロアリが発生したりします。塗装や外壁の劣化も雨水が原因です。

 

多くの外壁で使われるサイディングボードのつなぎ目に施されているシーリング材を定期的に補修したり、屋根や外壁の塗装を塗り直したりすることで劣化を食い止めることができます。シーリング材の寿命は7年くらいです。費用がかさむので、屋根などの塗装と同時にすることをおすすめします。

 

何ごともそうですが、早め早めの対応がすべてだといえます。

 

 

大沢孝一(REDSエージェント、080-6789-2599、ko.osawa@red-sys.jp)
東京都出身。所有資格は宅地建物取引士、不動産賃貸経営管理士、損害保険募集人。担当エリアで得意エリアは港区・渋谷区・新宿区・目黒区・大田区。居住用も投資用も経験多数。
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