REDSエージェント、宅建士の酒井です。

 

中古マンションを買ってリフォームやリノベーションをすることがすっかり身近になりました。そこで、「あえて」築年数が経過している物件を選ぶお客様が増えてきています。どうせ内装をピカピカにしてしまうのだから、多少は古くてもそのぶん価格が安くなるなら構わないということでしょう。

 

私もその考えに賛同します。あえて「築古」をお探しのみなさまを後押しすべく、私が考えるその魅力を挙げてみましょう。

 

対面式キッチン イメージ

(写真はイメージです)

 

(1)価格がお手頃

 

いちばんの理由はこれですね。

 

マイホームを購入する方は、総額は大きいのですが、住宅ローンの支払い月額だけを見て「これくらいなら頑張ればなんとかなる」と判断が甘くなることが非常に多いです。憧れのマイホームですから、少しでもグレードのよいものを希望される気持ちはよく分かります。

 

しかし、住宅ローンは35年など長期にわたって返済が続いていくものです。その間、何が起こるか分かりません。収入が下がってしまうこともあれば、突発的で大きな支出があるかもしれません。また、マンションの管理費と修繕積立金は将来、増額されると考えておいたほうがよいでしょう。

 

そうなった場合、「ギリギリ返済ができる金額」はもとより、「今の収入なら大丈夫」というラインも避けたほうが賢明でしょう。将来の安心のために、築古物件の「手頃な価格」はやはり魅力的です。

 

(2)立地がいい

 

マイホームの立地条件としてありがちなのが「駅に近いけど騒がしすぎない」でしょうか。

 

日本でマンションの分譲が始まったのは1953年ごろのようです。以来67年にもわたって、好立地の場所を狙って順繰りにマンションを建ててきたということです。利便性が高い場所や閑静な住宅街といった立地のいい場所には、築年数を重ねた味のある築古マンションが存在感を放っているのはこのためです。

 

不動産の価値は大部分が立地です。極論ですが、立地に優れた物件は、将来売却するにしろ賃貸にするにしろ安泰です。少子高齢化と人口減少が進み、不動産投資市場が成熟する今後はますます有利になるでしょう。

 

(3)修繕状況を確認できる

 

マンションは新築時もしくは管理会社選定時に立案された「長期修繕計画」というものがあります。この計画どおりに修繕を行っていけば、突発的な金銭負担を発生させることなく、建物を維持していけるであろう、というものです。ただ、マンションにはいろんな価値観の人がいて、修繕が計画どおりに進められないこともあります。

 

この点、築浅・新築のマンションは未来にきちんと修繕がされていくかどうかが予測しにくいところがあります。建物の修繕履歴が実績として積みあがっているマンションでは、その履歴と現在の修繕積立金総額、現在の積立金の月額などから、そのマンションの補修に対する意識を読むことができます。

 

積立金の月額は安いけど修繕は不足していて、将来の大規模な修繕に不安が残るものもあれば、逆に積立金の月額は高いけど、計画どおりにしっかりとした修繕がなされており、10年後の大規模修繕がしっかり行われそうなマンションもあります。

 

以上の3点をよく考慮に入れて、たしかな築古マンションを手に入れていただき、余剰資金で思うままにリフォームをしていただければと思います。

 

 

酒井智(REDSエージェント、080-3316-8123)
大阪生まれ、東京育ち。所有資格は宅地建物取引士。担当エリアは東京23区と埼玉、千葉。居住用、投資用ともに広く扱ってきた。不動産歴は17年、仲介、分譲、リフォームと全般を経験している。
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